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2008年04月28日

小児推拿って動物がいっぱい

鍼の手技にも、亀や竜といった動物の動きから連想される手技がありますが、小児推拿にも猿や竜、鳳凰といった名前のついた手技があります。
それらの複合手技の名前をズラッーと並べると
猿猴摘果、黄蜂入洞、打馬過天河、蒼龍ヒ尾、烏龍ヒ尾、二龍擬珠、鳳凰天翅、双凰天翅。

猿猴摘果は、耳を引っ張る動作が猿が果物を取るような格好になります。
黄蜂入洞は、鼻の穴の中に指を入れて揉むもの。
打馬過天河は、水をつけた指を子供の手首から肘のところまで馬が駆けていくように動かし、息を吹きかける手技。

子供の経絡はまだ大人と違って整ってはいないので、経穴の名前も特殊なものが多く、手技もとっても軽い。
さあ、馬が駆けてくよーとか言いながら手技したら、結構楽しいのではないかと思いますが、小さな子供がいる仲間に言わせると、嫌がっちゃってちっとも練習台になってはくれないのだとか。

2008年04月24日

方剤の覚え方

方剤は、当帰補血湯など二つの薬からなるものもありますが、大活絡丹のように50近い中薬から組成されているものもあります。
いったい、みんなどうやって方剤の組成を覚えてるの?
多分、語呂合わせを作ってるんだろうとは思いますが、それにしてはインターネットの世界に出て来ないですねえ。
語呂合わせが記載されている方剤の本というのがあるようですが、高価なのでそのためだけに買う気がしません。

中国語だと方歌があったり、中国語の音で語呂合わせが作られていますが、なぜ日本語版はないのでしょうか。
ドイツ語の方歌ってあるそうですよ。
それなのになぜ?
日本には先人の知恵ってものがないのかな。

2008年04月16日

『ココカラ』という雑誌に『中衛御苑福膳』の記事

ココカラ<br />
ココカラ2<br />
『ココカラ』という雑誌に北京の研修旅行で行った『中衛御苑福膳』の 記事が載っています。
取材をしたいという申し出があり、私は消耗しているのでお断りしたのですが、岡本先生に取材した記事が掲載されています。

しかし、岡本先生は中衛御苑福膳での写真をお持ちでなかったとかで、写真とそのコメントを私が提供しています。
雑誌上では、岡本先生にお聞きしましたとしか書かれていないので、そのコメントも岡本先生が考えたようにとれますが。
写真もWeb上のでは解像度が低いといわれ、オリジナルを探して多少加工もしたりしたので、結果的に結構時間を取られました。
その結果、医療機関で無料で配布している冊子を送られただけなので、何か腑に落ちない感じ。

雑誌の中身を読みたいと思われた方は、以下のファイルをクリックしてみてくださいね。
pekin.pdf

2008年04月13日

ハイビスカスのロールパン

ハイビスカスのパン<br />
ハイビスカスのパウダー<br />
友人からもらったハイビスカスパウダーを使ってロールパンを作ってみました。
フード何とかに行ったときに購入したというからには食べ物だと思いますし、ハイビスカスのパンを作るといいとのことでしたので試してみたのです。
生地のときから紫イモのような色合いでしたが、できあがりも同じ、焼き上がった外側は茶色で何のパンなのかわかりません。

味は良いのですが、歯に砂のような食感が当たります。
どうもそれは、ハイビスカスの粉のせい。
ハイビスカスって粉にすると砂みたいに残っちゃうの?

これだとお茶にしてもハーヴティー用のフィルターを通さないといけません。
他の使い道は?
石鹸材料にするしかないのかしらん。
ハイビスカスパウダーで検索すると、たいてい石鹸のページにヒットしますから。

いったいどんな配合なの?という方のために一応レシピを入れておきます。

地粉 400g (100%)
砂糖 20g (5%)
塩 4g (1%)
ハイビスカスパウダー 4g (1%)
四葉スキムミルク 20g (5%)
卵 1個 (53g)
六甲の水 160g (卵と合わせて53%)
ホシノ丹沢酵母 32g (8%)
トラピスト発酵バター 60g (15%)

