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2008年03月10日

梅ジャムで梅ドリンク

梅ドリンク<br />
冷凍梅1kgというのを注文していたのが届きました。
ここのところ、クロテッドクリームとジャムをトーストに塗って食べるのがお気に入りなので、この梅でジャムを作りました。
冷凍梅1kgに蜂蜜800gというところを、蜂蜜600〜700g(何せ目分量なもので)で作りましたが、梅の果肉たっぷりのドリンクにするにはちょうど良い甘さ。
でも、もし本来のジャムにするなら、やはり800gは必要かと。
トーストに塗ったら、あまり甘くはありませんでしたので。

作り方は、たっぷりの湯で梅が柔らかくなるまで茹で(わりとすぐです)、ざるに上げてお湯を切ります。
鍋に梅を入れて、ポテトマッシャーでつぶしながら、種をポイッ、ポイッ。
これに、蜂蜜を加えたら、弱火で20分かき混ぜながら煮るだけ。

本当は、ポテトマッシャーでつぶすなんて書いてはあったのではなく、ちゃんと裏ごしするとあったのですが、そんな面倒なことするほど時間の余裕がありませんでした。
しかし、マーマレード的に考えれば、形が残っているものも結構イケてますよ。

できたての梅ジャムをたっぷりに熱湯を注いで、梅ドリンクの出来上がり。
甘ずっぱ〜い! 疲れがとれていくような。

ご存じのように、梅にはクエン酸がたっぷり含まれており、生物の有酸素代謝回路であるクエン酸回路(クレブス回路)の構成物質です。
中医学的には、「緑萼梅」で花の部分が使われており、胃痛、食欲不振、疏肝和胃、気機を通暢させる働きがあるといわれています。

日本では、民間で青梅から作った梅エキスが、胃腸の調子を整えるのに用いられていますし、ご飯の腐敗を防ぐのに梅干しを入れますね。
このジャムを作った翌日、めずらしく胃痛を起こしました。
平胃散を飲んだのに、効いて来る気配がしません。
これは、解毒する必要があるかと思い、常備している梅肉エキスを大さじ1杯ほどと、この梅ドリンクをさらに飲みました。
ほどなくして、効いてきましたよ〜。


2008年02月04日

茯苓やハトムギ入りのスコーンなんてどうかな

スーパーで見かけた中沢のクロテッドクリーム。
イギリスで食べたものより、トロ〜ッとしていて液体っぽいのがたまにきずだけれど、気軽に買えて楽しめるのは良いですね。
トーストしたパンにクロテッドクリームとマーマレードを載せて食べると、至福のひととき。

でも、
やっぱりスコーンにつけて食べたい。
しかし、私はベーキング・パウダーを使わない主義。
それを使わずして、膨らますためには卵の分量を増やしたり、天然酵母を使ったり。

写真の本は、天然酵母のパン作りを習っていたときに、半ば先生に強要されて買ったもの。
実際、教室でいただいたスコーンは、
『ふーん、BPなしでもスコーンが作れるんだ。でも、このスコーン、バリバリしていて、これはこれでおいしいけど、私はふんわり系のスコーンがいいな。』

それ以来何回かスコーンに挑戦しましたが、これぞ、というレシピには出会わず。
冷蔵庫で寝かせる訳は、常温もしくはそれ以上に温度を上げてしまうと、生地のバターが解けてしまってパイのような触感がなくなるからだと思うのですが、その反対をすればふんわりになるかと思いきや、なかなかうまく作れません。
膨らますためにはグルテンの多い強力粉を使った方が良いのですが、パンを食べているようになってはスコーンの位置づけがなくなるし。

薬膳的に作るとしたら、茯苓ハトムギを粉にして小麦粉に混ぜたり、レーズンやカランツの代わりに、クコ龍眼ナツメを入れるのも良いですね。
でも、これはあくまで想像の産物。
私は、プレーンなスコーンにクロテッドクリームを塗るのが好きなので、たぶん実際にこれを作ることはないでしょう。

2007年12月17日

スイスハーブキャンディ Ricola

Ricola<br />
以前薬膳の授業で、ハッカ飴を作ったこともあり(といっても、私は覗きにいっただけ)、喉がイガイガするときにはハッカの清涼感が効くと思っています。
ご存じの方は、昔から知ってらっしゃるようですが、私はこのリコラハーブキャンディを最近知りました。
最寄りのスーパーで市販されており、たいしたものが置いてないと思い込んでいる私としては、あら、良いものも置いてあるのね的でした。
この写真は、ソニープラザさんのサイトのものを拝借いたしました。
最寄りのスーパーでは、ハッカのものしか置いてありませんが、シュガーレスタイプやレモンミントなどいろいろなバリエーションがあるようです。

人工的な物が嫌いなので、砂糖入り歓迎ですが、原材料には、いきなり砂糖と書いてあります。
飴なんですから当然ですが。
そして、水飴、13種のハーブエキス、メントール、ペパーミントオイル、カラメル色素
と、続きます。

ハーブの中身は、
リブワートブラインティン(へらおおばこ)、 マーシュマロールート(ビロードあおい)、 ペパーミント(西洋ハッカ)、 ヤーロー(西洋のこぎり草)、 タイム(たいじゃこう草)、 セージ(薬用サルビア)、 レディスマントル(にがよもぎ)、 カウスリップ(きばなのぐりんざくら)、 エルダー(西洋にわとこ)、 バーネット(われもこう)、 コモンスピードウェル(ひめるりとらのお)、 マーロー(はいあおい)、 ホーハウンド(いぬごま)

