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10/1〜8まで、黒竜江に研修旅行に行ってきます。
スケジュールには、解剖なんてことばも書いてあったり、どうなることやら。
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10/1〜8まで、黒竜江に研修旅行に行ってきます。
スケジュールには、解剖なんてことばも書いてあったり、どうなることやら。
婦人科の推拿治療学のとき、女は7の倍数で歳をとり、男は8の倍数で歳をとるという説明がありました。
あら、また、7とか8の話になっちゃった。
なぜ女は七の倍数で、男は八の倍数で成長するのか
以前高橋先生の考えは聞いていたので、別の先生の意見も聞きたいと、質問してみたのです。
決して、先生を試した訳ではありません。
でも、私はいつも変な質問ばかりする、と先生に思われているのです。
授業の合間に質問したので、先生は別の先生にちょっと調べておいてとお願いしたらしい。
調べた結果は、黄帝内経の考証というか解読書(中国のものです)に、黄帝内経を編纂したといわれている王冰の解説が載っていたのです。
まあっ、思わず目が点になっちゃいました。
王冰の時代から、それについての考証があったんじゃないですか。
九は老陽の数字、八は少陰、七は少陽の数字、
成長過程においては、女は少陰の体、男は少陽の体(年をとると老陰や老陽になる)
陰陽のバランスから考えると、女は少陽の数字である八をかけた年齢で変化が起り、男は七をかけた年齢で変化が起る。
ということが、ちゃあんと記載されてました。
先生は、そういう意見もある、とのご意見でしたが、王冰のご意見ですよ。
納得いくと思いませんか。
根本的なところは、結局『易経』の世界につながる。
「まんが易経」でさえ、難解だったので、興味があっても手を出さないでいたけれど、やっぱり易を知らないと中医学の本当のことはわからないのかもしれません。
神田神保町には、易学専門の書店があるから、そのうち寄ってみましょう。
消渇(糖尿病)の薬膳でのこと。
梨は肺陰を補うのに適した果実ですが、
食べやすいようにスライスした梨を水に半日浸ける
という薬膳が選ばれていました。
作っている最中も、皆口々に、
「そのまま食べた方がおいしいと思う。」
「水に浸けちゃったら、梨は味がなくなりそうだし、水も薄甘になるだけなんじゃ。」
と、不評の嵐です。
先生も内心は、そう思っている様子でしたが、経験方として出したらしい。
水や氷は薬膳の教科書にも載っているくらいで、他の食材と同列に考えているところが中医学のおもしろいところ。
梨を食材にしても、火を入れるのではなく、水で調理する。
梨の持っている性質を引き出す料理かもしれません。
滋陰する梨に、さらに清熱も加えるといった感じでしょうか。
1時間ほど浸けておいた梨(授業では、半日は無理)を味見すると、梨はまだ味が残っていて、水の方には梨の味が少し移っておりました。
画像がないのは、おいしい梨を実験台にして、わざわざまずく食べたくない思いが強く出たため。
それに、私の証には合ってないし。
興味が出た方!
お試しあれ!
糖尿病で、口渇がひどい方にお薦めです。
梨から出たお水の方が重要なんだそうですよ。
もちろん、梨も食べるんですけどね。
冷房病になってから、とみに冷房に対しては過敏になっている私ですが、外からは見えないからと下着で対抗しています。
その中の一つは腹巻ですが、最近はおしゃれな腹巻が多く出回っているし、キャミソールやスパッツをお揃いにすれば、さながら『麗しのサブリナ』(あまり疑問に思わないでください。雰囲気はそんな感じなんですから。)風です。
腹巻をすると足の冷えが改善されるという情報は中医学の情報からではありませんでしたが、中医学の理論にもかなっています。
腹---これを中焦というのか下焦というのか。お臍から上なら中焦、お臍から下なら下焦かな。
中焦は脾胃を指しますから、脾が四肢を主っているということを考えると、理にかなっているのです。(友人に言われて気づきました。遅かりしですが。)
下焦といえば腎・膀胱ですが、水を主っている『水臓』と呼ばれる腎を温めるのは、根本的に冷えを予防できるというわけ。
しか〜し、足が冷えるのなら、お腹の上の方に腹巻をするべき?
