« 2010年03月 | メイン | 2010年05月 »

2010年04月30日

紅花マルセイユ石けん

紅花マルセイユ石けん基本的には、私はスーパーファット(型入れ時にオイルを加える)はあまり使いません。
少量をオイル分として石けんに残すより、たっぷり最初から加えたいほうなのです。

しかし、この紅花を使ったマルセイユは、ホホバオイルでスーパーファットしてみました。
紅花の赤い色素は残りにくいということで、液体のロウであるホホバオイルでコーティングしたら多少は赤い色が残るかというのを試したかったからです。

残念ながら、紅花は黄色はよく出ますが、赤い色は残せないようです。
茶色に変色してしまいました。
紅花の煎じ液で水分を置き換えています。

そのおかげなのでしょうか?
マルセイユだというのに、トレースが非常に早かったです。
マルセイユは通常1時間弱ぐらいトレースにかかります(ブレンダー使用)が、この石けんは25分で出ました。

EXVオリーブ油(ボルゲス)72%
パーム油10%、ココナッツ油18%
ホホバオイル、紅花
鹸化率95%

2010年04月28日

ラベンダーミルク石けん

ラベンダーミルク石けん山羊ミルク(生乳)で作ったマルセイユがすっかり気に入ったので、ラベンダーも加えて作ってみました。
私にとっては、ローズマリーよりラベンダー入りの方が髪に合っているようですし、香りも残れば嬉しいし。

ゴートミルクの生乳は水分全量置き換えですので、ラベンダーは水分で抽出はできません。
そこで、久々にラベンダーをオリーブ油に温浸出させました。
いずれにしろ、香りを残したいときはチンキよりオイルに浸出させた方が残るんですよね。

スイートアーモンド油20%、EXVオリーブ油45%
シアバター5%、ひまし油5%
パーム油5%、ココナッツ油20%
ラベンダー、ゴートミルク(生乳)
鹸化率95%

この石けんを作っている時期は、なぜかパームとバターで10%になればほかのソフトオイルの比率を上げられると思っていましたので、パームが5%です。

よくよく本をじっくり読むと、パームの項目には書いてはありませんでしたが、パーム油が多く含む脂肪酸は泡の持続性を保つとありました。
溶け崩れだけを気にするのなら、この配合でも良いのですが、やはりクリーミーな泡が持続してほしい。

それで、後で作るものには、またパーム10%は入れることにしました。

<参考記事>ゴートミルクマルセイユ(生乳)

[使用感]
解禁日を待って、即、使ってみました。
ラベンダーの香りがほのかにして、ミルクの甘い香りも加わって。。。
良いですねえ。
これは、定番になりそうな石けんです。
ゴートミルクマルセイユはミルクっぽい香りはなかったんですけど、ラベンダーの香りと対比されて甘い香りが出てきたのかもしれません。

髪は毛先が変な跳ね方をせず、きれいにまとまりますから、翌日のストレスは全然来ません。
評価は、5です。

2010年04月26日

ハーブ2石けん

ハーブ2石けんハーブの石けんはいろいろ作っていますが、チンキで作る第2弾です。

少ない種類のハーブで、髪に効果がありそうなのを選びました。
入れる成分によって、石けんの色も変化するのがおもしろいですね。
あえてローズマリーは、はずしました。

スイートアーモンド油15%、EXVオリーブ油47%
シアバター5%、ひまし油5%
パーム油10%、ココナッツ油18%
ローリエ、クローブ、セージ、ラベンダー
先入れ蜂蜜、ローズマリーオイルエキストラクト
鹸化率95%

<参考記事>
ハーブ石けん
ハーブ石けん(ガミラ風)

2010年04月23日

ゴートミルクマルセイユ石けん(生乳)

山羊ミルクゴートミルクマルセイユ石けんミルク石けんをいろいろ試しているので、ゴートミルクもパウダーではなくオリジナルの液体の物を使って石けんを作りたくなりました。
大地を守る会で扱っているものは、るり渓やぎ農園さんのヨーグルトでしたので、そのやぎ農園さんのHPを見てみました。

