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2010年10月27日

四万十甘栗は甘い

四万十甘栗この写真は、四万十甘栗。
先っぽが白くなっていて、ちと小ぶりです。

が、一口食べると甘〜〜い!

大地を守る会のカタログに掲載されていたのですが、会員さんの『栗ご飯にしたら甘くておいしかったあ』というご意見に促されて注文してみました。
小さいからいちいち皮を剥くのが大変、といつもなら考えるところですが、どっこい圧力鍋で茹でるという手があるじゃない。

のはずだったのですが、毎度毎度圧力鍋で蒸かしていた私は無意識に蒸し板を入れて蒸してしまいました。
これでは、渋皮もきれいに剥くことはできません。
あわてて、再度2分間だけ茹でてから剥きにかかりました。

やはり茹でるのがミソなのです。
剥くときもお湯の中につけておきながら、何個か少しずつ取り出して剥くのがベスト。

しかし、この剥き方を知っちゃうと苦もなく栗料理の幅が広がりますね。

<参考記事>栗むきに圧力鍋?


2010年10月25日

腰痛防止には太陽礼拝のポーズ

母が朝の番組でやっていたとかで、腰痛防止に良い体操だったと、ビデオを見せてくれました。

な〜んのことはない。
テレビでは、マッケンジー体操と言っていましたが、太陽礼拝のポーズ(スーリヤ・ナマスカール)じゃないの。

朝、寝起きに体を目覚めさせるために、私は太陽礼拝のアーサナを実行しています。
起き抜けの体は硬い。
猿(ハヌマン)のポーズでは股関節が開かないし、背骨も硬いので背中を反るポーズもままなりません。

でも、この背骨を反らしたり屈曲したりを繰り返す太陽礼拝のポーズは、縮まった椎間板を伸ばすのにとても有効のようです。
私の場合は、このアーサナを2サイクルやります。
流派によって微妙にこのポーズは違うらしいのですが、シヴァーナンダ・ヨーガ・センターのものでは、時計の針のように12のアーサナが組合わさっていて4番目と9番目には猿のポーズが来ます。

マッケンジー体操は、太陽礼拝のポーズの中の二つ、コブラと背中を反らすものだけをテレビではとりあげていましたから、太陽礼拝のポーズができれば腰痛とは無縁の体でいられるかもしれません。
体操としての強度はヨーガのほうがありますから、予防にはヨーガ、腰痛になってしまった方にはマッケンジー体操のほうがよいでしょう。

椎間板は前屈と後屈だけでは左右に傾いている歪みが取れませんが、残念ながらテレビではこれに対する体操は説明されていませんでした。
マッケンジー体操にはこの左右の椎間板の歪みを取るものもあるようです。
ヨーガなら三角のポーズで取れますね。

2010年10月24日

レッグウォーマーの季節

足先が冷えるとき、どちらかといえば足先そのものを温めるより、ふくらはぎ(腓腹筋)を温めるほうが温かさを感じます。
動脈は心臓からのポンプにより流れていますが、静脈は筋肉の動きによって流れています。
足は第二の心臓といわれるように、足の筋肉の動きによって血流を心臓に戻すのですね。
筋肉は熱を産生するもの、運動をすると熱くなります。

だから、足が冷えている状態とはうまく血液が流れない状態、逆にいえばもっと大事な臓器を温めるために手足が犠牲になっているのです。

快適に暮らすためには、足が冷えているくらい、なんて言わないで体からもっと温めてほしいというサインが出たということなのです。

足首、手首には大事なツボがたくさんありますが、おしゃれにレッグウォーマーをくしゃくしゃにして足首にたるませて履いているより、ふくらはぎを温めたほうが冷えには効果的。

西洋医学的には、大腿の筋肉よりふくらはぎの筋肉のほうが筋肉量が少ないので熱を発生する量も少ないから、ということになるのでしょうが、中医学的にみたらどうなのでしょう。

ふくらはぎの筋肉は足の太陽膀胱経・足の少陽胆経をメインに通ります。
足の陽の部分というのは、人間が四つ足になったとき太陽が当たる場所を陽、かげになる場所を陰というのですが、陽の場所は温めるのが道理ということでしょうか。

何だか無理やりこじつけているような気もしますが、夏から秋になると私の場合は、素足で座っていて最初に冷えを感じるのが、ふくらはぎ、そして順に足首・足先・太股なんです。

そうそう、腹巻も冷えには効きますよ。
背中の腎兪(これも膀胱経)を温めて腎臓を援護したり、お腹(中焦)を温めることにより脾胃の司る足に経絡を通して温めることができますから。


2010年10月20日

運動の五感?

