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2009年08月30日

ハーブ石けん(ガミラ風)

ハーブ石けん ガミラシークレット風で、ハーブを詰め込んで石けんを作りました(写真の色はうまく調整できませんでした。肉眼ではもっと黄色っぽいページュです。)。

日本語のHPで紹介されている、くまつづらはベルベーヌなのかレモンバーベナなのかわからないし、ヘンルーダも入れませんでしたが、ローズマリーやカモミール入りなら、きっと洗髪に良さそうです。

オリーブ油が80%だと、残りのオイルで20%にせざるを得ないのと、ハードオイル(常温で固まる油脂)を足して10%にしたかったのとで、この比率になりました。
やし油(ココナッツ)という記載を見間違えてパーム油と思いこんでいたのですが、泡立ちより固さ優先になるのでこのほうがよかったかもしれないと思っています。

エクストラバージンオリーブ油(80%)
スイートアーモンド油(4%)、パーム油(4%)
ひまし油(4%)、シアバター(4%)
グレープシード油(2%)、ピスタチオバター(2%)
先入れはちみつ(色止めのつもり)、ローズマリーオイルエキストラクト(酸化防止に)
ローレル、カモミール、ローズマリー、ラベンダー、ネトル、セージ
鹸化率95%

ハーブはオリーブ油にインフューズドし、煎じ液にも使っています。
はちみつは苛性ソーダ水が40度近くになったときに、小さじ2杯程度を煎じ液少々でのばし、苛性ソーダ水に投入しています。
色止めにはちみつを先入れする方法は、ハタヤ商会さんのHPに載っていました。

[使用感]
オリーブ油80%だと、マルセイユ石けんに近い配合なので、泡はねっとりしています。
ハーブがいろいろ入っているおかげで、洗髪もなかなか良い感じですが、やはりオイル配合はオリーブをもっと少なくしてパームも入れた方が私は好みです。

<関連記事>ガミラシークレットという石鹸

2009年08月26日

ガミラシークレットという石鹸

ガミラシークレットという石鹸は、イスラエルのガミラおばあちゃんが作出したハーブ石鹸ですが、百貨店での売れ筋石鹸ランキングで目立っているそうです。
ガリラヤのシリアンエクストラバージンオリーブ油を80%使用し、ハーブをエキスや精油で抽出したものをブレンドしたものを塩析して、純石鹸としているようです。(gamilasecret.jp)

成分は公表されているのですが、ブレンドする順番も製法のうち。
ということで真似ても同じものはできない、自信の表れがあるからでしょう。

日本語のHPを見ていると油脂の後にハーブが記載されていますが、一番最後に、?、またオイル?、となるのです。

英語のHP 日本語のHP
Minimum 80% pure first cold pressing Olive oil オリーブ油
Coconut oil アーモンド油
Avocado oil ローレル油
Laurel oil ヤシ油
Sweet almond oil ひまし油
Shea butter シア脂油
Grape seed oil ぶどう種子油
Utrica Pilulifera セイヨウイラクサエキス
Lavendula ラベンダー油
Chamomomile カミツレ花エキス
Rosemary ローズマリー油
Verbena クマツヅラエキス
Salvia ヘンルーダエキス
Ruta セージ葉エキス
Pistacia Vera ピスタシオ種子油
(※記載されていた順番通りです)

何か意図するものがあるのか、翻訳ミスなのかわかりませんが、英語のとあるHPでは、その表示は Pistacia Vera でピスタチオの学名が書かれています。
比較するとわかるのですが、アボカド油が、かたやひまし油になっていたり。???

ガミラ風の石けんに挑戦しても、自分で作ったらコールドプロセスなので、製法そのものがガミラとは異なりますし、材料も全く同じものは到底用意できませんが、ハーブ石けんとしてはおもしろそうなので、できる範囲で作ってみました。

2009年08月21日

塩石けん(アンデスの塩・ヒマラヤ黒岩塩)

アンデス・ボリビアの塩ヒマラヤの塩ブラックソルト石けん岩塩や塩湖で取れる塩は、中国の薬草の古典である『神農本草経』に戒塩(じゅうえん)として載っています。
塩はスクラブや殺菌効果を狙って石けんに入れるようですが、海外と日本の場合とでは、塩の分量が違うようです。