そうしたら、

やぎの生乳(加熱殺菌未処理)を販売しています。ミルク石けんを作る方など興味がおありの方はメールでお問合せください。

と、ありました。

そこで、割高だとは思いましたが1本だけ注文してみました。
これでも、300gバッチだと7個石けんを作れます。

実際は6個分とりわけ、残りはどんな味がするのかと飲んでしまいました。
後で気がつきましたが、殺菌処理してなかったんですよね。
私は乳糖を分解できない質らしく、牛乳を飲むとあまり調子がよくなくお腹が張ったりするのですが、やぎミルクは匂いもなく、すっきりさっぱりした喉ごしで、全然調子は悪くなりませんでした。
甘味は牛乳の方が強いかな?
だからこそ、とても飲みやすかったです。

生乳を水分として全量置き換えたかったので、1回分ずつジップロックに入れて冷凍しました。
苛性ソーダと合わせると温度が上がりすぎると、ミルクの中のタンパク質がモロモロになってしまいますが、ジップロックだと解凍しやすいし、みぞれの状態で苛性ソーダと合わせるとミルク石けんが上手く作れます。
ときどき、みぞれ状にならずに凍っていると温度が下がり過ぎて温めるはめになりますが。

EXVオリーブ油(ボルゲス)72%、パーム油10%
ココナッツ油18%
やぎ生乳
鹸化率95%

粉を使った訳ではなく液体なのに、できあがった石けんはダマのような斑点があります。
なぜなんでしょう?

[使用感]
成分を加えていない普通のマルセイユより、クリーミーな泡が立ちますし、パウダーより生乳の方が、断然使い心地が良いと思います。
今まで、ゴートミルクパウダーを使った石けんは二つぐらいしかありませんが、良かったという印象はないのです。

牛乳だって、粉ミルクを飲むより普通の牛乳を飲む方が美味しいですし。。。
マルセイユに山羊のミルクを合わせただけなのに、高級なオイルを使用したかのようなツルツルした感触。
ホエイマルセイユはヌルッとしていましたが、こちらはツルッ。

翌日の髪もサラッ、フワッ、ツルッと良い感じです。
すっかり、生乳やぎミルク、気に入ってしまいました。
牛乳のミルクマルセイユは焼き菓子のような匂いでしたが、こちらはほんのちょっぴり乳酸菌ぽい匂い。
牛乳の石けんはぎりぎり三拍子(頭、顔、体にオーケー)でしたが、山羊の石けんは文句なしに三拍子です。

ミルク系の保湿には気軽に杏仁粉を使用していましたが、ゴートミルクパウダーをもっと使ってみることにします。

<参考記事>ミルクマルセイユ、豆乳マルセイユ、ホエイマルセイユとココナッツミルク石けん

2010年04月21日

卵酒マルセイユ石けん(卵酒)と卵と酒のマルセイユ石けん

卵酒マルセイユ石けん卵と酒のマルセイユ石けん手作りせっけんのおもしろいところは、賞味期限切れの食べ物を材料にすることができることです。

これもその一つです。
母が「風邪ぎみだから注文したの」という、卵酒を使った石けんです。
卵酒を買ったのはいいけれど、冷蔵庫に入って開封されずにどんどん期限が過ぎ、3か月オーバーになってしまいました。

未開封とはいえ、卵入りじゃ、こうなったら石けんにするしかないでしょ、と石けんにする分だけもらってきました。
母は「もったいない」とか、グチグチ言っていましたが(人によってもったいない意味合いが異なりますね)、大きく期限切れになったものをいったいどうするというのでしょうか。