西洋と東洋では、自生する植物が異なるので、これらの訳がうまくつけてあるなと感心します。
中薬と対応させられるのは、おおばこ(車前草)、ペパーミント(薄荷)、エルダー(接骨木)、バーネット(地楡)
でしょうか。
でも、無理して対応させており、同じものではありません。
バーネットも、おそらく葉か全草を使っているのではないでしょうか。
中国では地楡の根っこを使います。

このキャンディ、なかなかナイスな味です。
嫌味が全然なく、す〜っと喉を通っていく、だけどちゃんと喉飴の役目を果たしていて、変な添加物が入っていない、自然な加工食品を探すのって大変なんですよね。

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2007年12月13日

当帰生姜羊肉湯(古典的薬膳)

中医営養学の授業で、金匱要略に記載されている当帰生姜羊肉湯のレシピが出てきました。
でも、かな〜り現代版にアレンジされてる模様。

材料:当帰20g、生姜30g、羊肉500g、紹興酒大さじ3、塩小さじ2、胡椒少々
作り方:
1.羊肉は2cm角に切り、沸騰した湯に入れ白くなったらいったん取り出す。
2.鍋に羊肉、当帰を入れひたひたに水を入れて強火にし、スライスした生姜と酒も加え、沸騰したら40分煮込む。

この作り方は、おそらく写真の「中医営養学」に載っているのではないかと思います。
授業のプリントとして提出されたので、本の中に記載されているのを確認していないのです。
このレシピだと、現代のスープとしていただいてもおいしいのではないでしょうか。
残念ながら、角切り羊肉をスーパーで気軽に手に入れることはできないので(ラムチョップやスライスなら手に入る)、再現していません。

原文がどのように記載されているかというと(ネットで参考にしました)、

寒疝腹中痛、及脇痛裏急者、当帰生姜羊肉湯主之。

当帰三両 生姜五両 羊肉一斤
上三味、以水八升、煮取三升、温服七合、日三服。
若寒多者、加生姜成一斤、痛多而嘔者、加橘皮二両、白朮一両。
加生姜者、亦加水五升、煮取三升二合服之。

中国での「両」は50gのようですので、1斤は10両だから500g。
当帰150g、生姜250g、羊肉500g
で、8升の水を3升になるまで煮詰めて、420ccずつ1日3回飲むとしても、4日分しかないんですね。
しかし、当帰150g、生姜250gじゃ、この煎じ液は生姜のピリピリと生薬を煮詰めた濃い味で、恐ろしい味がするに違いありません。
やはり、これは薬膳なんてものではなく、漢方薬としかいいようがありません。
寒さによる疝痛や脇痛など、痛みを止めるための漢方薬なんですから、効果を出すためにはこのくらいの分量が必要なんでしょう。

2007年11月15日

核桃仁(くるみ)の蜜がけの缶詰

核桃仁<br />
黒龍江中医薬大学の研修旅行のときに買ってきたくるみの蜜がけの缶詰です。
缶詰だから持つだろうと、いまだ食していません。

自分で作ったときは、失敗失敗でしたが、友人が言うには、胡桃を最初に飴がけにしてから揚げると簡単だとのこと(どうやら簡易版で作るらしい)。
せっかく教えてもらいましたが、いまだ試していません。
やる気になるには、自由時間がたっぷりあると感じられる余裕がないとダメだから。

こんなナイスな食べものが、日常で売られているなんて、さすが中国。

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2007年11月01日

りんごと柿の甘酢(薬蜜で)

りんごと柿の甘酢<br />
ナツメ蜜<br />
黒龍江中医薬大学のスーパーで買ってきたナツメの花の蜜を使って、季節柄、りんごと柿の甘酢にしてみました。
蜂蜜は、滋陰効果があるけれど、ナツメの蜜なら気も補えそう。

さすがに柿の皮は剥きましたが、リンゴは低農薬なので皮付きのまんま。(大地宅配のすばらしくおいしい紅玉です)

薬膳では基本的に、皮は剥きません。
皮の部分には、りんご本体を守る衛気があるので、それを摂取する人間も衛気を補える。
体の防衛力を高めるには、皮つきが一番、漢方薬自体、草や根っこ、木の皮などを使ったものが多いことだし。

ナツメ蜜だけ、ちょっと味見したときは、普通の蜂蜜とそれほど大差ないように感じたのですが、カボスをぎゅっと絞って、米酢を少々足し、ナツメ蜜をたら〜りとかけたら、あらおいしいじゃないの。
こんなところで、味に差が出てくるんですねえ。

2007年09月20日

梨水(梨を水に浸けたもの)

消渇(糖尿病)の薬膳でのこと。
梨は肺陰を補うのに適した果実ですが、

食べやすいようにスライスした梨を水に半日浸ける

という薬膳が選ばれていました。
作っている最中も、皆口々に、
「そのまま食べた方がおいしいと思う。」
「水に浸けちゃったら、梨は味がなくなりそうだし、水も薄甘になるだけなんじゃ。」
と、不評の嵐です。

先生も内心は、そう思っている様子でしたが、経験方として出したらしい。
水や氷は薬膳の教科書にも載っているくらいで、他の食材と同列に考えているところが中医学のおもしろいところ。
梨を食材にしても、火を入れるのではなく、水で調理する。
梨の持っている性質を引き出す料理かもしれません。

滋陰する梨に、さらに清熱も加えるといった感じでしょうか。
1時間ほど浸けておいた梨(授業では、半日は無理)を味見すると、梨はまだ味が残っていて、水の方には梨の味が少し移っておりました。