日本では、オプションとして大さじや小さじ単位で使うことが多いみたいですが、海外では総油脂量と同量以上入れるとか。

塩石けんに対する要求の違いだとは思いますが、見た目を気にすると、塩を多く入れた場合は石けんとしての体裁をかなり通り越して、塩によるエステ効果を期待しているように見えます。

鹸化が進んだ状態で塩を混ぜた方がいいような気がしたので、塩は型入れ時に溶かさずそのまま入れ(ミルサーでは挽いています)、よーくかき混ぜました。
滑らかさは出ませんが、ザラザラしているのもスクラブになって良いかと。

ボリビアの塩石けんは、
オリーブ油(42%)、マカデミア油(20%)、パーム油(10%)、ココナッツ油(18%)、サルバター(10%)、塩(10%)、鹸化率95%

ヒマラヤ黒岩塩石けんは、
オリーブ油(42%)、マカデミアナッツ油(20%)、パーム油(10%)、ココナッツ油(18%)、ひまし油(10%)、塩(20%)、鹸化率95%

ボリビア塩石けんは、切り口からボロボロした切れ端が出てきたので、オイルの配合が固過ぎるかと、ブラックソルトの方はバターではなくソフトオイルであるひまし油に代えました。
ブラックソルトは100gあったので、できれば全部入れたかったのです。

ブラックソルトは、ミルサーで挽いたときが一番硫黄臭がしましたが、あとはそれほどでもなく、型からはずすときは表面が淡いピンク色で綺麗でした(その後、乾燥中は赤みが減ってきました)。
写真はヒマラヤ塩石けんですが、ライトで反射して、肉眼では明らかにピンクだったのですが、白っぽく写っています。


2009年08月19日

烏龍茶の石けん(東方美人)

東方美人の石けん1東方美人の石けん2東方美人で石けんを作りました。

えっ!もったいない!!
と、言われそうですが、友人からいただいた東方美人を、記念に、石けんに閉じ込めようとしたのです。

東方美人は半醗酵茶ですが、紅茶に近く、水色は紅茶のように赤くなり、凍頂烏龍茶のように緑茶に近い色ではありません。

サポニンはサボン(せっけん)の語源ともいわれています。
泡が良く立つ、ということで豆類やお茶などに含まれており、烏龍茶にももちろん入っているので、泡立ちが良い石けんができるのを期待して。

東方美人は、煎じ液と、オリーブ油(温浸法)に成分を出し、石けんに仕立てました。

オリーブ油62%、ひまし油10%
パーム油10%、ココナッツ油18%
鹸化率95%
(マルセイユの一部をひまし油にしました)。

もちろん、お茶の状態でもいただきましたよ。
今まで、東方美人で感激したことはなかったのですが、このときは香り高くとっても良いにおい。
お味ももちろん、むむっ、こんなにおいしかった?、と思えるものでした。
(友人は、中国茶の先生をやっているので、お茶にはうるさいのです。)

煎じ液は、小豆のときのようにはぶくぶく泡が立ちませんでした。
でも、かき回しているときは、『何だか、良さそう』な石けんになりそうな雰囲気で、色はミルクチョコレート色。
煎じた液の色がそのまま出ているようです。
型に入れるときも、ほわっと、香りが立って、、、あっ、オリエンタルビューティの香り。

切ったときは、柔らかくしっとりした様子でしたが、使い心地はいかがなものでしょうか。

[使用感]
解禁後に使ってみましたが、烏龍茶サポニンより、やはり小豆サポニンの方が泡立ちが良いような気がします。
使い心地は悪くはないのですが、作用はちょっと弱い。

しっとり、さらさら、ツルツル、ふわっ・・・・・これが、私の髪の洗い上がりの基準ですが、厳しく言うと、どのレベルにもいっていないです。
他にもっと使い心地の良い石けんがいっぱいあると、いうことなのですが。

はちみつを補助にちょっと入れてみれば良かったかもしれません。
ハーブや中薬にはちみつも加えると、自分好みの石けんになるような気がしているからです。

<関連記事>小豆石けん(サポニンは水溶性?)