1次発酵:28度で5h、ベンチタイム:28度40分、2次発酵:35度80分、焼成:190度11分

2008年04月10日

ときわ紅まんさく

ときわ紅まんさく<br />
ときわというからには葉が落ちない種だと思えるのですが、家のはなぜか紅葉していくぶんか葉が落ちます。
枯れそうで枯れない。
春になると、いつも満開に花を咲かせてくれます。
そういえば、ベランダのシンボルツリーにしようとして購入したのに、一番端っこで慎ましやかに咲いてます。

2008年04月09日

ホワイトのハンギングバスケット

菊玉のようなフラワーバスケット<br />
白のフラワーバスケット<br />
ハンギングバスケットは空中庭園なんていわれます。
そう言われると、そうとも思えてきます。
10年以上も前になりますが、シシングハーストキャッスルのあの有名なホワイトガーデンを見たときは、やはりそのゴージャスな白に感激したものです。
あそこの庭は、薔薇や白い花の木々や白い草花の織りなす競演が、それはそれは見事でした。
白って、使い方によっては、とっても派手やかな色なんですね。

そこで、それを思い出して、草花だけのちっちゃなちっちゃな空中庭園。
庶民の楽しみとは、ささやかなものです。
それも、苗代をけちって、最初はホームセンターのものを使ったので、質感の異なる花を合わせることができず、遠くから見るとそれはまるで菊の玉のよう。(写真は、接写しているのでそういうふうには見えません)
近くで眺めると、花一つ一つに目が行くので、それほど変でもないけれど、距離が遠くなると菊系の花だらけで菊ボールにしか見えません。

再び、第一園芸に行き(高くても最初から全部ここで揃えていれば良かった)、四つの苗を交換しました。
ダブル咲きのペチュニア、バーベナ、バコパ、ラミウムと。
植物の組み合わせには満足したけれど、オステオスペルマムが充実した苗でなかったので、上の方2か所に穴が開いてしまいました。
日にちがたって植物が立ち上がってくれれば、隠れるとは思いますが、出来立ては不格好です。

それでも、ハンギングバスケットが縦に植物を配置できるというのは省スペースなので、ベランダ園芸には頼もしい味方です。
ちょっとしたフォーカルポイントにもなるし。

2008年04月03日

冷え性対策には山用のウェアが最高!

2月で各種気功法の授業は終わったのですが、練功のための服装に着替えるわけではなかったので、練功中の汗が元で冷えて風邪を引いてしまった人もいました。
他の授業の教科書もあるので、皆荷物を増やしたくない。
けれど、汗冷えは困る。

そんな話をしていたら、登山経験者が、山ウェアが即乾性があって良いと教えてくれました。
綿100%だと吸汗性はバツグンだけれど、吸った汗で皮膚が冷たくなってしまいます。
化繊は、今までは安物というイメージだったのですが、山ウェアをいろいろ試しているうちに考えが180度変わりました。

アンダーウェアにしろアウターにしろ、山ウェアは薄く軽くてかさばらずに、常にドライに保ち、温かいものがとっても多い。
これって、冷え性、特に冷房病には最適!!
いくら自分が寒いからといっても、夏に人から見て暑苦しい格好をするのも嫌だし、冷房病になってからというもの、私には夏の季節はないのも同然。(かえって、冬の方が過ごしやすいんです。)

山歩きをしたら汗をかく、しかし標高が高い所にいけば当然気温が下がるので冷えて来る、この状態って夏の季節に似ています。
外気温が高いので汗をかくけれど、電車や建物の中に入るとぎんぎんに冷えている。
ねっ、似てるでしょ。

一番寒いところにウェアを合わせると、暑い場所に行ったときに汗が出てきます。
そんなときでも、科学されてる山用だと適度に湿気を発散させてくれるので、さわやかでいられるというわけ。

それで、いったいどんなものを試しているかというと、
ショーツ(ノースフェース、ワコール)、ブラ(ワコール)、半袖のアンダー下着(ノースフェース)、タイツ(フェニックス)、チェックの山シャツやTシャツ系(ノースフェース、ジェーンリバー)、ポーラーテックのズボン(ジュンコタベイ)、ウールのズボン(パイネ)、帽子(ノースフェース)、インナーダウン(ノースフェース)など。

夏に山に行く予定なので、トレッキングシューズを履いて車を運転する場合を想定してるのと、履き慣れる必要があるので、平地は歩きにくいなあ、と思いながらタウンを歩いています。
厚みのある靴なので、親指付け根よりさらに踵に近い所にクラッチが来てしまいますが、3回目に運転していたとき、『あ、何だか慣れてきた』と感じました。

