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2010年02月28日

ムーランルージュのバスケット

ムーランルージュ梅が咲く時期になり、ムーランルージュのバスケットが満開になりました。
バスケットはムーランルージュばっかりのと、リカちゃんパンジーばっかりのと作りましたが、リカちゃんは不調です。

リカちゃんは株張りするからバスケットにはどうかな、とサカタのスタッフは懐疑的でしたが、そのせいか途中ほとんど咲かなくなり他の鉢に植え替えました。
ムーランルージュは、城に飾るお花を作出したというファーメン社のいうとおり、花茎が長くそのせいでこじんまりとした形ではなく、あちこち揺れて遊んでいる雰囲気です。

ボリュームも出て、何だかとっても満足。
苗の値段は他のパンジーに比べるとお高いですが、うまく育てると家の場合は10月から5月まで楽しめますから、冬から春の8か月も気分よく過ごせるので結果的にお安い買い物になります。

2010年02月26日

甘酒オレンジ石けん

甘酒オレンジ石けんうちの実家では、甘酒というと酒粕から作っていました。
おばあちゃんが好きで、冬になるとよく作ってくれたっけ。

子供の頃から酒粕入りを飲んでいたけれど、これってアルコール分が入っていますよね。
厳密に『甘酒』というとお米の麹で甘さを出したもので、ノンアルコールのものをいうそうです。
大地を守る会では、甘酒というとこのアルコールを含まないものを販売しています。

アルコール抜きだと、石けんもアルコールを飛ばす必要ないし作り安いかも、と、レッドパームでオレンジ色にして作りました。
酒粕の甘酒に慣れていると、ノンアルコールの甘酒は飲むにはちと物足りない気もします。

レッドパーム油30%、EXVオリーブ油40%
ひまし油10%、ココナッツ油20%
甘酒
鹸化率95%


[使用感]
作っているときは、しっとりしてとても良さそうに思えましたが、使ってみるとそれほどでもありませんでした。
期待感が大きすぎたのかも。
一応、髪・顔・体全部に使えるオールマイティですが、ひまし5にして植物性バター5を入れたほうが良かったかしら。
それとも、酒粕を使うべきだったのかもしれません。

2010年02月24日

エクストラバージンのオリーブ石けん(保温温度の違い)

ガルシアオリーブオイルガルシアオリーブ石けんルスピナオリーブオイルルスピナオリーブ石けん引き続き石けんプレゼント募集中です。


ネットを検索中に、エクストラバージンオリーブオイル100%で石けんを作っている方のブログにヒットしました。
前田京子さんの本によると、石けん用にはピュアオリーブオイルをお勧めしますとのこと。
ご多分に漏れず、私もずーっとピュアを使っていました。
5リットルボトルを二つも買ってしまうとなかなか減らないのに、最近ではずっとエクストラバージンを使っています。
私のご近所さんで販売されているオリーブ油はEXVの方がお安いですし、ピュアを探す方がたいへん。
もともと、不鹸化物が多い未精製のものの方が何でも好きなのです。

そのEXVで石けんを作っている方は、とても興味深い作り方をしていました。
タッパーに石けんタネを入れて発泡スチロールに入れ、発泡の箱の中にお風呂ぐらいの温度のお湯を入れるのです。

前田京子さんのマルセイユ石けんを作っている太陽油脂さんは、特性の釜を作りその周りのジャケットに40度のお湯を通して型入れまで持っていくとか。
植物油の場合、最適な温度は38〜40度と前田さんは記述しています。
それは、石けんタネの周りの温度ではなく、石けんタネの液温のこと。

周りを空気で温めると、石けんのタネは自動的に鹸化する熱が発生しますから、温めすぎると液温は40度を遥かに超えてしまいます。
お湯を周りに通すと温めてくれますが、上がり過ぎたときは逆に冷やしてくれます。
これはお湯だから言えることで、空気だとこういう訳には行かないんですよね。
伝導率の差かな、と思います。

そういうわけで、このお湯をはるという方法はなかなか理にかなったナイスな方法ですが、3〜4時間の間、醒めてきたらまた温かいお湯を入れ換えるという大変な方法でもあります。

この方は、薄毛プロジェクトというのもおやりになっていたようです。
今現在、どのようになっているかはわかりません。
(問い合わせをしたのですが、応答がありません)