<参考>茗友茶荘


2009年08月17日

高山病対策にアロマで

昨年、夏休みでスイスに行ったとき、高山病対策に、アロマペンダントを首に掛けていきました。
中に入れたのは、しゃきっとするためにペパーミント、リフレッシュのためにレモンを同量ずつぐらいです。

ユングウラウヨッホからメンヒの山小屋まで1時間ぐらいの雪上ハイキング。

そのときにも首に掛けていましたが、いつも山歩きをしている夫は「息がきれる」と言いつつ歩いていましたが、私は全然息も切れず、高山病特有の症状もありませんでした。

今年はペルーに行ったので、やはりアロマペンダントが効くかと試してみました。
スイスの場合は3000m級の場所にいっても、そこからは割と早く下ってしまいますが、ペルーはクスコあたりは空港からすでに3000mを超えており、中には空港に着いた途端に高山病になる人もいるとか。
まあ、こういう人は稀らしく、ガイドの方に聞くと、「私の知る限りではそういう人はいませんでした」ということらしいです。

一応、4日分のダイアモックス(保険の効かない処方薬で、高山病に有効といわれている)は持参していきましたが、結局飲んだのは2日分だけでした。
予防の意味合いが強いので、ひょっとしたら、全然飲まなくてもオーケーだったかもしれません。

今回アロマペンダントに入れたのは、ペパーミント、レモンの他にローズマリー。
ローズマリーは、やはり頭を覚醒する効果が強いといわれていますし、何よりこの組み合わせは集中力を増すレシピです。
気が散るときにテスト勉強をしなければならないときに、私はしょっちゅうこの組み合わせでアロマストーンに垂らして嗅いでいましたよ。
このとき、ネロリなんぞをうっかり試すとたいへん。
妙に気が散っていくんですよね。

スト(道路封鎖)があったりしたので、結局、クスコのホテルには5泊しましたが、2階の部屋にいく階段を上るたび、夫は「息切れする階段だ」と申しておりました。
が、骨折(去年スイスで崖から落ちた)してまだ完治していない私の方は、骨盤には響くけど息は切れないなあ、と思っていました。

高地にいて高山病の症状が出そう、と考えただけで、息苦しくなってくる人などにも、精神的に落ち着ける精油の香りは有効と思われます。

そうそう、息は苦しくなりませんでしたが、消化能力はすっかり落ち、お腹はガスって太鼓腹になったことは言っておきましょう。
私の場合は、旅に出ると消化力は落ちますが、元々弱い部分をカバーできるほどではなかったということなのでしょう。

ペパーミントとレモンの組み合わせは吐き気を抑え、さらにローズマリーを加えたものは血液中の老廃物を排出させる効果があるといわれています。

高山病は空気がうすくなって、血中酸素濃度が低くなることが原因で起る諸症状なので、お腹いっぱい食べない(消化するためには内臓に血液が集まるのです。お腹がいっぱいになると眠くなるのはそのせい)、お酒を飲まない(飲み過ぎなければ問題はなさそうです)というのも、実行していたということも付け加えておきます。

<関連記事>漢方精油ってブレンドなのね

2009年08月12日

小豆黒蜜石けん(サポニンは水溶性?)

煎じ小豆小豆黒蜜石けん小豆は、むくみをとるのによく使われます。
だからといって、お砂糖たっぷりのあずきあんを摂取すると、砂糖による弊害と浮腫取りとどちらが勝つかは怪しいとは思っています。

豆は一般的に解毒作用を持っているといわれていますので、黒豆緑豆でもそのうち石けんを作ってみようかと。

通常、食べると、小豆や黒豆は平性ですが、緑豆は寒性(食べると体が冷える)なのですが、石けんとして外用に使われた場合、どんな作用をするのか楽しみではあります。

小豆の成分は、煎じ液とさらしあんを利用しました。
サポニンは一般的には水溶性(脂溶性サポニンもあるらしい)とのことで、小豆サポニンはたぶん水溶性と思われます。
サポニンは小豆の煮汁に含まれ、皮の部分に多く含まれるといわれていますし、この煎じ中の写真をご覧いただくと泡がぶくぶく立っている様子で水溶性かと。
泡はこの写真の後、蓋部分にまで届きとろ火で30分煎じる間、ぶくぶくいっていました。

小豆石けんは、さらしあんを使っている方が多いようですし、百貨店で玉三のさらしあんを見つけて購入していたので、煎じ液と一緒に型入れ時にさらしあんも入れています。
後から考えると、オーガニックの大納言小豆を煎じたのですから、さらしあんでなく煎じたときの固体部分を加えるべきでした。
(小豆は、20gをミルサーで細かく粉にし、水500ccで煎じました。残った煎じ液はしっかり胃袋に。)