ちょうど、ウエストのところにかかって、どうも、もたついちゃうんですよね。
(とっても寒い日にホッカイロをつけたいときは、背中の腎兪穴(女性ならちょうどウエスト辺りです)にカイロをつけると温かさが違います。)
薬膳の授業のときのこと。
腎臓病の薬膳だったのですが、水の代謝が悪くて、むくむときは、腎の他に関連する臓腑としては、
肺(宣発・粛降をする水の上源)、脾(運化がうまくいかないと水が滞る)、三焦(水の通り道)
がある、という話になりました。
そこで、肺が外邪にやられたとき(風寒)の薬膳材料として提示された材料が、利水のものがなく発汗解表するものばかりだったので、そのとき先生がされた説明は、『提壺(ていこ)』でした。
ポットから出るお茶の出が悪いときは、蓋を開けると下から勢い良くお茶が出てくる。
というのが、たとえだったんですが、わかりやすいですねえ。
むくんでいるときは、利水のほうに気を取られやすいですが、肺に原因があった場合は発汗することによってむくみがとれる。
風寒犯肺のときは、上焦に問題があるので、水はいまだ尿になってはおらず、症状としては「尿量少」なんですよね。
だから、利水して尿として出そうとするより、発汗させて水を出す方が理にかなっている。
私も、ルイボスティーをしょっちゅうヤカンで作っていますが、出が悪いなと思うとヤカンの蓋をちょいと開けます。
すごい勢いで出てくるルイボスティーを見るたびに、この提壺の話を思い出します。
ガス入りのミネラルウォーターを飲んだのは、初めてヨーロッパに行ったときでした。
ツァーにご一緒していた方が飲んでいて、ちょっと味見をさせてもらったのですが、甘くない炭酸水なんておいしいとは思えない、水はやっぱりガス無しの方がいいな、と感じたものでした。
しかし、飲み馴れて来ると普通の水を飲むより、ガス入りの方がおいしく感じられ、おまけに同じお値段ならガス入りの方がコストパフォーマンスが良いような気もしてきます。
人工的に加圧されて作られているソーダ水とは違い、ミネラルウォーターの味ともあいまって、ガスの多いもの少ないものといろいろあり、微妙においしいものとおいしくないものがあって、楽しめます。
それでも、炭酸入りのミネラルウォーターは外国のものという意識が抜けませんでしたが、会津でも「aWa心水」として販売されてました。会津心水参照。
最近流行りのフルーツ酢(柑橘類などに穀物酢などをブレンドしてます)をこの炭酸水で割ると、おいしい〜。
お酢はお湯で割ると、酢独特の匂いが気になるので、お水で割りたいけれど、私の場合、酸っぱい飲物を必要とするときは口渇がひどいときなので、ただの水より炭酸水のほうが渇きが癒されるような気がします。
ヨーロッパはカルシウムを含んだ土壌なので、炭酸水がよく出るのでしょうが、日本で天然炭酸水が出るのは貴重ですね。
ハンガリーで習ったパンケーキでは、シェフが水ではなく炭酸入りのミネラルウォーターを使ってました。
なるほど〜と思いました。
人工的な膨らまし粉なんぞ使わなくとも、炭酸の効果で生地は膨らむんですから。
そういえば、先週の一指禅功の授業は、
足は左足の真ん中に右足をT字にくっつけ、左手に3cm大の水晶の玉を乗せて、右手を頭の高さまで持っていくとう法でした。
特殊な能力が開発されるというのですが、水晶には特別な力があるといわれていますから、練功の効果もさることながら水晶の力で浄化される気がしてきます。
しかし、この功法、足の筋肉はだいじょうぶだけれど、掲げている右手がつらいこと、つらいこと。
もちろん、大魚際(親指付け根のふくらみ)を左手の合谷穴に相対させたり、人指し指を引き金を引いたような形にして合谷穴に近づけたりして板指するので、その間は何となくつらさが緩和される気がしますが。
この授業の二日前に、スポーツクラブでエアロビクスのスペシャル(ビリーズブートキャンプを模したものでした)をやっていたおかげで腕や肩が筋肉痛を起こしていて、右手がどんどん下がっちゃう。