画像がないのは、おいしい梨を実験台にして、わざわざまずく食べたくない思いが強く出たため。
それに、私の証には合ってないし。

興味が出た方!
お試しあれ!
糖尿病で、口渇がひどい方にお薦めです。
梨から出たお水の方が重要なんだそうですよ。
もちろん、梨も食べるんですけどね。

2007年08月02日

瘀血のときの鶏料理

瘀血中薬<br />
瘀血鶏<br />
中国で、食養で使う肉としては鶏が王様らしい。
気を補う肉として黄耆と一緒に煮込んだりしますが、今回は瘀血を取るための中薬と一緒に煮ています。

使ったのは、益母草紅花玫塊花です。
この料理のもとになったのは、たぶん「中医食療法」だと思いますが(家にあるはずなんですが、見当たらないので)、玫塊花ではなく月季花がオリジナルレシピです。
玫塊花はハマナス、月季花はコウシンバラで、それぞれバラの原種ですが、コンシンバラは学名にキネンシスと入っているので、中国が原産ということですね。
ガクが長いのが〇〇で、短いのが〇〇と先生が説明してくださったのですが、ごめんなさい、忘れちゃいました。

授業では、煮込みといってもスープのような感じで、中薬たちがスパイスのような効き方をしていて、料理のおいしさをアップしていました。
写真の状態だと紅花の入れ過ぎです。
紅花はとっても軽いので、電子ばかりで測っていて1g入れようとしていてこの分量になってしまいました。

授業では、煮込みの煮汁が赤くはならなかったので、紅花を控えめにして、玫塊花少量、益母草適量で煮るといいのではないかと思います。
煮るといっているのは、食材に対して浸るくらいの水を加えるため。
スープだったら、水の量が多いでしょう。

味付けは、お酒、塩、砂糖少々(この場合は黒砂糖がよろしいとのこと)で、醤油は入りません。
薄味の方がおいしい。(写真の料理だと濃い)
中薬を入れることによってまずくなるのではなく、入れることで体にも良くって料理も引き立てる、そんな料理ができることがありますが、この料理がまさしくそれ。
授業では、鶏ではなく、烏骨鶏でしたので、見た目にも薬膳〜してました。

2007年06月14日

杏仁アイス

杏仁アイス<br />
うっひょー!
杏仁大好き人間の私には、嬉しい杏仁の味がストレートに味わえるアイスクリーム。
といっても、途中で何回か、かき混ぜるなんてことをしていないので、シャーベットのようなアイスクリームです。

牛乳、卵黄、生クリーム、砂糖に、甜杏仁パウダーを適宜入れ、冷やして食べるだけ。
陽虚で、脾気虚だけれど、夏の時期だけは許せるよね、と自分を甘やかしつつ。

この甜杏仁パウダーは、いろいろなものに使えて便利ですが、友だち曰く、
「焼き菓子にすると、香りは結構飛ぶよ。」とのことです。
お湯を注ぐだけのお茶なら、香りが際立つだけで飛びはしないけど、やはり長く火を入れるといけないのでしょうね。

甜杏仁パウダーの関連記事

一押し甜杏仁パウダー
杏仁茶(乾燥した季節に肺のために、それに便秘によい)
甜杏仁パウダーを使った杏仁豆腐
杏仁ミルクキャラメル

2007年06月11日

茴香飯(フェンネルライス)

茴香飯<br />
薬膳の授業でやったのは、栗ご飯に茴香の粉末を入れたもの。
私はそれを味見していないのですが、フェンネルパンは作ったことがあっても、ご飯にフェンネルが合うのかどうか。
味を見た人からは、「おいしかったですよ」という評でしたが、やはり自分の舌で確かめなくては。

それで、栗は季節はずれなので、フェンネルだけを入れることにしました。
先生は粉末にしないと、とのことでしたが、なあにパンにそのまま入れるくらいなんですから、ご飯にもそのままでオーケーでしょ。

私はこの上に、スパイシーなドライカレーを乗っけました。(スパイシーといっているのは、ネパリバザーロのチキンマサラを使ったため、お肉は豚でしたが)
ライスに入れたフェンネルとの相乗効果で、とびっきり複雑なお味でしたよ。
夫は、口の中がスースーするといいましたが、フェンネルにはちょっとそんな感じがあるかもしれませんね。

フェンネルは、中国では小茴香(しょうういきょう)といい、大茴香は八角、つまりスターアニスのことです。
小茴香は体を温め、気を巡らす働きがあります。

2007年06月07日

薬膳の行方

最近の授業は、薬膳は料理としてではなく、療法の一つとしてという方向に向かっているような気がします。
薬膳というと、料理か、医療か、という『食』と『医』の中間にあるわけですが、一般的な日本人が考える『薬膳』は、体に良いおいしいもの(ひょっとして、体には良いけど薬臭いとか思っている人もいるかも)というイメージが多いのではないでしょうか。

病気とまではいかないまでも、健康だとははっきりいえず、何かと不調を抱えている、そんな人にお薦めの食事、それが薬膳ではないでしょうか。
『未病(まだ病気とはいえず状態のこと)』を健康に導く、そんなお食事、それがおいしかったら、誰でもいただきたくなるというもの。

しかし、『食療』といわれる、『已病(すでに病気の状態)』に対する食事は、かかってしまった病気を治すために、薬を入れた料理が多くなります。
食品だけで作られる料理は副作用がないので、長い間食べることができますが(ただし偏食はだめよ)、中薬の入ったものは症状などに合わせているため長く食すことはできません。

逆にいうと、すでに病気でその症状に効果的な食事をするためには、中薬が入っていないと効果を発揮するのはむずかしいし、食品だけの料理では長く食べることができる反面、症状をとるには時間がかかるということです。