エクストラバージンで石けんを作ると、ポリフェノールやスクワレンの含有率が高いと思われますので酸化しにくい石けんができるのではないかと想像しているのですが、いかがでしょう。

写真上は、いつも使っているスペイン産のガルシア・デラ・クルス。
下は、チュニジア産のルスピナです。
ガルシアで作ったものは、マットで非常に硬くできました。
ピアノ線ではたちうちできず、包丁の出番。
途中まで何とか切れたのですが、後は硬すぎてバキッと折れました。

ルスピナは保温温度が高かったようで、芋羊羹のよう。
どうやら、ジェル化したようです。

一般的にはマットな方が柔らかく、ジェル化した方が硬く、よりマイルドといわれていますが、この石けんたちを見る限りは、そうともいえないようです。
ジェル化したものは弾力性がありピアノ線で切れましたが、マットな方は割れてしまったのですから。

要は、どれだけ苛性ソーダと油を24時間で鹸化することができるか、ということなのでしょう。
マットでなおかつ硬い石けんは、ジェル化するほど温度は高くなく、けれどしっかり保温する(あくまで液温が40度ぐらい)とできます。
型出しのときに柔らかい石けんは1か月の熟成をとってもまだ柔らかい。
型出しのときに硬ーい石けんは、オリーブ石けんといえども4週間で使える石けんになるかもしれません。

苛性ソーダを溶かす水の中に、ローズウォーター(No-Mu-Ba-Ra)を入れてみました。
ブレンダーと手混ぜを併用。
型はペーパーモールドを使用。
使うEXVオリーブオイルによって石けんの仕上がりが変わるのか実験中ですが、作る温度により使用感も変わりそうです。

[フライングの使用感]
6週間の熟成を待たず35日で使ってみました。
30日で使わなかったのは、単に忘れていたからです。

結果からいうと、問題なく使えます。
全然ピリピリもヒリヒリもしませんでした。

オリーブ石けん自体、他のオイル配合の石けんに比べるとかなりさっぱりしていますし、泡も立ちにくいので好き嫌いがあるのではないでしょうか。
私はあまり好きな方ではありません。

が、オリーブ油配合率の多い石けんはトローリとしたグリセリンが石けんの表面に浮かんできますが、この石けんは100%のわりにはそれほどヌメヌメしてきません。
最初に作ったシアオリーブ石けんを8か月も立って使ったときのように、熟成が進んでマイルドな感じに近いような気がしました。
あくまでも、近い、であって、同じというわけではありませんよ。

ですから、さらに熟成させてから使用するとマイルドさが増すのを期待しています。

[ガルシアオリーブ石けんの使用感]
泡立たず、これぞオリーブ石けんという感じです。
硬くできたので、ボルゲスのように驚きの出来かも?と期待して使ってみましたが、フライングで使ってみたときとあまり変わりはありませんでした。
少〜し、マイルドさはアップしたので、泡は立たなくても髪の洗い上がりは良いです。

[ルスピナオリーブ石けんの使用感]
ジェル化してしまった石けんも、1か月の熟成後は硬くしまって、髪にクルクルするとゴリゴリします。
実は、ルスピナは原種のオリーブに近いのかなと期待していたのです。
原種の方がポリフェノール含有量やその他有効成分が高いという噂なので。

だから、良い石けんを期待していたのです。
残念ながら、期待はずれ。
ガルシアよりは、良いかな、という程度。
食用に使っても、それほど感激しなかったしなあ、ということを思い出したのでした。

<参考記事>ボルゲスオリーブ石けんとマルセイユ石けん

2010年02月22日

黒豆黒糖石けん

黒豆黒糖材料黒豆黒糖石けん引き続き石けんプレゼント募集中です。


小豆の石けんを作ったときに、黒豆でも作ってみようと思いつき、それを実行したのがこの石けんです。
豆類はサポニンを含んでいるので、煎じているときもボコボコ大きな泡が立ちます。
しっとりさせるために、黒砂糖も加えて。。。

椿油40%
アボカド油20%
カカオバター10%
パーム油15%
ココナッツ油15%
黒豆、黒糖
鹸化率95%

サポニンは水に溶かしたとき泡が出ますので、黒豆はミルサーで挽いて煎じています。
〇〇さんの黒豆(袋にそう書いてありました)は、煎じ液だけでなく粉状態の部分も入れて。
挽いた黒糖は型入れ時に加えました。

<参考記事>小豆石けん(サポニンは水溶性?)