私の行っているスポーツクラブは、季刊でボディーケーションという冊子を送ってきてくれます。
そのなかに運動神経がよくなるためのメカニズムという項目に、運動の五感ということばが記載されていました。

あらゆる運動・スポーツは、刺激に対して運動の五感である 視覚・聴覚・平衡感覚・皮膚感覚・筋感覚などの感覚受容器から情報を入力し中枢神経で処理を行います。そこで認知・判断し、筋肉・骨格に指令を出し、反応します(随意運動)。 さらに中枢では、命令によって出される電気信号を適正な動きにつなげるため、常に軌道修正を行っています。これらのメカニズムによって、同じ動きは2回目以降はよりスムーズに行えるようになります(不随意運動)。 同じ運動でも1回目より10回目の方が簡単にできるのはこういった理由があるからです。
見て、聞いて、バランスをとって、皮膚や筋肉から受ける刺激に対して反応する。

これぞ、動くという動作を行うための感覚ですね。

整体も、まさしくそのとおり。
人の体を見て判断し、問診し、相手の皮膚や筋肉から受ける感覚からまた判断し、筋肉の方向に対してバランスをとりながら体重をかける。
相手の不調の原因を筋肉の凝りを正すことによって、バランスを取り戻させる。

皮膚感覚・筋感覚−−−良いことばですね。
そこから受ける感覚を大事にして、施術せねば。


2010年10月17日

イソジンガーグルとイソジンうがい薬

寝ているときに上掛けから体がだいぶ出ていて、冷えているのに眠っているからそのまんま。
おかげで朝起きると喉が痛い、なんてことはありませんか?
私はよくこんなことがあります。
体質的に夜寝る前はわりと暑いから涼しい格好で寝ていると、明け方冷えてしまうのです。

喉が痛いときは、外部と内部との境界線で体が邪気と戦っているとき。
おお、けなげに体の中の兵隊さんが活躍してくれている、なんて呑気に構えていて援護しないでいると、強いウィルスに負けてしまいます。

そこで、うがいが効果を発揮するのです。
ラヴィンサラは、もし孤島にたった一つ精油を持っていくとしたらラヴィンサラを選ぶというほどの万能の精油。
1,8-シネオール特有のすっきりした香りとレモンのような香りが特徴です。
それを1滴使ってうがいをすると、殺菌効果があり喉の痛みも和らぎますし、口中にさわやかな香りが残ります。
(エルバ・エルヴェティカの精油がお薦めです。食品として輸入されていますから。)

私のメディカルアロマの先生は、外国での研修時に、ラヴィンサラでうがいをしてるといったら、
『おまえは、そんなもったいないことをしてるのか』
と言われたとか。
万能のラヴィンサラを浸透させることなくうがいで使うなんてもったいない、といったところでしょうか。

その言葉が思い出され、2〜3日はラヴィンサラでうがいをしていましたが、イソジンを使うことにしました。
うがいは、医者によって推奨するものが異なり、
「塩でうがいするのが一番」という古風な医者とか、
「イソジンで殺菌するのが一番いいです」という若い医者とか。。。

喉が痛いのですから感染症にかからないよう、やはり殺菌する必要ありと思いました。
薬局では、イソジンガーグルは処方薬なのでイソジンうがい薬しかなかったのですが、添加物が気になります。
エタノール、l-メントール、サッカリンナトリウム、香料。

薬の世界も加工食品と同じで、保存料やら味を調整するものなど、いろいろ入っています。
あ〜あ、医者に行かないとイソジンガーグルは手に入らないし、仕方がない。
しかし、サッカリンまで入れて甘味を添加する必要あるのかしら、薬なのに。
明治製菓が作っているから、そのせいね。