病気の人は西洋薬を飲んでいる人が多いし、その補助的な食事ということで『食療』は考えられています。
中西結合(中国医学と西洋医学の合体)を意識する現代中国では、昔ながらの伝統医学である中医学の知識を西洋的な実験やその食品の成分などを明らかにして、伝統的な学問の裏打ちをしようとしているようです。

ですから食療を学ぶにあたり、西洋医学の知識が多分に入ってきます。
中国ではできるのでしょうが、西洋医学の補助としての薬膳て、日本ではむずかしいような気がします。
病院の食事などは、栄養士の方が西洋的な知識を使ってメニューを作成しているわけですし、入院はしていないけれど病気の人に対しての食事指導に、中薬の入ったメニューを教えても、それを実行に移せる人がどれだけいることか。
まして、薬剤師でなければ、一般人が中薬の入った料理を教えたら、薬事法にひっかかる中薬がいっぱいあるのではないでしょうか。

だいたい、薬膳に良く使われる中薬以外は、おしいくないものが多いので、病気でない人には受け入れにくいものが多いし、おいしくなければ薬膳ではないと習った私には、体には効くかもしれないけどおいしくないものは食指が延びません。
おいしいものというのは、それだけで脳が受け入れ態勢を作るので、体にもスムーズに取り込まれる、そこのところが一番大事なことです。

2007年06月06日

茯苓を入れた月餅

茯苓月餅<br />
茯苓(ぶくりょう)を粉にして、小麦粉と合わせラードも入れてサクサクにした皮に木の実の餡を入れた月餅です。
簡単に包んでしまったので、形が月餅らしくないかもしれません。
餡を入れた後に、お月さまの形にすれば、それらしくなるでしょう。

このレシピは数カ月前の薬膳の授業のもので、すでにこの月餅を食した人たちには評判が良かったものです。
私は、このときは例によって別の授業に出席していたので、実習に参加できませんでした。
プリントはしっかり確保してあったので、再現したものです。

茯苓粉と小麦粉にラード少々のかたまりと小麦粉にラードそれなりのかたまりと二つを合わせて、ロールにしたものを一つ分の大きさにカットし、それを皮の状態に伸ばしたのですが、渦巻きが残ったまま餡を包んだので、接続点から餡が飛び出してしまったものがあります。
まっ、中身が見えるようにカットする手間が省けたと思えばよし。

餡は、胡桃黒胡麻松の実、それに例の甜杏仁パウダーを少しを荒目にミキサーにかけ、蜂蜜で餡状態にします。
木の実が大〜好きな私は、かなり気に入ったのですが、薬膳仲間の反応は鈍かった。なぜ。
先日のスッポンの会で作ったので、他にもごちそうがいっぱいあったからかな。

2007年06月04日

お友だちが本を出版したの

『薬膳の力』という名でexblogで活躍しているkuzenyaさんが、簡単薬膳の本を出版されました。
ここに謹んで、みなさまにお知らせします。

先日のスッポンの会で、版下状態のものを拝見したのですが、どれも写真がとっても綺麗で、おいしそうで、自分でも作ってみたいと思うようなナイスな食材の組み合わせ。
それで、薬膳なんですから、人気が出ない訳がない。

彼が、写真もぜ〜んぶ撮って作ってます。
うん、薬膳の知識も持ち合わせた美味しい料理を作る写真家、というイメージですね。
有名になってね。

2007年05月31日

セージの天ぷら

セージのてんぷら<br />
北村光世さんのハーブの本に、セージは天ぷらにするとおいしいと書かれているのを読んだときから、そのうち試してみようとずっと思いつつ、やっと作ってみました。

鼠尾草茶のエントリーのところで、天ぷらを試すためにセージを植えているといっていたのに、もう1年近くたってしまったんですねえ。
友だちの方が先に試してくれちゃったくらいです。
どういうふうに天ぷらにしたらおいしいのか、創造力が湧かなかったからなんですが、春浅い時期に作った山菜天ぷらの出来に気をよくして、やる気になりました。

サクサクにするために、衣には卵は入れず、小麦粉に片栗粉を加えて冷たい水を注ぎ、あまり混ぜずにセージの葉っぱをくぐらせて、一気にジュワーッ。

案外美味しい天ぷらができあがりました。
でも、山菜(こごみとタラノメでした)の方がおいしかったな。
セージはやっぱりセージ独特のお味がして。

ちなみに、この天ぷらは、イカと豚ミンチで作ったメンチの付け合わせです。
パセリの天ぷら、コリアンダーの天ぷら、よもぎの天ぷら、若いニンジンの葉の天ぷら、
こんな感じの類に似てるかもしれません。
ちょっと癖のある葉っぱに、天ぷらは向いてます。

2007年05月30日

スッポン鍋はいかに

スッポン鍋<br />
このスッポン鍋のスッポンは、友だちがおろしました。
私は、傍観していただけです。
調理師免許を持っている友だちと別の友だちがサブで奮闘した結果、皆でありがたくいただいたという訳。

スッポンさんには、「なんまいだー、なんまいだー」だったのですが、食材としては滋陰効果の最たるものといわれております。
翌日のお肌の潤いを期待していたのですが、私はいつもと同じようであまり感じませんでした。
コラーゲン部分のヒラヒラのところを食べるのが、少なかったのかも。

乾燥した季節にいただくと体内が潤うので、秋や冬の方がより良いとは思いますが、体が弱っているときに補うのには適した食材ではあります。
ちょっと、引いてしまう存在ですが、味は淡白で鶏肉のようでもあり、滋味豊かなスープです。