先生がやってきて、上に持ち上げようとするのですが、筋肉は言うことを聞きませんでした。
つらかった〜。
40〜50分の練功を途中で投げちゃおうかと思ったくらい。
次の週にスポーツクラブにいったとき、エアロ仲間が、やっぱり筋肉痛を起こしてその後マッサージに行った、なんて話してくれました。
足腰の方はいつも鍛えてるから、まあ大丈夫だったのですが、腕や肩をいつもは使ってなかったのが判明しましたよ。
先生が、水晶の玉の浄化法というのを教えてくれました。
1. きれいな水の中に入れておく。
2. 塩の中に入れておく。(この塩は、その後は食べれません。)
3. 太陽に当てる。
1週間に1回ぐらいでいいそうですが、仲間の一人は、毎日やっちゃいけないのかなー(太陽光にあてる方法)、なんて。
毎日やっても悪いことはないだろうとは思いますが、浄化法を授けてくれるということは、水晶が邪気を吸い取ってくれるということかしらね。
私の家には、家の真ん中に大きな水晶の玉が置いてあります。
玉は練り物(水晶の粉をガラスとまぜて成形したもの。本物だったら非常に高いです。)ですが、風水では水晶を家の真ん中に置くと良いといっておりますから。
『気』は、高カロリーで...とは、中医学基礎論に記述されていることばですが、気が滞ると熱が発生するし、気は温かいというイメージがあるようです。
普通に、誰かに手をかざすと、相手は温かい気を感じることができます。
それは、『気』と『血』が、同じ速度で流れているからなのですが。
一指禅功で、
親指から小指まで細かく順に3回動かし、前腕の筋肉を緊張させ、その後手首を上下に2回動かすと、最初の温かい気に比べて涼しい気が出てきます。
そして、小指から親指まで細かく順に3回動かし、その後手首を上下に2回動かすと、今度は温かい気が発生します。
本当に、前のと比較すると涼しくなったり、温かくなったりするから、不思議。
気の運行速度の方が血の運行速度より早くなると、冷たい気が出てきます。
先生は、それを扇風機になぞらえました。
「ゆっくり風を送ると温かいけれど、速度が上がって早く回すと涼しくなる。」
なるほどね。
よし、温かい気を出した後で、扇風機のスイッチオン、フフ涼しい気になったような気がする。
それをまた元の温かい気に戻して、と。
ところで、温かい気の方が何かと良さそうな気がしますね。
なぜ冷たい気が必要なのか。
熱を出している人に、気を送るときには清熱する必要があるからです。
気は見ることはできないけれど(先生は人指し指から気が見える功法があるとおっしゃってますが)、感じることはできる。
相手が自分に気があるとか、気をつかってくれてるなんてのは、すぐわかりますよね。
不思議なパワー、『気』、です。
推拿治療学の時間、先生曰く、
「高島屋さんで流しているトイレの中の水音は、誘導法ですね。あれは、良いですね。」
『ん、ゆうどうほう?。それって何? あの水音は自分の体内から出る音を、消し去るために流しているのでは?』
「年寄りとかは、待っている人がいるとあせって尿を出しにくいけど、あの水音があると安心して出すことができます。」
『ふ〜ん、そういう考え方もあるのね。』
友、曰く、
「先生! あの水音は音消しのために開発されたといわれているんですけれど、そういう効果もあるということですね。」
ありがとう、友よ。内心、私もそう思ってたわ。
テレビでも先日放映していましたが、こういうのを環境音というのでしょう。
音で音を消す。
テレビで紹介されていたのは、オフィスでの打合せの会話が気になるので、小さいゴーッという音を常に流すと、何を話しているのかは聞き取りにくくなる、ということでした。
排泄音が恥ずかしいから気になる、こういう発想って日本人ならすぐ結びつく発想ですが、さすが中医学を勉強した先生の発想は違います。