さらしあんは、普通、煮た小豆を漉し、それを布巾で包んで水でさらすから、『さらしあん』と呼ばれているはず。
さらしたあとの小豆の粉、それも皮を除かれたものにサポニンがそれほど残っているとは思えません。

それなのに、市販のさらしあんを入れてしまったんですよね。
まあ、これを入れたので、小豆色になったのですけど。

オリーブ油72%、イリペバター10%、ココナッツ18%
小豆汁、さらしあん、黒蜜、鹸化率95%

[使用感]
マルセイユのパーム油をイリペバターに代えただけの配合ですが、洗髪後の手触りはなかなかすべすべして良いのですが、翌日の髪の根本の立ち上がりはあまりよくありません。

前田京子さんは、パーム油やココナッツ油は肌にあまり良くはないから20%までの配合にしているとおっしゃっていますが、パーム油は髪に対してコシを出すような気がします。
パームをバターに代えているだけなのに、髪のボリュームはかなり違います。
バターは重たいイメージがありますが、文字通り髪の毛を重く下に下げてしまうようです。

<参考記事>黒豆黒糖石けん

2009年08月10日

スポンジの石けん受け

無印の石けん置きこの写真左は、無印良品の石けん置きです。
最高におしゃれじゃない石けん置きに乗せてるのは、『最高に贅沢な石けん』。

発泡ウレタンでできているので石けんがぬるつかない、というのがキャッチフレーズで、ポリプロピレンの受けがついています。
『最高に贅沢な石けん』はちびてきて、とろけそうになっているところを、かろうじてこの石けん置きに乗っていることで形を保っているといったところでしょうか。

写真の右側は、『最高に贅沢な石けん』のレシピのうち、スイートアーモンドオイルをマカデミアオイルに、パームオイルの一部をシアバターに代えた姉妹版の『ガーディアンエンジェル』です。
真珠粉のおかげか、とっても固いものにできているのが、写真でもおわかりだと思います。
角が丸みをおびていかず、だんだん薄い石けんになっていくのは固い証拠。

オプションで入れたもので、同じようなオイル配合でもずいぶん違った印象になるものですね。
ちなみに、鹸化率は『最高に贅沢なせっけん』は85%、『ガーディアンエンジェル』は90%です。

それにしても、この石けん受けは実用的かもしれませんが、おしゃれとはほど遠くて、かなり使う気がそがれます。
真珠石けんが乗っているのは、南イタリアのパレルモに行ったときに購入したものだから、ときどきそれを思い出して楽しい気分になるので、よけいに対比してしまうのかもしれません。

<参考>真珠石けんと珊瑚石けん


2009年08月06日

アルガンオイルは魔法のオイル?

アルガンオイル手作り石けんにハマッていると、いろいろなオイルへの誘惑が大きい。
使用したことのないものだと、いったいどんなオイルなのか気になります。
基本的に石けんは食べ物から作る方針なので、アルガンオイルも実をローストしたものとノンローストとありますが、香りがするローストタイプを購入してみました。

2007年度パリ農産物コンクール「アルガンオイル部門」金賞の『アルガナプレミアム』です。
写真のように濃い色の遮光瓶に入っています。

オイルの味がよくわかるのは、熱を加えずに使うこと。
トマトサラダにインカの塩(ペルーで買ってきた結晶化したもの)とアルガンオイルをオリーブ油の代わりにかけよう!
と、瓶の蓋を開け、匂いを嗅ぐと、
(ん、いったいこれは何の匂い? どこかで嗅いだことがあるような。。。何かに似ている。。。しかし、おいしそうな匂いとはいえない、これをトマトサラダにかけたら食べられなくなりそう。)

急遽、トマトサラダは元のオリーブ油(オロ・デ・ヘナベ)に戻し、帰宅した夫に匂いを嗅いでもらったところ、
「犬のうんちの臭い(これは言い過ぎですが、表現するボキャブラリーがあまりないのです)。サラダにかけないでほしい。」

アルガンオイルの匂いは独特で、表現するのはむずかしいのですが、『くさや』のように明らかに腐ったような発酵臭ではありませんので、くさやが食べられる人なら全然問題ないかもしれません。
匂いは好きでなくとも、食べるとおいしいものはたくさんありますから。