が、「痰湿壅盛者忌」となっておりますので、むくんでいる人などは好んでいただかない方がよろしいようです。

2007年05月23日

茯苓入りのワッフル

ワッフル<br />
これからだんだん蒸し暑くなる季節。
湿の季節は「脾」を傷めやすいので、そんなときは健脾利湿のものを。
茯苓は松の根本に生える茸ですが、個性を主張する味ではないので、粉末にすればたいていの小麦粉料理に使えます。

写真だけ見ていると普通のワッフルに見えるけれど、食べると適当に茯苓のポソッとした食感があたります。
薬膳料理の材料としては、枸杞ほどではありませんが、かなり気軽に取り入れられています。
小麦粉200gに50gほどの茯苓粉を加えて作りました。
他の材料は、卵と牛乳で、ホットケーキ程度の生地の固さにしてワッフルメーカーで焼きました。
家のワッフルメーカーは四葉のクローバーならぬ、五葉のクローバーで、分解するとハート型になります。

私は白茯苓しかみたことがありませんが、赤茯苓もあり、先生がおっしゃるには赤茯苓の方が利湿効果は高いとか。
白茯苓は健脾することによって、脾の調子を高めるので、結果的には利湿することになりますが。

2007年04月25日

大根餅は千切りで

大根餅<br />
「ん、これ何?大根なの?なかなかイケル。」
「この前も作ったじゃないの。でも、この前は大根おろしたけど。」

大根をおろして作ると、きれいな形に作ることはできるけれど、大根の味がしない。
太めの千切りにした方が、大根が主張されます。
といっても、塩をしてしんなりすると、大根特有の匂いがかなり消されてしまうので、説明なしに出されるとわからないかもしれません。

おそらく、型に入れて蒸したものをスライスし、フライパンに油をひいて焼き目をつけるのが正しいのでしょうが、はしょった作り方でもおいしいものを、ということで、くすだまさんのを参考にさせていただきました。

ただ、炒め揚げだと、材料に火を通すために弱火にするので、かえって油っぽくなるみたい。
普通に揚げたほうが、かえってカラッと揚がって良いような気がします。(次回は揚げるつもり)

大根は、上に上がってしまった気を下げる(ゲップが出たりしたとき)効果があるし、一番の効能は繊維分、消化を助け、咳や痰が多いときにはお助けしてくれます。
一緒に入れた桜海老は、たぶん普通の海老と同じ効果(補腎陽)があると思われます。
冷え性の人にいいですよ。

2007年03月07日

杏仁ミルクキャラメル

杏仁ミルクキャラメル<br />
杏仁豆腐のミルク入りをイメージして作った飴ですが、どう見てもこれはキャラメルですね。

材料は、
コンデンスミルク1缶(397g)、
砂糖300g、
麦芽糖450g に
例の甜杏仁パウダーを大さじ山掛け2杯ほど。

麦芽糖は創研社のものを使用しています。

甜杏仁パウダーを除く材料を全部火にかけ(後の始末が楽そうなので北京鍋を使いました)、煮詰めつつ、適度な固さになったら、水に落として固さを確認、油を塗ったアルミホイルにあけ、少しずつ飴をひきつつはさみでチャキチャキ。

キャラメルの作り方としては、バットに流した後、固まったら(カチコチにならない程度)熱くした包丁で切ると本にはありましたが、タイミングを誤ると切るのに一苦労するので、はさみにしました。
はさみの方が切るのは簡単ですが、コンデンスミルクを入れたせいか、固まっていると思っていても、ちょっと隣り合っているキャラメル同士がくっつくこと、くっつくこと、くっつくこと。
写真には、その名残が出てますねえ。

お味は、全くキャラメルですが、ちゃあんと杏仁の味も主張しているし、麦芽糖を使ったから消化を助ける麦芽の効果も期待できると思います。
杏仁は咳や喉が痛いときに良いので、キャラメル舐めつつ、おいしくて体に効くのは、これこそ薬膳といえますね。

次回は、ミルクを入れない杏仁豆腐のイメージで、コンデンスミルクを入れない飴を試してみようかと。
この方が、きっとキャラメルではなく、飴になりますね。

2007年02月27日

飴がけと砂糖がけの違い

昨日の飴が結晶化した話の続きです。

友だちと話をしていて、そういえば、中華の技法で温度の違いによって砂糖がけになったり飴がけになったりするというのを思い出しました。

通常の飴の作り方だと、結晶化させないために水飴を加えているものが多いのですが、フルーツの飴だきなどへたをすると、砂糖水が冷えて結晶になって再び砂糖に戻ってしまいます。
カシューナッツなど砂糖衣をまとわせるときは、その結晶化を利用して作るわけです。

辻調のスクーリングに行ったときに、先生が鮮やかな手つきでやってみせてくれたのですが、そばで見ている生徒たちは、まるでマジックを見るようにホホーッとひたすら感心していたのでした。

専門的には飴がけは抜絲(バァスー)、砂糖がけは掛霜(グアシュアン)といいます。

以下、辻調の本からの抜粋です。

●砂糖を水で煮溶かしたシロップの温度が115度に達すると加熱を止め、急激に温度を下げると結晶化する。
揚げたカシューナッツなどをからめると掛霜腰果(カシューナッツの砂糖がけ)ができる。
●シロップは130度を超え、水分が5%以下になると溶かしたガラスのような性質に変わる。
冷やしたときに脆くパリッと破れるようになる。
160度を超えると蔗糖自体が激しく分解し、不規則な結合をしてカラメルという褐色物質に変わる。
飴がけは150度〜160度弱の中で行う技法であるが、口にしたときの脆くシャリシャリとした食感を高めるためには、160度に近い温度で仕上げることが理想である。