[使用感]
使い心地は、まあまあイケル石けんです。
黒糖入りなのにしっとりが少ないような気もして、全体的にさっぱり洗い上がります。

でもバター10%とアボカドが効いているのか、三拍子揃った石けんには違いありません。

2010年02月19日

石けんをプレゼントします

どれくらいの方がこのブログを読んでくださっているのかわかりません。

が、以下の石けんをご希望の方がいらっしゃったら、その方にプレゼントしたいと思います。
1個ずつ、12名の方に定形外郵便でお送りするつもりです。
郵便事情により、形がいびつになってもご愛嬌ということでご了承くださいませ。

ご希望の方は、toukikou@yakuzenjoho.net まで、ご住所とお名前、一応希望の品の名前をお書きください。
(アットマークが全角になっております。半角になおしてね。)

〇米ぬか石けん
〇マサラチャイ石けん
〇当帰紅花飲石けん
〇はちみつアルガン石けん
〇ラベンダーローズマリー石けん(チンキのものです)
〇デオタンニン風石けん(柿渋)
〇ニーム石けん
〇ハンガリーウォーター石けん(チンキ)
〇珊瑚アーモンド石けん
〇ラベンダーシコン2石けん
〇ジャスミンネロリ石けん(チンキ)
〇ハーブアーモンド石けん(チンキ)

石けんの詳細は、ブログでご覧くださいませ。
トップページの右側にある検索窓を使って検索なさると便利です。

青黛アーモンド石けん

青黛アーモンド石けん青黛の入った石けんをときどき作っています。
他の成分に比べるとかなり頻繁に作っているかも。
それだけ、頭の痒みなどに効く気がするからなのです。

この石けんは、はちみつを入れたせいかとても柔らかいです。
青黛とアーモンド油の配合は今まではなかったと思います。

スイートアーモンド油25%、EXVオリーブ油35%
カカオバター5%、ひまし油5%
パーム油15%、ココナッツ油15%
先入れ蜂蜜、青黛、杏仁霜
鹸化率95%

<参考記事>
当帰紅花飲石けん
インドハーブ石けん(育毛)
青黛紅花石けん
青黛の石けん(原料は藍です)

[使用感]
青黛入りの石けんは他の石けんに比べると、わりと早く試してみたくなります。
今までの青黛入り石けんより、一番好きかもしれません。
いろいろな面で、ストレスなく使えます。
柔らかすぎず、髪の毛も変に跳ねない、とか。

でも、スイートアーモンドは20で良かったかも。
石けんの色は、藍や緑青でなく、水色で好きな色です。


2010年02月17日

4 roses 石けん(バラ製品を4種類使いました)

4 roses材料玫塊露4 roses石けん4 roses というバーボンがありますね。
そのうち、バーボン石けんも作ってみたいです。

この石けんは、玫塊花(まいかいか・バラの蕾)、玫塊露(マイカイカのリキュール)、ローズヒップオイル、ローズヒップパウダーを入れた石けんです。
マイカイカは無水エタノールに漬け、玫塊露を加えてアルコールを飛ばして苛性ソーダ液にしています。

写真のように、チンキの色はちょうどローズヒップジャムと同じ色です。
花びらも実も、同じような茶色になるんですねえ。

玫塊露は、横浜中華街の永昌源で購入したもので、バラの香りのお酒です。
ライチーのリキュールもあり、女性が好みそうなお酒をいろいろ置いてあります。

ローズヒップ油10%
オリーブ油42%
シアバター10%
ひまし油5%
パーム油15%
ココナッツ油18%
ローズマリーオイルエキストラクト
玫塊花(チンキ)、玫塊露、ローズヒップパウダー
鹸化率95%


[使用感]
記事にアップするより作る方が多くて、すでにこの石けんも1か月は立っています。
バラの成分を4種類入れたのは初めてなので、とても気になり早速使ってみました。
だいぶ以前に作っていて試していない石けんもたくさんあるというのに。

他のどの石けんより、とても甘〜い香りがします!