アルコールを飛ばすために煮きっていたら、卵がモロモロと固まってしまいましたが、水分のみ苛性ソーダ水溶液として使用しました。
母はやはり煮きった液体部分のみを浴用材にしたそうです。
後で、この話を友人にしたところ、そのまま浴用材にすればよかったのに、と言われました。
さもありなん、なぜ火にかけたのかと後日問い合わせたら、お風呂の中で卵が固まるかもしれないと思ったのだそうです。
40度程度のお風呂の温度なら、卵は固まらなかったと思うんですがねえ。

EXオリーブ油72%、パーム油10%
ココナッツ油18%
卵酒
鹸化率95%

卵酒の状態のものを石けんに入れ込むより、その素材である卵・日本酒・洗双糖を入れた方が私好みの石けんになりそう、と思って作ったのが二つ目の石けんです。
卵酒は白身を入れた方がリゾチームの効果が高く風邪引きには有効とのことですので、こちらは全卵を使っています(塩化リゾチームは、将来ヒヨコになる卵黄を守っている自然免疫の一つと考えられているそうです)。

煮きった日本酒を苛性ソーダに入れ、一部分取り分けていた洗双糖を先入れはちみつの要領で温度が下がったときに入れ、全卵は一部分のオリーブオイルに溶き混ぜています。
ボールに入れたパームとココナッツオイルを湯煎で先に溶かし、オリーブオイルを加えてから40度になるように再び湯煎していますので、卵がモロモロ固まることはありません。

写真では白身を入れた方が白っぽい石けんに見えますが、実物はほとんど変わりなく黄色い石けんです。

<参考記事>エッグノッグ石けん

[使用感]
この二つは、なかなか使い心地がよろしいです。
どちらが良いかはわかりません。
ほとんど変わりがないからです。

卵酒に仕立てたものを石けんに使うより、単品(卵とお酒)をオイルや苛性ソーダ液にした方が高熱(卵酒のアルコールを飛ばすとき)が加わらずに良い出来になるかと思ったのですが。。。

おそらく、ほんのちょっぴり単品を使った方が良いのだと思いますが、ほとんど同じに良い、という結果となりました。
エッグノッグはラム酒を卵やミルクに加えることが多いようで、石けんに仕立ててもなかなかナイスなのですが、日本酒入りの石けんも使い勝手が良いのですから、さらに卵が入ったら良いのは当たり前ですね。

2010年04月19日

リモンチェッロのレモン石けん

リモンチェッロリモンチェッロ石けんお酒シリーズ、レモンのリキュールであるリモンチェッロの石けんです。

南イタリアを旅行したときのこと、ナポリやアマルフィ、シチリアなどでお土産用のリモンチェッロを見かけました。
瓶自体がおもしろい形をしたものがあって、楽しかった。
もちろん、何年も前なので、さすがにそのときのものは残っておりませんので、新たに購入したものを使いました。
イタリアのお酒というだけで、人生を楽しむのが上手な陽気なイタリア人を思い出し、楽しい気分になります。

柚子皮の石けんがとても良い香りを放ったので、期待しつつ、レモンの皮を干して粉状にしたものを入れました。
熟成中はレモンのさわやかな香りがしていました。
型からはずすとき、かなりべたべたして柔らかかったですが、糖分が多いとなるのでしょうか?

未精製アボカド油15%、EXVオリーブ油(ボルゲス)50%
シアバター5%、ひまし油5%
パーム油5%、ココナッツ油20%
リモンチェッロ、レモンの皮
鹸化率95%

[使用感]
カルバドスの石けんが残念な出来だったので、これもダメかと使ってみたら、こちらはギリギリ三拍子(頭・顔・体)オーケーです。
香りの方は、柚子がすばらしかったのに対し、石けん使用中に香るということはありませんでした。

やはり、柚子の皮というのは柑橘類の中でも別格の存在ですね。
吸い口にたった一かけら用いただけで、香りが立ってくる。。。

レモンの皮もパウンドケーキやマドレーヌなどの焼き菓子に使いますが、使う量が柚子とレモンでは違いますものね。


2010年04月16日

純米吟醸七賢の石けん

純米吟醸七賢の石けんこの日本酒は、弟の奥方が八ヶ岳に行ったときに買ってきてくれました。
八ヶ岳の麓に弟の家族は小屋を持っていますので、しばしば出かけます。

八ヶ岳近辺に出かけた方は、観光コースのように七賢に立ち寄った方が多いのではないでしょうか。
私も行ったことがありますが、ショップに立ち寄っただけで酒蔵は覗いたことがありません。