もう、おわかりですね。
飴が結晶化してしまったのは、温度が足りなかったからです。

2007年02月26日

薄荷入りの飴は固まらなかった

受けている授業の数が多いと、当然テストの数も多い。
それで、テスト期間中は、薬膳の授業は理論だけ受けて実技の方はパスすることが多いのです。
先週が、それに当たります。

理論の授業のときに、本日のメニューを眺めていて、一番難しそうと思ったのが、薄荷と杏仁の飴です。
昔、キャラメルを作ろうと思い立ち、バットに材料を流し込んだところまでは良かったのですが、カチンコチンに固まってバットからはずれなくなってしまったことがあります。
出刃なら、はずれるかもと、試した途端、頑丈そうに見えた出刃の刃がかけたのはいうまでもありません。

今回の飴の作り方は、水に薄荷(もち乾燥した生薬です)をミルサーで粉砕したものと、杏仁霜と砂糖を加えて煮詰め、糸を引くくらいになったらバットに流すという説明でしたが、果たして無事完成するのだろうか、気にかかりました。

テストが終わって、皆が作成中の料理を覗きに行くと、そこには固まっていない飴と、再びチャレンジしている煮詰め中の飴がありました。
「葉っぱがそのまま入ってると、結晶化してダメみたい。」

あらあら、そういう問題なのかな。
ネットで検索すると、水飴を加えることによって、結晶化しないとありましたぞ。
水飴って単なる砂糖水ではないなんていう記事も見つけちゃったし。

気軽に、自分好みの喉飴が作れたら楽しそうだけれど、なかなか難しそうですねえ。

2007年01月30日

キンカンの甘煮は先生のお気に入り

キンカンの甘煮<br />
大地宅配は、ときどき欠品します。
何回もキンカンを注文したはずなのに(そのうちの1回ぐらいは、きっと注文したつもりで自分でチェックし忘れ)、一度も来ないなあと思っていたら、薬膳の授業(黒竜江中医薬大)でドリンクとして登場しました。

先生という職業は、ずっとしゃべり続け。
乾燥した季節では特に喉がいがらっぽくなる。
喉の保護のためにも、先生はキンカンの甘煮にお湯を注いだものをちょくちょく召し上がっています。

授業では、キンカンの皮の千切りも加えて香り良くしていましたが、私はキンカンのみで作りました。
みかん類の皮は、食べてもまた食べたくなる、舌がそれを欲するとでも申しましょうか。
飲み終わると、さらに飲みたくなるんですよね。

みかん系のものは、喉の乾きを止め、気をめぐらせ、胃の調子を整えてくれます。

2007年01月26日

冬に緑豆?

昨日の薬膳の授業は、緑豆を使ったものでした。
なんで、冬に緑豆なの?
疑問がむくむく出てきた私は、つい先生に聞いてしまいました。
半年間のメニューを使い回ししてるので、夏の時期のメニューを冬にやっているのかと。

答えは、1年間のクラスの人だけではなく、半年の人もいるので、緑豆のように薬膳でよく使うものはお披露目しているということでした。
学校の営業を考えたら、1年以上の人だけでなく、3か月でも6か月でも薬膳のさわり部分でも、味わってほしいということなんでしょうが、食材重視としか思えないなあ。

薬膳の趣旨を考えたら、やっぱり冬に緑豆は使わないと思うんです。
緑豆は、『寒』のものですから。

緑豆自体は、うす甘のあんこにして、おまんじゅうにして蒸しましたが、緑豆が豆なんだということをはっきりインプットされたメニューではありました。
あんこがなかなかイケルので、絶対余りそうな、できあがったあんこを、男性陣はみんなでちょくちょく、「ん、おいしい」とか言いつつ、つまみ食い。

最近は、内熱を持った人が多いのよね、としょっちゅうおっしゃる先生のことばからすれば、男性向きのあんこかもしれません。
私は、冷えるのが嫌なので、ほどほどにしておきました。

この調子でいけば、豆はなんでもあんこにできる。
大豆でも、ひよこ豆でも、なんでもオッケーでしょう。
甘くせず、コロッケでもいいかな、マッシュポテトメニューも、豆を使ってできそうですね。

2007年01月01日

お重の中身は薬膳か

お重<br />
明けましておめでとうございます。
本年の家のおせちでございます。
お重の中身は、通常は縁起物がいっぱい、ぎゅう詰めに入っていますが、家のは食べたいと思うもののみ。

昨年は、ごまめも海老も、はぜの甘露煮もあったのですが、今年は質素。
いつもは、春慶塗りの普通のお重に詰めますが、今年は松花堂弁当のお重にしたので後片付けは簡単です。

さて、巷では薬膳おせち料理なるものも出回っていたようですが、その中身がどんなものかは存じませんが、生薬を使ったものだけが薬膳料理ではありません。
薬食同源、食物と薬の境界線は、あまりにもあいまい。

かの「神農本草経」では、毎日食せるものとして上品120種、方剤に君臣佐使があるように、この上品は君であるとされています。
つまり、方剤では君薬として使われているものが主薬であり、上品にあげられているものは副作用がなく長く普通に食べることができるものというだけでなく、主役だということなのです。
ただし、神農本草経の分類は古代のもので、なんでこれが上品?と思われるものも含んでいますので、ご注意を。

要するに、皆が食べ物と思っているものを組み合わせて、その人の体にとって良いものをいただく、これに尽きます。
むずかしいと思ったら、旬の、それもその土地の食材を思い浮かべると簡単ですよ。
天・地・人−−−天と地の間に人は生きている−−−その土地の環境なくしては、その人の体は作られません。
自然環境にうまく対応したお食事を、と願います。