作る石けんは、どの石けんも無香・無着色で作っていますので、材料の持っている香りと自然の色がそのまま出てくる石けんたちなのです。
香りが精神に及ぼす影響はとても強いのですが、メディカルアロマの立場からいえば、芳香物質を利用(嗅ぐ・塗るなど)する療法はそのときの体調によって変化するものなので、日常的に使う石けんに精油を使うことは私はしません。
それに、ベストと思っている精油(メディカルに使えるもの)は高価ですので、半瓶も入れなければ香らない石けんに利用するのは、とんでもない、状態でございます。

そういうわけで、この石けんは自然がもたらした香りのみ(ただ、玫塊露は香料が入っているかも?)。

癒されるー。。。

使い心地は、ローズヒップオイル入りなのですもの、悪い訳がありません。

(追記)
4か月後に使用したら、香りはかなり薄くなっていました。
泡立てていると、ときおり、ほのかに甘い香りがしますが、出来立てのときの嬉しい喜びはなくなってしまいました。

2010年02月15日

ハンガリーウォーター石けん

ハンガリーウォーター石けんハンガリーウォーターの元を使った石けんを作りました。

元というのは、
ローズマリー、ローズペタル、ペパーミント、レモンピール
がセットになったもの、JAAのです。

それを無水エタノールでチンキにしたものに水を加え、アルコールを飛ばして苛性ソーダ液にしています。
チンキは緑というか茶色っぽかったのですが、無水エタノールでチンキの石けんの場合、たいがい色は白っぽくなります。

スイートアーモンド油10%、マカデミアナッツ油10%
オリーブ油40%、ひまし油5%
パーム油15%、ココナッツ油20%
ローズマリーオイルエキストラクト
ローズマリー、ローズペタル、ペパーミント、レモンピール
鹸化率95%

<チンキを使った石けんの記事>
日本酒(柚子の葉入り)石けん
ラベンダーシコン2石けん
十薬甘草石けん

[使用感]
かなーり良い感じに仕上がっていますが、髪にはローズマリーだけでなくラベンダーが入っている方が私の好みです。
チンキに使用しているのは無水エタノールですが、お酒(日本酒、ラム酒、ワインなどいろいろ)の入った石けんはしっとりするので、作る石けんにアルコール入りが増えました。
アルコールを飛ばしているとはいえ、トレースは出やすいし、石けんの液温も高めになるので、鹸化しやすく作りやすいのです。

2010年02月12日

日本酒(柚子の葉入り)石けん

日本酒(柚子葉入り)石けん実家のご近所さんのお庭には柚子の木があるそうです。

柚子の実がだいぶ色づいた頃、母のそのお友達は全然面識のない方から言われたそうです。
「あのう、少しでいいんですけど、柚子を分けていただけませんか。」


「人にあげて、なくなっちゃわないうちに、早くとりにおいで」
と言われた母は、急いでいただいて来たとか。

枝ごといただいてきたので、葉っぱつきの柚子でした。

柚子は余す所なく、使い切り。。。
皮の一部分は千切りにして果汁と蜂蜜とともに煮て、柚子ジャムに。(これは、お湯を注げば柚子茶になりますし、ハーゲンダッツのバニラにかけるとおいし〜。)
皮と葉は軽く干してから粉にして、ジップロックに入れて冷凍庫に。
種は軽く干してからアルコール水に漬けて、化粧水に。
残った白い袋の部分はお風呂の浴用剤として。

そして石けんには、葉と柚子の皮を入れる予定だったのですが、型入れするときに肝心の皮を入れるのをすっかり忘れました。
だから日本酒石けん(柚子の葉入り)です。

米油15%、EXVオリーブ油40%
カカオバター5%、ひまし油5%
パーム油20%、ココナッツ油15%
柚子の葉チンキ、浦霞
鹸化率95%

柚子の葉はひたひたになるくらい無水エタノールを入れ、日本酒を加えてからアルコールは煮切って冷蔵庫へ。
チンキは、色付けしたのかと見まごうほど真緑色。
これぞ、天然の色なんでしょうね。
石けんにしたら、やはり色は飛んでしまいました。

<参考記事>柚子石けん(ラム酒入り)(柚子の皮を入れました)

[使用感]
日本酒を使った化粧水などもあるくらい、日本酒はしっとり感を生みます。
麹のおかげでしょうか。

でも、甘酒の石けんに比べると、こちらの方が私は好きです。
甘酒はアルコールを含まないので、アルコールを飛ばして使う必要がないのは作りやすいといえますが、飛ばしているはずのアルコール入りの石けんの方が使い心地が良いと感じます。
(酒粕を使った甘酒は、厳密にいうと甘酒とはいわないという説もあります。麹を使って甘味を出しているのが甘酒で、子供も飲むことができます。)
おそらく、醗酵してアルコールが発生するとき、他のものも生成されているからではないでしょうか。