しかし、街でトレッキングシューズを履いていると、夫の言ったことが常に思い出されます。
「昔、大学時代、友だちとスキーに行く約束をしたんだよね。そうしたら、靴を持っていくのが重くて嫌だとかで、そいつ、スキーブーツ履いてきたんだよ。それで、駅の構内をガツンガツンガツンとやって来た。」
はあ〜、いろいろな方がいらっしゃるものです。

2008年04月02日

御膳房(雲南料理)

御膳房1<br />
御膳房2<br />
御膳房3<br />
御膳房4<br />
御膳房5<br />
御膳房6<br />
御膳房7<br />
御膳房8<br />
御膳房9<br />
御膳房10<br />
御膳房11<br />
六本木にある雲南料理の『御膳房』に行ってまいりました。
いただいたメニューは、麗江コース6,300円。
冷菜、田七人参入り烏骨鶏のスープ、海老と虎掌茸炒め、肉まん、雲南豆腐、鱈の蒸し物鶏そう茸乗せ、餃子、過橋米線、杏仁豆腐とフルーツ。

入ると、セッティングしてあったお皿の絵がおもしろかったのでパチリ。
でも、イントロの冷菜がハッとするものがなく、塩卵といわれたものも塩気があまりなく、なんだかなあという雰囲気。
ときどき、オードブルはすばらしく、後の料理に期待感が持てるレストランに出くわしますが、メインが良くなかったりします。
ここは、最初からつまずき、です。

烏骨鶏のスープには鬚根のような三七が入っていて、その苦みがポイントでしたが、烏骨鶏はほんの申し訳程度しかありませんでした。
お味もあっさり系。

海老と虎掌茸の炒めたものは、海老がプリプリしていておいしかったけれど、茸そのものは佃煮を配置しただけのようで、甘辛味で歯ごたえはあるものの茸本来の味はよくわかりませんでした。
佃煮を入れちゃうんじゃ、塩味の炒めものにはミスマッチな感。

肉まんは生地がふわふわしていて食べやすかったのですが、普通のお味。

雲南豆腐は、肉なし、花椒なしの甘い豆腐といったところ。
一応、辛味はあるのですが甘味の方が勝っていました。

鱈の蒸し物は写真を撮り忘れたようです。
ケイソウキンという名前の茸が上に乗っていたのですが、どのような字だったのかを失念しました。

餃子にはお店手作りの辣油がかかっていて、見るからに辛そうでしたが、色ほどではなく食べやすかったです。
が、それだけで特徴はありませんでした。
手作りの辣油といわれても自分でもたまに作っているし、わざわざそれをうたい文句にすることもなかろうと。

締めは、雲南名物の過橋米線です。
熱々の上湯(シャンタン)を丼にいれて持ってきて、その中に具を入れると、ちょうど半煮えになり食べごろになるのです。
お米でできた麺が入っています。
スープに浮いた鶏の油のおかげで冷めにくいと思っていたのに、ここのは油が張った状態でなくちょっとがっかり。
後でそれを指摘すると、「言ってくだされば、ご希望に添えましたのに」と言われてしまいました。
日本人好みに油を取り除いて、提供しているようです。

こちらの料理は全体的にあっさりしており、量も少ない。
友人はレディースコースにして過橋米線を追加しようと提案したのですが、量が少なそうだからと却下。
それなのに、コースが終わっても何だか物足りない。
たらふく食べるなんて医食同源からしたら言語道断ですが、御馳走というのは満足できなければ御馳走とはいわないというのが私の意見です。

この後、友人はカフェでビーフカレーを、私は3段重ねのアフタヌーンティーをいただいたんですよ。

同じところが経営しているとかで、『全聚徳』がホームページに掲載されているわけがそれでわかったのですが、北京ダックにすれば良かったかなあ、というのが正直なところ。
ダックだったら、量的にも満足いかないはずがないですわ。

事前に予約していったのに、入口近いせいか寒い席で楽しみも半減し、客がいるのにスタッフらしき女性が隣のブースで長々と電話をしていたり、いくらサービスのプーアール茶だといっても、なんだこりゃのお茶を出されたりと、また行く気の全然起きないお店でした。

大地宅配の食材を使っているというので、かなり期待していったんですが。