必須脂肪酸が多く、ヴィタミンEをオリーブ油の何倍も含んでいるので抗酸化力が高く、アンチエイジングにはもってこいというのが、アルガンオイルの特徴です。
昔はモロッコ全土にアルガンの林があったのが、今は南西部にしか残っていないので、ユネスコ生物圏保護区域に指定されているそうです。

アルガンオイルはアルガンの木の実の仁からできます。
ヤギが木に登って、実を食べて落ちた種からアルガンオイルが作られていたとか。
アルガンの木は50度の気温にも耐えられ、根は地下30〜40mにも伸び保水効果があり、7年間雨が降らなくても大丈夫な生命力を持っているそうです。

ふーん、これは臭いがうんぬんといっている場合ではないかも。

洗顔後、化粧水(今はオレンジフラワーの芳香蒸留水)をパッティング。
アルガンオイルを2〜3滴てのひらに取り、こすり合わせて温めた後に顔全体に塗り塗り。
造顔マッサージをして(朝晩やってます)、パックスのクリームを塗ってから真珠粉を顔全体にすりこみます。

3時間後、顔のてかり方が明らかに違います。
朝のオイルは緑のアボカド油でしたが、3時間後の顔はギラギラでした。
(オイルはいろいろ試しています。今現在、最高と思っているのはエルバ・エルヴェティカのホホバオイルです)
アルガンオイルの方は、鼻近辺はテカッていますが、他はマットな最初の状態が続いています。
そういえば、アルガンオイルを塗った直後は、しばらく皮膚が温かく、『これは何だか効きそうだぞ』という考えが浮かんできたのです。

しかし、変な匂い。
とても食欲をそそる匂いとはいえません。
そこで、10mlほど小分けにし、ローズオットー(バラの水蒸気蒸留の精油)を1滴加えました。
それでも、あいかわらずアルガン独特の匂いはしていましたが、だいぶ臭いは中和されたので、これでよしとし(精油濃度が上がると私はアレルギーを起こしやすいため)、しばらく洗顔後のオイルはアルガンで試してみます。

(追記)
アルガン、Argania Spinosa アカテツ科と聞き、アカテツ科の植物って他にも聞いたことがあると思いました。
シアバターがそうでしたね。
アルガンオイル8g、シアバター17gでクリームを作ってみたので(前田京子さんのクリームの配合です)、こちらもいっしょに試します。

<参考>
アルガンの参考サイト
ホホバオイルの良し悪し
シアバターの良し悪しってどこにあるの


2009年08月03日

手作り石けんでお掃除

手作り石けんを作っていると、うまく固まらなかったり、これは失敗かと思うようなものも出てきます。
そういうときは、リバッチ(作り直し)やジェルソープなどにすればよみがえるのでしょうが、私はそのまま使っています。
廃油石けんは重曹を入れ過ぎたようでクリーム状態ですし、オレンジフラワー石けんはオイルにオレンジフラワーをインフューズするときに湯煎の鍋をお湯におとしたおかげで固まらず、やはりクリーム状態です。

でも、それをキッチンソープとして使っていると、目に見える汚れがみるみる落ちていきます。
手作り石けんの洗浄力に疑問を持ったら----

キッチンや洗面所、お風呂場などで、『目に見える汚れ』 をこすってみてくださいな。

塩析していない純石けんでなければ、グリセリンをたっぷり含んでいるはず。
このグリセリンのおかげで、汚れが落ちるのかと思えます。
本には、グリセリンは水溶性の汚れも油溶性の汚れも落ちると書いてはありますね。

歯ブラシ(細かい部分はこれを使ってます)で石けんをこすり、冷蔵庫のシミをゴシゴシ。
後は水拭きしましたが、ツルツルしているのでマグネット二つで止めている手拭きタオルがズルズル落ちてきます。
冷蔵庫も輝いている---これは余剰オイルのせいですね。

この余剰オイルがあるせいで油汚れもよく落ちます。
オイルに汚れが溶けるからですね。
石けんのネトネトをブラシにつけてこすっているだけなのに汚れが消えていく、
ということは、体を洗うときも泡をぶくぶくたてる必要もないということかしら。

私はこんなに掃除好きなはずがない---と心の中でつぶやきながら、
あちこち汚れを見つけると、手作り石けんの効果を試してみたくなるのです。

<参考>
キッチンソープ(重曹入り)
青黛の石けん(原料は藍です)