衛益顆粒(玉屏風散)が花粉症に効かないという先生もいる
花粉症の予防に玉屏風散が効くというフレーズはよく聞きますが、そういっているのはたいがい薬局系のサイトだったりします。
体の表面を守っている衛気(えき)が不足している状態にあるので、それを補ってあげて、玉(ぎょく、宝石のことです)でできた屏風でさえぎろうというのが主旨です。
私の場合は、元々アレルギー体質で花粉の季節はいつも不調ですが、毛穴が半開きになっていて体が寒いと感じているのに汗が出て行くということが多々あるのです。
それを中医学では衛表不固(体の表面の守りが固くない)といいますが、花粉症の人がみなこのような状態かというとそんなことはないようです。
夏の冷房の風が吹いて来ると、半開きの毛穴に風寒の邪気がやって来て、他の人たちが涼しい、快適と感じているとき、私は『この風嫌い、吹かないでほしい』と思っているのです。
でも、同じ花粉症の人でも、冷風が平気な人も沢山います。
ですから、衛表不固の人に向く玉屏風散が花粉症に効くという病気の機序が今一つわかりかねていました。
バリアーを張るだけでいいのか?
風邪をひいて治りかけて来ると咳が出てくるという状態で、すでに3週間ぐらいたちます。
それで、千代田漢方クリニックに先週行きました。
その時、処方されたのは「二陳湯」と「五虎湯」で、週末は調子が戻っても会社に行くと咳が出てきます。
再び、クリニックに行き、水曜担当の斉藤先生が処方なさったのは、「麦門冬湯」と西洋薬でした。
先週なかった症状で今あるのは、かすれ声と喉の痛み(これって二陳湯のせいかな)。
潤いを持たせれば花粉が落ちやすくなって、花粉のせいで咳が出ているのではないかというのが先生の見立てです。
その際、家に玉屏風散があるのですがと言ったところ、先生は、
「ダメです。
玉屏風散は黄耆や白朮が入っていて温性だから、目の痒みや鼻が充血しているという風熱の症状には反対のものだから。いろいろな説があるようだけれど、私はダメだと思ってます。」
と、いわれました。
先に予防のためにバリアーを張るというのはどうですか、という問いにも
「ダメです。寒の季節なら良いけど。」とのこと。
鼻みずズルズルだけでなく、目も痒いし、喉も痛い、咳まで出ている私の症状では、玉屏風散は止めておいた方がよさそうですが、鼻みずズルズルだけだったら玉屏風散は効きそうな気もするのですが。

黒龍江中医薬大学の薬局で写した写真です。
黒龍江の薬局で買ってきた紅花油です。
黒竜江中医薬大学の研修旅行で、鍼灸科の教授である程先生の授業のとき、たまたま内容に関連して質問してみました。