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2011年04月25日

鰺の唐揚げペペロンチーノ

鰺唐揚げ鰺の唐揚げペペロンチーノといったら、海老名SAの豆鰺の唐揚げを思い出す人が多いのではないでしょうか。
はい、そのペペロンチーノを自分で作ったらどうなるかと試したのがこちらです。

海老名SAの下りで販売されていたのが評判になり、上りでも販売されているとかで、買いそびれた母が妹に頼んで買ってきてもらったものを私も賞味しました。
インパクトがあって美味しそうなペペロンチーノからまず試食し、その後カレーにしましたが、カレーは塩気がきつくてアミノ酸味で味がずいぶん濃かったです。
その後、妹に勧められて、醤油(これは普通でインパクトに欠けた、食べている順番によるかも)、塩(えらく普通に感じた)と食べ勧めましたが、最初に目をつけたとおり、ペペロンチーノが一番香ばしくてバリバリポリポリ楽しんで食べれたなあ。

カレーを食べているときに、妹に
「全部食べていないけれど、ペペロンチーノが一番美味しいような気がする」というと、
妹「この前全種類家族で食べたけど、ペペロンチーノが一番美味しいという結論に達したの」

スーパーで中鰺を見つけたので、よし早速唐揚げを試そう、だけど中鰺よ、豆鰺じゃないんだから骨までは無理なんじゃないの?
予想通り、二度揚げした頭は難なく食べれたけれど、骨は無理でした。
今度は、豆鰺で挑戦!!

[レシピ]
おろしたニンニク、塩、刻んだ唐辛子を二枚におろした鰺に両面塗り、小麦粉と片栗粉を半々にまぶし、中温で1回揚げ、2度めは高温で揚げました。

[味の感想]
私のは身はふっくらとしていて、海老名のは骨まで食べれるほど揚げると身は締まり骨せんべいの延長にあるような堅さがありました。
私のはあっさり味(ニンニク一かけすりおろしただけじゃさっぱりか)、海老名のは味にインパクトがあった(カレーほどではないけどアミノ酸入りかな)。
次回は、ニンニク、塩、唐辛子に醤油、お酒も足してみようかな。
(そんなのペペロンチーノといえないかもしれないけれど、家庭で作るのに基準はないはず。美味しければ良いのです。)

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2011年04月23日

麻のおやすみ手袋

麻手袋1麻手袋アップ最近、私は麻に凝ってます
麻科と呼ばれるのはおお麻だけなのに、大麻取締法のせいで繊維としてはリネン(亜麻)とラミー(苧麻)しか麻と表示できないのは矛盾を感じます。
月光で織られたと表現されるリネンですが、栽培されると7年間は再び栽培できないなんて、おお麻のように土壌を改良し放射能まで除去できる植物とは意味合いがかなり異なると思うんですがねえ。

とはいえ、麻という字がついている麻類はその天然の調湿性(湿度を調整してくれる)が、繊維としての一番の効用です。
日本人が昔から御祓いに使ってきたことを考えれば、やはりおお麻が一番良いのではないでしょうか。

そのおお麻(ヘンプ)を54%、綿を44%使い就寝中に手をケアすることができるのが、この手袋です。
私の場合は、周囲の環境に大きく左右されるので、空気が乾燥して湿度が低い冬には指がかさついてなめらかさを失います。
湿度が上がってくる春から秋ぐらいまでは、手作り石けんを使っていることもあり、何とか大丈夫。
ですから、この手袋は冬用に買ったんです。

当分、出番はないかと思いましたが、先日左手だけ使ってみました。
親指の調子がイマイチだったので、合谷(ごうこく)ビーマグを貼りお休みしようとしましたが、はずれるのを恐れて、そうだあの手袋をはめてみよう、と思いたったのです。

それをつけていて違和感を感じるようなものを私は好みませんが、この手袋は細い糸を使い編み地がゆるめで、かといって手首にはポリウレタンで伸縮性をもたせているのではずれにくいのです。
もちろん、麻特有の通気性が心地よくフィットするので、難なく眠りにつけました。

いくら手をケアするといったって、手袋するなんて。
いくら寒いからといって、靴下を履くなんて。
うっとおしいったらないわ。

そんな私でも、これには驚き、です。
まあ、麻繊維の作用を知っていたから買ってみた訳なんですけどね。

<参考>お休み手袋 Enjoy Hemp Life

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2011年04月18日

きのこのペペロンチーノ

ペペロンチーノ柚子こしょうペペロンチーノ自体はオリーブ油と唐辛子だけで、パスタを和えるのできのこを入れたらペペロンチーノと言えるのかどうか。
というのは、さておいて。

原子力発電所の放射能汚染の影響で甲状腺腫を予防するためには、海草が良いというニュースが流れたとたん、スーパーからワカメがなくなりました。
海草って、ワカメだけじゃないんですけどねえ。。。

中医学的には海のものは五味のうちの鹹(かん・塩辛い)にあたるものが多く、腎を養うけれど食べすぎると腎を損なうといわれております。
鹹の作用としては、散堅軟結、結は結集するの意味で体の中の塊、要するに腫瘍などを柔らかくして散らす効果があると考えられています。
ですから、腫瘍の治療にも予防にも、効果的なのは海草。
それと茸(きのこ)です。

