甘酒マルセイユ石けん
加温するようになってから、石けんの質が向上しました。
コールドプロセスの石けんは、長く置くほど熟成されてマイルドになり使いやすい石けんになります。
型に入れて保温するときに温度を加えると鹸化のスピードが上がります。
オイルが石けんになるゴールにできるだけ近づけると、硬くて締まった石けんが型出しのときにできます。
このとき、柔らかい石けんは1か月たっても柔らかいのです。
もちろん、入れたオプションの成分によっては加温しても柔らかいものは柔らかいです。
8か月たったマルセイユ石けんを使ったときの使用感の良さから、ときどきマルセイユベースでオプションの成分を試すときがありますが、この石けんもしかり。
玄米米麹を使った甘酒を材料にしています。
EXVオリーブ油(ボルゲス)72%
パーム油10%、ココナッツ油18%
甘酒
鹸化率95%
<参考記事>
甘酒オレンジ石けん
ボルゲスオリーブ石けんとマルセイユ石けん
エクストラバージンのオリーブ石けん(保温温度の違い)
[使用感]
マルセイユにホエイを入れただけなのに、髪はべったりとしてしっとりを通り越してしまったホエイマルセイユ。
その印象が残っていたので、甘酒もどうかな、とおそるおそる使ってみました。
洗っているときはさっぱりし過ぎているような気がしましたが、髪を乾かすとくるっときれいに内巻きになり、髪がいうことをききます。
文句なく頭から爪先まで使える石けんです。
マルセイユでオプションを比較すると、その相性がわかっておもしろいですね。
マルセイユそのものは結構好きだし、髪にボリュームは出ますが、ほんのちょっとツルスベが足りないような気がするので、いろいろオプションを入れて試しています。