チンキを利用した石けんとはまた異なった独特のしっとり感があります。

2010年02月10日

最高に贅沢なオレンジ石けん

最高に贅沢なオレンジ石けん前田京子さんの最高に贅沢な石けんのオレンジパージョンです。
配合比率も、鹸化率も変えています。

それにしても、同じことを考える方は多いのですね。
最高に贅沢な石けんのパーム置き換えでレッドパームにしている方をお見かけしました。

スイートアーモンド油20%、EXVオリーブ油40%
ホホバ油8%、レッドパーム油14%
ココナッツ油18%、ローズマリーオイルエキストラクト
ルイボスティー
鹸化率95%

※苛性ソーダを溶かすのにただの水を使うよりルイボスティーを使った方がトレースが出やすいかと思い、毎日飲んでいるオーガニックのルイボスティーを使っています。
ティーとはいえ、煎じているのでとても濃いです。

レッドパームの方がホワイトパームより融点が低いので、ただ置き換えるとオリジナルより柔らかい石けんになってしまいます。
それで、このレシピはココナッツを増やし、柔らかいアーモンドを減らしていますが、冬に放置タイプで作った石けんは、良く言えばしっとりしていますが、非常に柔らかい。
硬い石けんには遥かに遠いものとなりました。

あまり論議されていませんが、硬い石けんを作るためには、
1. ハードオイルを増やす
2. 鹸化率を上げる
3. 塩や真珠といった硬くなる成分を入れる

以外に、型出しまで石けんが必要とする温度を保ち、オイルと苛性ソーダの化学反応をできるだけ完結させることが重要だと思います。

[使用感]
鹸化率を95%にしているとはいえ、最高に贅沢な石けんで髪を洗って使い心地がいいのかしら、と最初は半信半疑でした。
けれど、ホワイトパームをレッドパームに変えると、なかなか良いです。

あら、意外だわ。
スイートアーモンドやオリーブの配合も異なるので、そのせいかもしれません。
オイルの配合比によりでき上がりの石けんの質感が変わるというのは、本当ですねえ。

●最高に贅沢なオレンジ石けん2
[さらに配合を変えて作ったら]
その後、スイートアーモンド油をかなり多くし、オリジナルの最高に贅沢な石けんに近づけてみました。
髪に良い石けんが好きな私にとっては、これは意外なほど良くありませんでした。
ツルッ、シトッが足りないし、リノール酸が多い配合だと髪のまとまりがよくありません。
最高に贅沢な石けんは、やはりフェイスバーだったんですね。

2010年02月08日

ジャスミンとオレンジフラワーの石けん

ジャスミンオレンジフラワー石けんこの石けんは、お気に入りの薬茶である 龍眼の蜂蜜レモン茶 から発想を得て作ったものです。

ジャスミンフラワー、オレンジフラワーに丁子(クローブ)を加えています。
お茶の方は、はちみつレモンに一味加えたものですが、クローブをほんの少し入れると味が引き立ちます。

レッドパーム油30%、オリーブ油40%
ひまし油5%、マンゴーバター5%
ココナッツ油20%
ジャスミン、オレンジフラワー、クローブ
先入れはちみつ
鹸化率95%

ジャスミン、オレンジフラワー、クローブは無水エタノールで抽出し、水を加えてアルコールを飛ばしたものを苛性ソーダ水にしています。

[使用感]
私は、レッドパーム油を使った石けんがかなり好きです。
色も気分が浮き立つオレンジ色だし、今まで作ったレッドパーム入り石けんはほとんどのものが使い心地がよろしかったのです。

この石けんもちょっとだけ甘い香りがして、髪にもバッチリ。
ツルッ、フワッ、サラッ、シトッ、さらにコシも出ます(私には)。
もちろん顔にもボディにも使えて三拍子揃っています。
でも、ツルフワサラシトコシの五段階評価をクリアできる石けんの数は少ないのです。

2010年02月05日

ガスールキッチンソープ

ガスールキッチンソープ昨年の5月から手作り石けんを作っていますが、止まるところを知らず。
石けん貧乏になりそう。

石けん作りの魅力って何でしょう?