追伸:お重の中身は薬膳か。薬膳を意識して詰めてはおりません。
しかし、昔ながらの民間の知恵がいっぱい詰まったものが、どうして薬膳ではないといえるでしょうか。

2006年12月27日

詰め物は多分に薬膳的ローストチキン

はと麦<br />
真っ赤なお鼻のトナカイさんは〜
って、今頃言っても遅いですねえ、クリスマスには3日も過ぎてしまいました。

このチキンは、23日の夜に作ったものです。
鶏1羽、1.2kg以上あって(測っておけばよかった)、金曜日の夜から冷蔵庫で解凍していたのに、翌朝になってもカチンコチンのまま。
室温で戻して、ようやく焼ける状態になったときには、夕食タイムをはずしていました。
それで、クリスマスイブの朝食からローストチキンとなりました。

昨年は、そのチキンはオープンに入りますか?、どのくらいの大きさですか?という問い合わせがだいぶあったようで、『今年は昨年より小ぶりです』というフレーズとともに、大地宅配から送られてきたけれど、結構大きいわよ。
この塊、解凍するのに冷蔵庫に入れていたら何日かかるのやら。

去年は、南部鉄のすき焼き鍋に乗せてオープンで焼いたら(鍋からはみ出て大変でした)、中まで火を通すのに時間がかかり過ぎ、身がパサパサになっちゃったんです。
それに懲りて、リベンジするべく、その時にル・クルーゼのオーバル型を買ったのでした。

鶏の詰め物は、蓮子枸杞、それとエリンギとシメジをバターソテーしたものにしました。
薬膳の授業では、蒸し鶏の詰め物に、ナツメとや太子参を入れたようですが、実技をまたもや欠席した私は、そのできばえを食せませんでした。

先生が冷蔵庫から出した鶏は、ヒナ鶏らしい大きさでした。
あれを7〜8人で食べたら、少量だったんじゃないかな。

1.2kgの鶏を、家にある蒸籠ではとても蒸せません。
だって、普通の中華蒸籠なんですよ。
絶対、蓋が持ち上がっちゃいます。

ル・クルーゼにぎゅうぎゅうに押し込んだ鶏は、ドライミックスハーブやフレッシュのローズマリーやオレガノをかけられ、バターを乗せられて焼き色がついた後、蓋をしてさらに1時間程で焼き上がりました(さすがに、ちょっと蓋が持ち上がりました)。

もうちょっと綺麗な焼き色をつけた方が良かったかなとも思えますが、まあまあの出来。
身の焼き具合は、ちょうどぎりぎり火が通った感じで、パサつきはなくとってもジューシー。

もも肉にグレービーソースをかけて、いただきました。
残った身は、棒棒鶏やチキンサラダに。
骨近くの身はスープにしましたが、こちらは、ちとイケてないお味でした。
お腹の中に塩とガーリックをたっぷりこすりつけたせいかも。

鶏1羽(1,380円)で幸せな気持ちになれて、たっぷり楽しめる、これだからおうちご飯が一番なのよ。

2006年12月15日

粉蒸肉

今回は写真なしです。
実は、しっかり作ったのですが、想像したとおりスパイスを肉につけて蒸したら、グジャグジャ状態になってしまい、こんな写真を載せるのは忍びないので、撮りませんでした。
おまけに、今いちのお味だったので、ちょっとがっかりです。

夫からは、「八角なしで甘辛く煮てくれた方がよかったなあ」、とまで言われる始末でした。

薬膳の実習に出席しなかったら、翌週にお肉にまぶした粉が保存してあり、半ば強制的に持たされたので、作ったということなんです。
授業では、豚バラ肉を1cm幅に切って、砂糖、酒、醤油で下味をつけたものに、その粉をまぶして蒸したようです。

その粉の中身は、
肉桂小茴香大茴香丁香に、お米を炒ったものをそれぞれミルサーで挽き、
みんなで、ああだこうだといいながら、調合したんだそうです。

八角(大茴香)がみんなの評判が良かったとかで、かなり八角味になっている模様。
その粉を持っていきなさいと言われたのは、私ともう一人でしたが、その方と顔を見合わせて、「ええーっ、八角なのー。私八角は苦手ー。」

案の定、我が家では評判がよくなく、残ってしまいました。
残ったお肉(私は肩ロースを使ったんですよ)を、周りの衣を落として甘辛く煮なおそうと思ってますが、1回蒸しちゃった肉にどれだけ味が残っているか、、、、、考えるのはよそう。

そうそう、お肉にまぶした中薬はみな温裏薬。
体を温めるには、ばっちりのスパイスです。

授業をふけるときに、先生に「すみません、先生、本日はパスします。」と申し上げましたら、
「あら〜、今日は〇〇さん(私のことです)にぴったりのメニューだったんですよ。」と、言われてしまいました。

2006年12月08日

胡椒たっぷりの花巻

花巻<br />
薬膳の授業で、理論だけ聞いて実技をパスしたのがいくつかあります。
これは、そのときの一つです。
みんなの評判がなかなか良いので、これはトライせねばと思った次第。

ホシノ酵母で、非常にアバウトにいつも自分で作っている方法で作りました。
粉500gに対して、胡椒が10gとあり、そんなに入れたらとんでもないことになるなあと思いつつ、ペッパーミルを引くこと少々。
ミルを引けども引けども、はかりのメモリはびくとも動きません。
小山ができたときに、一応止めましたが、体積にしたら小さじ1杯ほどあったでしょうか。
ミルを引くのが嫌になってやめたといった感じ。

