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2008年06月26日

お知らせ

7月12日まで、旅行に行ってきますので、ブログはお休みです。
リフレッシュしたら、やる気が出てくるかしら。

2008年06月23日

精油ってどこのものが一番良いのかな?

精油を選ぶとき、オーガニックで無農薬なら良いと思っていました。
でも、それだけではいけないみたい。
日本では精油は雑貨扱いのため、成分がいい加減なものも出回っている模様。
医療用に使いたければ、成分表示されているのは大前提。
成分表示されていなければ、どんな成分のものなのか、農薬が検出されていないか、蒸留法、蒸留日などわからないことだらけ。

同じ名前の植物でも、成分が異なる場合はケモタイプというけれど、毒性のある成分がどのくらい含まれているのか、その症状に使いたい成分がどれだけ含まれているのか、それを知るには検査した表がついていなければわかりません。

でも、その表がついていれば良いのか?
確かに、アブソリュートのように有機溶剤で抽出したものを売っているメーカーが、他の精油に対して注意しているかは怪しいと私も思っています。
それに、有機で無農薬は大前提なのに、一部の商品だけに有機と表示しているメーカーだと、じゃあ他のものは違うの?ということになります。

どのショップも自分のところで扱っているものが最高というので、消費者としてはその中から慎重に選び出すしかないのですが、とってもむずかしい。

他のところを中傷しているような書き方をされると、それがおそらく真実なのだろうと思いつつも、批判されると、こちらもそのショップを好意的に受け取りにくくなってしまうんですよね。

2008年06月18日

口臭のための薬膳

昨日の薬膳の授業は、口臭のためのメニューでした。
弁証のタイプは、
1. 胃熱(胃に熱があり、口渇があって口の周りに吹き出物が出たりする)
2. 食滞(食べたものが不消化を起こしていて腐臭)
3. 肺熱(肺に熱があって生臭い息)
(虚熱タイプは少ないのであまり考えなくてよいということで、一番多いタイプがこの三つとのこと。)

この中で、胃熱や肺熱に効くメニューとして、芦根または葦茎を煎じてお茶としていただくか、お粥にするというものがありました。
芦根はアシの地下茎、葦茎はアシの地上茎です。
イグサのような香りがします。

煎じただけで飲めるお茶の方が手軽だし、お粥にするのが面倒なのに、中国薬膳ではしばしばお粥が登場します。(お粥にするときは、煎じ汁を入れてお粥を炊けば良い)
漢方薬の基本は湯薬(つまり煎じ薬)なので、それに近いスープやお粥に仕立てられることが多いのですが、さて、お粥にするメリットは?

温かいものをいただいて、発散させ、薬の効能を行き渡らせるということらしいのです。
ですから、お粥は朝一番に、いただくのが良いと。
この芦根のお粥は、弁証が合っていれば5回食べれば効くそうです。
5回食べても効かないようなら、それは弁証が違っていたということ。
いずれにしても、5回までにしてくださいという指示付です。

口臭のための薬膳で他のものとしては、
桂花(キンモクセイの花)茶がありました。
桂花と一緒に、紅茶か緑茶、または烏龍茶を入れ、沸騰したお湯を注いで10分蒸らします。
美味しいのは紅茶ですが、食療という点を考えると、最も口臭に聞くのは緑茶(竜井茶が一番合うと思います)です。
葉緑素やヴィタミンCが入っているので、口臭にはベスト。
でも、ちょっぴり飲みにくいと感じる人もいるかもしれません。
そういうときは、烏龍茶もしくは紅茶に変えて試してみてくださいませ。

桂花を口臭の薬膳に用いるのは、臭いを芳香のあるもので相殺しようということらしいです。
この理論からすると、アロマでトリートメントするのも、あり、ということになりますね。

2008年06月16日

精油のブレンドファクターっていったい何なの?


ブレンドファクターなることばが、アロマの世界には出回っています。
これは、ロバート・ティスランドが考案したものを参考にしているということなのですが、いったい彼のどの文献にそれが載っているのでしょうか?

私は彼の『芳香療法』の本しか持ってはいませんが、ネットで検索していても詳しい情報は得られず。
ブレンドファクターの数字も、サイトによってまちまち。
どうも、公開してはいけない数字のようなのですが。。。。

変に秘密主義だと、きちんとアロマが広まらないと思うのですよ。
どなたか、この言葉が書かれているロバート・ティスランドの本をご存じの方がいたら、教えてくださいませ。

ブレンドファクターが記載されていない精油は、1として考えてくださいなどといったら、1だらけになってしまうのでは?

まあ、この数字を使って精油のブレンドを計算すると、香りとしては非常にまとまった、ゼロに近づくようなそんな香りになるのは不思議といえば不思議ですが。(1が多い場合と、誰が嗅いでも強いと思われる香り(花系が多い)を使った場合を除く)
安全性も考えられているとのことですが、プラナロムのレシピにはその症状に効かせるためのブレンドになっているので、ブレンドファクターの考え方からすればありえない滴数になっています。

医療に用いるには、日常に楽しむだけではなく、さらに突っ込んだ知識が必要ということですね。

2008年06月11日

アロマって散邪ね

私は、学校(黒龍江中医薬大学日本校)の推拿の授業でお世話になった小嶋先生の所(自然治療センター)にときどき施術を受けに行っています。

先週のこと。
施術中は、最近私がセルフケアで凝っているアロマのことをペラペラしゃべっていたのですが、施術の最後の方になり、気を入れる場面のこと。
右膝にいつものように手をかざしていた先生が、突然、
「イタッ!」といって、手をひっこめました。
ええーっ、いったい何が起きたの?