オイルの配合比やオプションで入れる成分、はたまたできあがりの質によって、使用感が変化することに尽きると思います。
それにしても、いったいいつまで続くのやら。。。

この石けんは、石けんクレンザー的キッチンソープの延長で、研磨部分をガスールと重曹で15%入れています。
10%ぐらいだと、できあがった石けんに結晶はできませんが、15%、20%と重曹を入れるときらきらした結晶が浮きでてきます。
しかし、ガスール自体がレッドクレイ、イエロークレイなどと比べて白っぽいので、結晶はあまり目立ちません。

ココナッツ油30%、米油30%
ラード20%、グレープシード油20%
ガスール4%、重曹11%
鹸化率97%

余っていたグレープシードオイルをいれましたが、今までのキッチンソープの中で一番使い心地が良いような気がします。
グレープシードオイルは酸化しやすいけれど安いし、浴用より比較的消費が多いのでキッチン用には良いかもしれません。
とはいえ、安価という点やできあがったせっけんのすべすべ度を考えると、両方に使える米油の方が好みです。

<参考記事>
オレンジキッチンソープ
レッドクレイキッチンソープ
カロチン石けん(キッチンソープ)
黄色と緑のキッチンソープ
キッチンソープ(重曹入り)

2010年02月03日

ラベンダーシコン2石けん

ラベンダーシコン材料ラベンダーシコン石けん2オプション材料が気に入ると、オイルの配合は変えて、それを使った石けんをまた作ってみます。

ハーブの中では、やはりラベンダーが一番好き。
次は、定番ながらローズマリーとカモミールです。
中薬では、皆さんが石けんによく使うものが、石けんにしたときにはやっぱり使い心地が良いですね。
ときどき、あまりに何種類も中薬を使い過ぎてイマイチなんてときは、あ〜あ、と思います。
私の場合は、石けん作りをする前からもともと持っているので、ダメにしないように入れていることが多いのですが。

ハーブといったら定番中の定番、ラベンダーをすぐ思い起こす方が多いでしょうが、私も石けんにしたときはこれが一番髪に合っているような気がします。
それと中薬では紫根が合います。

この石けんは、無水エタノールで成分を抽出させ水を加えて火にかけ、アルコール分を飛ばしたものを苛性ソーダ水に使いました。
水分も飛んでしまうので、さらに足しています。
私の水分量は前田京子さん式で、かなり多いタイプです。

オイルに苛性ソーダ水を合わせたときは青緑色でしたが、石けんにしたらほとんど白になってしまいました。

米油10%、オリーブ油42%
ひまし油10%、パーム油20%
ココナッツ油18%
ラベンダー、紫根
鹸化率95%

オリーブ油はエクストラバージンを使うことが多いのですが、どんな色になるか知りたいときはピュアを使います。

<参考記事>シコン(紫草)石けんの色

[使用感]
ひまし油10%だと泡がモクモク立ちます。
洗髪には、ある程度泡立ちがよくないとストレスがきそうですが、そういう点では問題なし。
もうちょっとひまし油を減らしてオリーブを増やした方が、髪のボリュームは出るかもしれません。
髪はストレート気味ですので。

2010年02月01日

米ぬか石けん

米ぬか石けんぬかで体をこすると、ぬかの油分でツルツルになってお肌しっとり。
日本の昔ながらのケアは知ってはいても試したことはないし、石けん作りに使いたいものに糠をエントリーしていませんでした。

「米ぬかの石けんはないの?」
と、夫が聞きます。

どうせ、いろいろ石けんがあっても使わないのに、民間の知識から尋ねただけです。
でも、まあ、そういうことなら作ってみようかと。

糠床用の『炒り糠』を使いました。
生糠も家にあったので、石けんを作った後に、なにげに賞味期限を見ましたら、生と炒ったのとでは賞味期限が圧倒的に違います。
生ぬかを型入れ時に加えたら、きっと酸化が早くて困ったことでしょう。
炒りぬかにしておいて、良かった。

米油20%、EXVオリーブ油40%
ひまし油5%、パーム油15%
ココナッツ油20%
米ぬか10%
鹸化率95%

[使用感]
想像通りの使用感でした。
可もなく不可もなく。
こう評価すると、たいしたことないと思われるかもしれませんが、ツルツルしてなかなか使いやすい石けんです。

でもね、糠が材料だと思うと、楽しい気分にはなりにくいのですよ。