最近アルコールを入れた石けんに凝っていると聞き、試しに購入してくれたものです。
弟は石けんに使うなんてもったいない、とのことでしたが、
大吟醸の方が糖分が高そうだから、よりしっとりして良さそうな石けんができそう、と考えるのはクレイジーソーパーな私です。
ちなみに、夫は甘ったるい大吟醸は冷やさないと飲めない、冷たい日本酒は飲みたくない、だから普通の純米酒の方が好きだとか。

米油20%、オリーブ油45%
シアバター5%、ひまし油5%
パーム油10%、ココナッツ油15%
純米吟醸七賢
鹸化率95%

潔い白にしたくて、オリーブ油はピュアを使用。
型から出すと日本酒の良い香りが漂い、熟成中もしばらくは香っていましたが、1か月後はほんのりと香る程度です。
うっすらと上部にソーダ灰が出ました。

[使用感]
お酒の中でも、リキュールより日本酒の方が石けんにしたときにすべすべするのかもしれません。
それとも、日本酒を入れるときは米油を入れたくなるせいでしょうか。

オリーブ油をピュアにしたので最近では珍しく白い石けんで、何となく清々しい気分になります。
お酒の他にしっとりの成分を加えるのでなく、お酒単体なら恐らく日本酒が一番石けんに合っているような気がします。
オールマイティに使える良い石けんになりました。

2010年04月14日

緑茶石けん2

緑茶石けん2緑茶の石けんは何回か作っていますが、使い心地が良いのは緑茶だけでなく他にもいろいろ入れているせいかもしれません。

それで、オイル配合を変えたら、さらに使用感がアップするかと、また作ってみるのです(ときどき改悪になったりしますが)。
これも然り(まだ使ってはいません)。

カモミールやアロエ入りなら、髪に悪い訳がありません。
だから、本当は緑茶の効果を知りたいのなら、緑茶と保湿成分を一つだけプラスして作るといいのかもしれません。
市販の石けんて、数打ちゃ当たる式にいろいろな成分が入っている、と思うのは私だけではないでしょう。

最近は、ジェル化せずマットで硬い石けんができたら出来の良い石けんと思っています(この温度帯に持っていくのがむずかしい)ので、出来の良い石けんならシンプルでいいのではないかと。。。
それに、硬い石けんを作るためには、水分は水だけ、もしくは水に近い方が鹸化がスムーズに行われて硬い石けんができるのではないか、とも考えています。

EXVオリーブ油65%、シアバター5%
ひまし油5%、パーム油10%
ココナッツ油15%
緑茶、カモミール(チンキ)
アロエ粉、抹茶、シークレイ(型入れ時)
鹸化率95%

<参考記事>
緑茶石けん(茶のしずく風)
お茶の石けん
エクストラバージンのオリーブ石けん(保温温度の違い)

[使用感]
〜2と名前のついた石けんは、気に入って配合や作り方を微妙に変えて〜2の石けんを作っています。
緑茶石けんとしては2番目ですが、緑茶を使った石けんは3番目ですね。

緑茶石けん(茶のしずく風)では、黄芩とユキノシタを入れましたが、茶のしずくでは他のものもいろいろ入っています。
カモミール入りなら文句なく使い心地が良いんじゃないの、と、黄芩、ユキノシタをあえて除いて作ってみました。

ときどき〜2の石けんは、さらによかれと思い改良したつもりが改悪になることがありますので、この石けんも、たぶん良いとは思うけどそれほど感激しないんじゃない?
と思っていました。