うがいをすると、ラヴィンサラのときとは違って、後味の悪いこと。
何回もペッペッと唾を吐き出さないと、気分悪し。

やっぱり、自然のものの方が馴染みます。

2010年10月13日

最高に贅沢なオレンジを補った石けん

最高に贅沢なオレンジを補った石けんモザイクや紙ふぶきのように、先にできた石けんを細かくして入れることによって模様のできる石けんがあります。

これは最高に贅沢なオレンジを作ったのはいいけれど、何だかしっとりしすぎて私的には使い心地がよくありませんでしたので、それを補うためにマルセイユベースに細かくして入れ込みました。

模様のためにモザイクにするのではなく再利用だわ、と思いながら前田京子さんの本を開けると、

実は変わり石けんは、残り物の再利用や失敗作を生まれ変わらせようとしたところからできたものが多いのです。

と書いてありました。
なあんだ、発想は同じなのね。

ピュアオリーブ油 72%、パーム油10%
ココナッツ油18%
最高に贅沢なオレンジ石けん

一応、本体は白くあがるようにエクストラバージンではなくピュアオリーブ油を使っています。

[使用感]
写真では白とオレンジの対比が出ていますが、石けんを乾燥させる木箱にいれっぱなしにしていたら、オレンジ色がかなり褪色してしまい、うす黄色になってしまいました。
はちみつを加えて作るとレッドパームが褪色しにくいのは確かですが、それでも光にはとても弱いようです。

使い心地はじょうじょう。
もともとマルセイユが好きということもありますが、洗顔石けんに特定するしかないのかしら、と思える石けんも体はもちろん、髪にもオーケーのオールマイティな石けんになりました。


2010年10月11日

栗むきに圧力鍋?

栗おこわ秋のシーズン、一度は食べたい栗ご飯。

美味しいけれど剥くのが大変なのと、手技を使う身としては手を傷つけたくないのとで、一度はむき栗を使って栗ご飯にしました。
スーパーで売っていたむき栗は韓国産。
まあ!剥いた栗まで国産はないの?
夏の暑い期間が長かったのでだいぶイカレていた米で炊いたその栗ご飯は。。。

夫「この栗ぼそぼそして美味しくない。」
私「ご飯自体も美味しくないけど、なんて不味い栗なんでしょう。」

いくら手を傷つけたくないからといって、どうしようもない素材で炊いたご飯は食べ物とはいえません。
夫が剥くという前提で、ベジタ(大地を守る会の野菜セット)に入っていた大きな栗を夫に剥いてもらうことにしました(栗ごはん栗ご飯と騒いだのは夫なものですから)。

生の栗をいきなりペティナイフでむき出した夫は、1個で根をあげ、
「簡単に剥く方法ないの?」
「そういえば、ガッテンで圧力鍋を使うと良いと言っていたらしい。」

常に、栗を圧力鍋で蒸かしていた私ですが、茹で栗がここまでパカッと口を開け渋皮まで剥きやすくなるとは驚きました!
栗の身と渋皮の間の空気が加圧して膨張し、減圧することではがれやすくなるとのことですが、蒸すのではなく茹でるのがミソですね。
蒸したときは、茹でたときのように手でも剥けそうなくらいの状態にはなりませんでしたもの。
栗の実の中に入っていく水の量に関係している、と思います。

たまたま、白米はもち米しかなかったので(普段は玄米なので)、作ったのは写真の栗おこわです。
栗は、圧力鍋で8分加圧しました(平和製作所のもので玄米が美味しく炊けます)が、だいぶ火が通っていたので7分もしくは6分でもいいかもしれません。
逐次、試すつもりです。

どうです!包丁で切ったときのデコデコした面がないでしょう?
栗本来の甘味と、ご飯にも栗の風味が染み込んだ美味しい栗おこわが炊けました。

2010年10月10日

和風コリウス?

コリウス花魁今までコリウスとは相性がよくありませんでした。
葉っぱが虫食いになったり、成長かんばしくない状態が多く、そんな訳であまり興味はなかったのですが、最近の種類はちとおもしろい葉っぱが多いのです。

ホームセンターの園芸エリアで見本として植えられていたプレミアムコリウスの『歌舞伎』は濃い赤桃色の葉の周りに緑のくまどりが。。。
それはまさしく、歌舞伎のくまどりのようです。
中心から、ショッキングピンク→濃いえんじ→緑、と鮮やか〜。