「邪気が出てきた」
「えっ?、私は全然わかりませんでしたが。」
「本人はわからないことが多いんだよね。」
いつも「気」を流すという表現をされるけれど、留まっていた邪が外に出てきたってことらしい。
こんなことってあるんだ、と実際そんな場面に遭遇したのは初めてだったので、狐につままれたような驚きの中。

最後に座った状態で、もう一度気を流すとき、再び、先生が、
「イタッ!」といって手をひっこめました。
「いつも、お腹の辺りにモヤモヤしたものを感じるけど、それが出てきたみたい。」とのこと。
即座に私は、
「散邪...最近プラスしてることってアロマだけだから、その効果ですね。」と言いました。

中医学では、芳香性の中薬の性質は、「辛散」。
発散させて邪気を外に出す効果があると考えられていますが、まさしくそのとおり。
そのことばを地で行く場面に出くわし、目がまるくなってしまいました。

2008年06月09日

漢方精油ってブレンドなのね

漢方精油<br />
漢方精油で検索すると、ベレーパリの漢方精油がヒットします。
生活の木などでも和の精油が出されていますし、漢方薬で使う植物の精油を探せばいろいろあるのですが、このペレーパリのレシピは台湾で作られたものだそうです。

開発者のヤンセンバイオテクノロジーは、企業秘密とかで一般に流している情報以外には何が入っているか、精油のパーセンテージはどれくらいなのかを教えてくれなかったということなので(購入したショップに問い合わせしました)、どういった活用方法があるのか自分で判断できかねます。

方剤の処方は何千年も昔から公開されているのに、現代の情報社会では情報そのものがお金になるし、開発サイドとしては研究費がかかっているのですから、公開できる情報が制限されるのはある程度は致し方ないにしても、精油の割合も教えてくれないなんてどうかしてるとしかいえません。
濃度によっては、どのくらいの期間または使う部分を考えなくてはいけないものもあるというのに。

それでも、いったいどんな精油なのか、興味あると思いませんか。

ただいま、セルフケアにアロマテラピーを活用中なので、いろいろな精油のブレンドやいろいろなシーンに使用しています。
そういうわけで、この漢方精油だけを試しているわけではないのですが、『マグノリア』と呼ばれている辛夷が入った精油が咳にかなり効きました。

アロマペンダントに入れて一日中授業を受けていたけれど、何だか良い感じ。
咳をしている先生に首にかけてもらったら、数分で、あらなぜか咳が止まっているみたい。
アロマペンダントには数滴しかいれない予定だったのに、サラサラしていたのでトポトポいっぱい入ってしまい、コルク栓まで濡れてしまったので、かけている本人にはかなり強く匂っていましたが、隣の席の人にはわからないくらいの匂い。
本人にしかわからないくらいの香りって良いですね、というのがすぐ近くにいた男性の批評でした。

これに気を良くして、マスキュリン(川芎)もペンダントで試しましたが、こちらはあまり香ってきません。
お風呂に入れるとさわやかな香りでしたが、辛夷ほどの効果は感ぜず。

フォルシシア(連翹)はどうかと、こちらもお風呂で試しましたが、あまりよくわかりませんでした。

全体的に、ブレンドのせいか、あっ私この匂い嫌いじゃない、と思えるものばかりなのが意外ですが、他の人が嗅ぐと漢方薬の匂いがすると申します。

2008年06月04日

アロマの燻蒸ランプ(てんとう虫)

ディフューザー<br />
ベレーパリの燻蒸用の精油ってちょっと変わってます。
イソプロピルアルコールで希釈してあって、それを特別のアルコールランプで燻蒸するのです。

このアルコールランプ、ただのアルコールランプではありません。
水晶や龍のランプなどもあって、装飾品として作られているので大変お高い。

ネットで検索していたら、通常の精油をたくのとは全然違うなどと書かれていたので、興味津々で一番安いと思われるランプを購入してみました。
てんとう虫という名前がついていましたが、私のは小さい方のもの。
それでも、かなりの量の精油を入れることができるくらい大きいので、箱を開けたときは大と間違って送られてきたのかと思いました。

『シトロネラ』という精油を一緒に購入したので、早速使ってみました。
確かに一般の精油とは、明らかに違います。
鼻の粘膜に鋭く突き刺さって来るような感じ。
でも、濃いというのとは違う。
アルコールが一緒に入っているせいかなとも思うので他の精油も試してみたいのですが、結構お高いのでさらに買ってはいません。

シトロネラという名前から察すると、柑橘系の香りがするのではと期待していたのに、どちらかというと「変な匂い」なんですもの。
つい、他のものに手が伸びなくなります。

何でも、サーズが流行ったときに隔離されてしまったビルの一室だけ罹患しなかったとか。
その一室では、1日中、ベレーパリの精油を燻蒸していたそうです。

こんなことを聞いちゃうと、つい試してみたくなるでしょ。
でも、よっぽど部屋の空気を殺菌したいと思わない限り、何だったんだ、この高い買い物は、になっちゃうんですよね。