3月14日解禁で、5月13日に使ってみました。
期待せず、
まず洗顔で泡立てると、甘〜い香りがします。
あれ、何をいれたのだっけ?
ほのかにですが、髪を洗っているときも香ります。
体を洗うために泡立てるとクリーミーな泡がモクモク立って。。。
私、これ好きだなあ。

なぜ、色が茶色いのかはよくわかりませんが、文句なしに5(5段階評価)の石けんです。
160回作っていても、5の石けんは3〜4個しかありません。

2010年04月12日

カルバドスりんご石けん

カルバドスカルバドスりんご石けんりんご石けんりんごのブレンデー、カルバドスを使った石けんです。
茶色に変色するのを忘れて、うっかり、りんごの皮を乾燥したものを入れたら、美しくなくなりました。
柚子の皮やレモンの皮は石けん種に混ざるのですが、りんごの皮は軽すぎて上に浮いてしまいました。

石けんの色は美しいペールグリーンで、香りは甘い良い匂いがします。
かなり緑が濃い香りの高いボルゲス(EXVオリーブオイル)を使っているせいなのかなと、思います。

EXVオリーブ油(ボルゲス)65%
カカオバター5%
ひまし油5%
パーム油5%
ココナッツ油20%
カルバドス、りんごの皮
鹸化率95%

三つ目の写真は、ペールグリーンに近い色が出ているでしょうか?
人間の目で見ると明らかにペールグリーンなのですが、写真は綺麗な色が出ていません(何とか実物に近づけるように補正はしたのですが)。
比較するために他の石けんも写しています。
左から、カルバドス、インドハーブ、ローズヒップ、塩昆布石けんです。

[使用感]
この石けんのヒットは色だけです。
綺麗な緑色が出たのは偶然ですが、EXVオリーブオイルの力もあるのでしょう。
オイル配合をみると、そんなに悪い訳がないと思われますが、なぜかイマイチの石けんです。
髪はうまくまとまらず、いうことをききませんので、翌日の気分はあまりよくありませんでした。

オイル配合が第一に石けんに影響を与えるとしても、こういうときは、オプションで入れた成分とのコンビネーションが悪いのだと思うことにしています。

2010年04月09日

甘酒マルセイユ石けん

甘酒石けん加温するようになってから、石けんの質が向上しました。

コールドプロセスの石けんは、長く置くほど熟成されてマイルドになり使いやすい石けんになります。
型に入れて保温するときに温度を加えると鹸化のスピードが上がります。
オイルが石けんになるゴールにできるだけ近づけると、硬くて締まった石けんが型出しのときにできます。
このとき、柔らかい石けんは1か月たっても柔らかいのです。
もちろん、入れたオプションの成分によっては加温しても柔らかいものは柔らかいです。

8か月たったマルセイユ石けんを使ったときの使用感の良さから、ときどきマルセイユベースでオプションの成分を試すときがありますが、この石けんもしかり。
玄米米麹を使った甘酒を材料にしています。

EXVオリーブ油(ボルゲス)72%
パーム油10%、ココナッツ油18%
甘酒
鹸化率95%

<参考記事>
甘酒オレンジ石けん
ボルゲスオリーブ石けんとマルセイユ石けん
エクストラバージンのオリーブ石けん(保温温度の違い)

[使用感]
マルセイユにホエイを入れただけなのに、髪はべったりとしてしっとりを通り越してしまったホエイマルセイユ。
その印象が残っていたので、甘酒もどうかな、とおそるおそる使ってみました。
洗っているときはさっぱりし過ぎているような気がしましたが、髪を乾かすとくるっときれいに内巻きになり、髪がいうことをききます。
文句なく頭から爪先まで使える石けんです。

マルセイユでオプションを比較すると、その相性がわかっておもしろいですね。
マルセイユそのものは結構好きだし、髪にボリュームは出ますが、ほんのちょっとツルスベが足りないような気がするので、いろいろオプションを入れて試しています。