そのときは、見本がすばらしかったおかげか、苗は売り切れていて。
別の園芸店でみかけたときは、他の種類の苗に比べて弱々しく、歌舞伎のイメージなし。

茎を分けてさしておいたので、そこそこ見られるようにはなりましたが、迫力はないなぁ。

上の写真の右下が『歌舞伎』、上は『花魁(おいらん)』、左側はウォルターターナー(これは栄養系コリウス)です。

オイランも艶やかな花魁のイメージがぴったり。
花魁は、紫蘇科特有の(穂ジソを思い出してね)藤色の花が咲いています。。。それは、まるでかんざしのよう。

うーん、ネーミングが良いですね。


2010年10月06日

ベゴニアは花期が長い

ベゴニアバスケットこのベゴニアセンパーフローレンスとニチニチソウのバスケットは、6月頃作ったものです。
たいして肥料をあげているわけではないのに、10月になってもまだまだ咲いてくれています。

バスケットは宙に浮いているので、とても乾きが速く、乾燥に強い植物でないと、かなりまめに水やりをしないとみすぼらしい姿になってしまいます。
春から秋にかけてはヴィオラやパンジーが長ーく楽しめてお勧めですが、夏はバスケットにはベゴニアが一番長く楽しめるのではないでしょうか(ランタナも良いかもしれません)。

あまりにポピュラーすぎてつまらない?
うちの母はそういう理由でベゴニアもニチニチソウも好きではありません。

それほど草姿が変わらず、いつも花が咲いていてくれる、そんな植物は私の好み。
ですから、ゼラニウムやベゴニアはわりと好きです。

バスケットには、九つ苗を植え込んでいます。
園芸店で最初に習ったときは11個植えるようにとのことでしたが、夏の草花は成長が早く根が回りすぎると枯れてしまうので5本のスリットのうち一番下は真ん中にしか入れていません。

リーガーズベゴニア、木立ちベゴニア、球根ベゴニアなどベゴニアはいろいろ種類はあれど、センパーフローレンスほど長持ちの花はありません。
花がダブルに咲くセンパーフローレンスのダブレットというのもありますが、シングルに比べるとコンスタントには長く咲かないようです。
同じ時期に植えた双方のうち、ダブレットは今、花はかなり下火になっています。

最初に植えたバスケットのイメージを変わらず楽しむには、異なる植物をいろいろ植えるより、同じ植物を花色を変えてアレンジした方が花期を揃えられると思います。
苗を植え込むときには花の咲いたものを選ぶはずですが、1か月もすると花期の短いものはサッサと終わって葉だけになり、初めのイメージとは変わってしまうのです。

<参考>
ムーランルージュのバスケット
ペチュニアのハンギングバスケット
新年のバスケット
ホワイトのハンギングバスケット
ハンギングバスケット(ブルーデージーとオステオスペルマム)


2010年10月03日

洋梨もいろいろあります

マルゲリット・マリラこの洋梨は、マルゲリット・マリラで746gありました。

洋梨というと、ラ・フランスというくらいラ・フランスの名前は浸透していますが、最近はそれ以外の洋梨もいろいろ出回っているようです。
バートレットは硬めの梨で香りもそれほど際立っている訳ではないので、私もあまり印象に残っていませんでしたが、そのパートレットが大地を守る会の宅配で届いたけど、全然おいしくなくて文句を言っちゃった、というのは母の弁です。
ラ・フランスが来たのなら嬉しいけど、パートレットなんて...ということらしい。

でも、ラ・フランスだって追熟がうまくいかなかったら、あまり美味しくはないんですよね。
その食べごろを見極めるのが、とてもむずかしい−−−何度、腐りかけたことか。
外国産の果物は、追熟が必要なものが多いようです(キウイ、洋梨、バナナ、メロン、マンゴー、アボカドなど)。

すももや桃の食べごろが最近わかるようになってきたので、追熟に挑戦すべく、4回にわたって届く洋梨紀行に申し込んじゃったという訳なんです。
最近、多くの果物の消費が落ちている中、洋梨は増加傾向があるそうで、そのおかげでラ・フランス以外の洋梨もぞくぞく生産されているとのこと。

その第1回めがマルゲリット・マリラ(洋梨の中で一番大きな品種らしい)でした。
もう一つ届いたものは、ちょっと早いかなと思いつつ食したみたら硬かったのと香りが今一つ。

マルゲリット・マリラは、甘ーい香りがしてきたら食べごろのようです。