霊芝が癌に効くとうわさされているように、茸類全般(おそらく胞子が関係していると思われます)がお薦めされています(中医学のセミナーで習いました)。

それ以来、もともとキノコ好きということもあり、せっせ、せっせとキノコは食べているですが、ときどき何種類か食べ損なって残っているときには、このペペロンチーノをよく作ります。
ただ、唐辛子を入れるだけではなく、完熟した柚子を使った『赤い柚子こしょう』を使うと、
バッチリ!、ピリッと辛いだけではなく、柚子の香りと柑橘類独特のすっきり感で、オイリーさも気にならなくなります。
さらに、仕上げにヘンプ油(おお麻の実の油。麻子仁を絞ったもの)をかければ、さらにヘルシーで木の実の香りも加わります。。
最後にたっぷり海苔を散らして.....ああ、極楽、極楽。
(写真を撮るために、海苔は控えめにしてます。いつもは2枚の焼き海苔をくしゃくしゃ揉んでます。)

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2011年04月13日

ツボの名前

経穴概論東洋医学を志す人は、中国伝統医学を学べると思って鍼灸学校に通う人が多いのではないでしょうか。
かくいう私も、うん十年前鍼灸学校の門を叩いたのですが、その頃の鍼灸学校では
つつがなくいかに人体に鍼を刺すことができるか?、それに尽きる、といった感がありました。

厚生労働省が認めたカリキュラムに従うと、薄っぺらい「漢方概論」という教科書があるだけ。
「経穴概論」にも、ツボの効用の記載は全然ありませんでした。

じゃ、なんでツボを習うの?
どうやって、ツボを使ったらいいの?

だいたい、中医学の英知がどこにあるのやら。。。
鍼灸師の資格を取るために、解剖・生理・病理など西洋医学系の勉強ばっかりしていたのは、調理師の資格を取るのと似ているかもしれません。
調理師も、実技は2割程度で座学ばっかりですから。

それで、中医学を基礎論から学んだのはとても有意義で楽しいことでした。
しかし、古代中国の思想(陰陽五行)を人体にたとえているのは、ときどき訳がわからなくなります。
所詮、中学・高校と西洋的思想をたたき込まれた身としては、物事がはっきりしていないと頭に入らないこともあります。

ツボの名前だって、なぜそういう名前がついたのか?、意味を知っていたら実際に役立つことが多々あるというのに。

だから、意味を知ったときは、ガッテン!ガッテン!です。
北極星のひしゃくの器部分、α(ドゥーベ)が天枢、β(メラク)が天旋、γ(フェクダ)が天璣。
旋璣なんてことば、丸覚えするしかないじゃあありませんか。
華蓋はカシオペア座、Wをひっくり返すと天蓋に見えなくもない。
太乙は北極星、太白は金星、四瀆は四つの川のこと。
古代の骨の名前がそのままついたツボもあります−−−腕骨完骨曲骨京骨巨骨など。
どんな効能があるのかを示すツボもある−−−光明水分迎香筋縮など。

ツボは骨と骨の割れ目や筋肉と筋肉の間などにあることが多く、そこを圧すと、いわゆる「ツボにはまった」感があります。
経絡の経は縦のラインのことですが、経をずっと圧しても効果的とはいえないのじゃないかと。
ツボは古代人が残してくれた人類の叡知−−−だと、思うんです。

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2011年04月04日

麻、古くて新しい植物

大麻という字を見ると、すぐ麻薬を想像し、良からぬ植物である印象を持つのが普通の日本人だと思います。
おお幣(おおぬさ)は大麻という字もあてるので、
ある神主さんが、郵便振替をするとき大麻代と書き、あやうく通報されかけた、なんていう話もあるそうです。

古来の日本では、麻の葉模様に残されているように、大麻草は身近な植物だったようですし、麻布(あざぶ)という地名は麻の布を取引する店が多かったところから付いた名だとか、麻の字がつくことばはたくさんあります。

麻はいろいろな種類があり、通常麻と表示されている繊維は、リネン(亜麻、フラックス)と苧麻(ちょま、ラミー)だけで、従来栽培されていた大麻草は指定外繊維なんだとか。
忘れ去られた植物、それが大麻草です。

大麻は大きな麻、つまり丈の高い生長の早い植物で、忍者が麻の実をまいて跳躍の練習をしたのは、この大麻草らしい。
2か月で2〜3mになり、背の高いものでは8mにもなるそうです。
神主さんの着物も注連縄(しめなわ)も麻でできていて、御祓いに用いる繊維も麻。
麻は、邪気を祓うと思われてたんですね。

これは精神的な意味にとられますが、チェルノブイリの事故で放射能汚染された土壌を浄化するのに使われたのが産業用の大麻だそうです。
THC(テトラ・ヒドラ・カンナビノール)という陶酔成分の少ない品種(Cannabis sativa)をさらにTHCの少ないものに改良されたのが産業用大麻で、嗜好品としての大麻というとTHC含有量が多いインド麻(Cannabis indica)のことをいうようです。

古来より日本で栽培されていたのはもともとTHCの少ない品種で、いろいろなものに利用していた神聖な植物を、大麻取締法のおかげで許可制でしか栽培できなくなったのはどこぞの陰謀ではないか、と勘ぐるむきもありますが、放射能をも除去できる自然がもたらした産物、それが大麻草なのではないでしょうか。

中薬としては、麻子仁(ましにん)、種を便秘薬に使います。
種の中の脂肪分が、腸のすべりを良くすると考えられています。

<参考>
麻、大麻草、ヘンプ、マリファナ、大麻〜定義とイメージ〜
植物が世界を変える日
画像検索→大麻(Cannabis sativa L. )インド麻(Cannabis indica)亜麻(Linum usitatissimum)苧麻(Boehmeria nivea)ジュート麻(Corchorus capsularis)マニラ麻(Musa textilis)サイザル麻(Agave sisalana)ケナフ(Hibiscus cannabinus)

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