2010年04月07日

アマレットの石けん

アマレットアマレット石けんお酒シリーズ、アマレットの石けんです。

アマレットは杏仁の香りのリキュールです、もともとはおそらくビターアーモンドを使っていたのではないかと思いますが、材料の主流は杏仁のようです。
アーモンドエッセンスはビターアーモンドの香りで、杏仁豆腐の香り付けによく使われます。

ビターアーモンド自体はあまり馴染みがない(市販されているのでしょうか)のでピンと来ませんが、杏仁の香りは煎じ用の杏仁を水に漬けているとふくいくと香ってきます。
私はこの香り、好きですねえ。。。

ビターアーモンドも杏仁も同じような香りなので、世間一般がアーモンドと杏仁をごっちゃにして扱っても仕方がないのかもしれません。
ちなみに通常煎じ用として市販されているのは苦杏仁(ビター)で、食用としては普通甜杏仁(スイート)が使われます。
私の場合は、杏仁豆腐を作るときは両方混ぜるのが好みです。
シロップにアマレットを入れたことはありませんでしたが、今度それを作ってみたいですね。

アプリコットカーネル油15%、EXVオリーブ油45%
シアバター5%、ひまし油5%
パーム油15%、ココナッツ油15%
アマレット、杏仁霜
鹸化率95%

[使用感]
杏仁の香りのアマレットを使った石けんということで、期待大きく使ってみました。
が、良くはありませんでした。
アプリコットカーネルオイルを使用した杏仁ミルク石けんも、イマイチでした。
アプリコット核とは、縁がないのかしら。

杏仁の香りも、熟成中は漂っていましたが、熟成後は杏仁の匂いといえば匂いだけれど、変質しているような。。。 なんだかなあ。。。

2010年04月05日

オレンジ石けん

オレンジ石けんレッドパーム油を使用した石けんで、できるだけ安く使い心地が良いものを、というコンセプトで作りました。

最初に前田京子さんのサンシャインバーを試したとき、その使い心地の良さにほれましたが、アボカド油やシアバターが高価で材料費がかかりすぎました。
ローズマリーとラベンダーのマルセイユが洗髪向きで比較的安価なのに比べると、日常的にサンシャインパーを使うのは気がひけると思いました。

その後、石けんにシアバターを入れるのが気に入ったので、多めに購入するとお安くなるところから仕入れています。
私は生まれたときからのアレルギー体質ですが、アトピーということではなく、幸いなことにアレルギーを起こすオイルもありませんので、マイルドなアボカドを使う必要もありません。

レッドパーム油30%、EXVオリーブ油40%
シアバター5%、ひまし油5%
ココナッツ油20%
先入れはちみつ、カレンデュラ

[使用感]
レッドパームを使えば良い石けんができる、という幻想は破れ去りました。
この配合では、しっとりが不足します。

この石けんを試してから、レッドパーム油30%は多いと思うようになりました。
いくら荒れ肌修復に良いといってもパームはパームでしょ、という印象です。

2010年04月02日

カルーアコーヒー石けん

コーヒー材料カルーアコーヒー石けんお酒シリーズ、カルーアコーヒーリキュールを使った石けんです。
香りの成分はお湯から出した方が良く出ますが、味がマイルドで雑味がないので、いつも水出しコーヒーを常備しています。
あ、水出しコーヒー用は深炒りがお勧めです。
普通にドリップ用にすると、美味しくは出ません。

石けんの水分として、リキュール100gを煮きるとだいたい半量になりますので、それに水出しコーヒーを加えています。
リキュール:コーヒーが1:1ぐらいです。

オリーブ油67%
ひまし油5%
パーム油10%
ココナッツ油18%
カルーアコーヒーリキュール、コーヒー
鹸化率95%

<参考記事>水出しコーヒーその後

[使用感]
熟成中はコーヒーの香りがしていたのですが、使える状態になったらかなり香りは飛びました。
石けんの色は、カフェオレ色です。

ほとんどマルセイユの配合でひまし油が入っているぐらいですが、使い心地はなかなかよろしい。
コーヒーの消臭効果はわかりません。