後日先生に、えらくピリピリする花巻ができてしまいましたと報告したところ、
「ですから、要注意と書いてあったでしょう。」
と言われてしまいました。

ハハ、プリントも見ないで作っちゃいました。
胡椒入りで、葱を巻き込むなら、温の薬膳ですから、ある程度胡椒がきいていなければ、意味がないじゃありませんか。
しかし、本当に10gも入れたらいったいどういうことになるのかしら。
私の分量でさえ、バニラアイスクリームに散らばるバニラのように、生地に点々が出ましたよ。

花巻を食べた後にコーヒーを飲んだら、舌の中がいっそうピリピリしたのでした。


2006年12月01日

蓮子とナツメの甘煮

蓮子とナツメの甘煮<br />
これも、「薬膳と中医学」の中の一品です。
蓮子ナツメを30分蒸してから甘煮にするもので、本では蜂蜜で甘味をつけていました。

滋陰がテーマの薬膳なら甘味は蜂蜜でしょうが、健脾補血安神が目的かなと思いましたので、私は通常どおり洗双糖でいいやと。

蓮子は非常に堅いので、1時間ぐらい水につけたくらいでは、柔らかく仕上がらないので、30分蒸せば思い通りの柔らかさに上がるかと期待しつつ作りました。
なるほど、百合根のように柔らかく、ホロホロと崩れるようになるんですねえ。

本では、ナツメと蓮子の配合は、2:1でしたが、ナツメはどう作っても皮の固さが肉の柔らかさとギャップがあり、皮が口に残ってしまうので、この料理でナツメをたくさん消費したくなくて、1:1で作りました。
ですから、蓮子いっぱいの品です。
箸休めに結構いけます。

2006年11月29日

枸杞入り長寿飯

枸杞飯<br />
「薬膳と中医学」より、枸杞入り長寿飯です。

材料は、枸杞子と卵ぐらいで、ご飯を炊いてむらすときに卵を流し入れ、その後お酒で戻した枸杞子を加えます。
炊くときに、少量の塩とお酒を加え、器に盛るときに三つ葉を乗せます。

お味は、少々塩気がうすかった(目分量で入れたため)のと、強い味のものがなかったので、三つ葉だけが味の頼り、という感じでした。
それに、枸杞子と卵を入れただけで長寿飯といえるのかどうか。
タイトルから想像して、いろいろな具材が入る五目ご飯かと思いこんでいたので、ちょっとがっかり。

枸杞子は体の陰を補ってくれるもので、肝腎に入り、目を明るくしてくれますし、色が赤くて綺麗なので薬膳料理によく使われます。
この本の意図はそうではないと思いますが、世間一般には枸杞やサンザシなどのいわゆる薬膳材料さえ使えば薬膳だといっているレストランが多いのも事実です。

またまた言ってしまいますが、薬膳とは中医学理論に基づいて弁証し、施膳されるおいしい料理のことです。

2006年11月08日

胡麻糊(ゆるくすれば胡麻汁粉)

胡麻糊薬膳の授業のときのものを再現しました。
授業では、黒胡麻をまず炒り、ひたすらすってから、黒米をミルサーで粉にしたものを合わせて煮ました。
黒米は粉にすると、インスタント汁粉の元のような小豆色になり、出来上がりの色は真っ黒ではなく、黒に近い紫色でしたので、先生は残念そうでした。
本当は、黒豆の汁(汁だけを使うそうです)を入れて、黒いものを作るのだそうです。

黒胡麻、黒米、黒豆と、腎に良さそうなものばかり。
いざ、黒豆の汁も入れて作ってみようとしたのですが、やはり、汁だけ取るのも面倒と、黒豆抜きで黒胡麻ペーストを使って作ったのが写真のものです。
かなり、黒色だと思うのですが、いかがでしょうか。

黒米は入れ過ぎると、本当に糊状態になるし、黒米独特の風味がちょっとひっかかる感じ。
控えめに、汁粉程度の濃度になるくらいに作る方がおいしいと思います。

2006年09月20日

シンプルかぼちゃサラダ

かぼちゃサラダスーパーに夕方行くと、お惣菜コーナーにはいろいろなものが。
自分ではできあいのお惣菜を買うことはまずありませんが、今晩のご飯メニューの参考になるわと、目を走らせることはしばしばあります。
見た目はどれもおいしそう、でも食べたらいまいちなんだろうなあ、なんて勝手に評価していると、カボチャの黄色がおいしそうなサラダが目にとまりました。

煮物も良いけど、サラダもおいしい、デザート系にも使えるし、かぼちゃって便利な食べものですね。そう高くないし。
で、写真は、シンプルにラッキョウだけを加えてマヨネーズで和えたものです。
最近、酢の物系にはせっせとラッキョウを入れているので、ラッキョウの消費が以前と比べるとだんぜん多い。
先日は酢飯にも入れてみました。意外といいかも、です。

カボチャは、お腹を温め気力を増してくれますが、気滞湿阻の人はダメとあります。
お腹がガスっちゃってるとか、体が重くむくんでるなんて人は控えてね。

ラッキョウは、発散効果で体を温め、気をめぐらしてくれます。
ん、気滞の人にはいいですね。
そして、ラッキョウは薤白という名の生薬でもあり、狭心症などに効果があるといわれています。

2006年08月24日

マンゴープリンて簡単なのね

マンゴープリンああ、マンゴープリンが食べたい。
でも、市販されているものは何かしら添加物が入ってるし。
仕方がない、自分で作ろうっと。

と、冷凍食品売場でマンゴーを買い込み、脇屋友詞さんの『香港のデザート』を参考に作ってみたら、あら簡単、あっと言う間にできちゃった。
冷凍食品を使うってとこがミソですね。
冷蔵庫で冷やす前にすでに、かなり固まります。

材料は、
冷凍マンゴー2袋(400g)、水200cc、砂糖70g、ゼラチン10g、生クリーム50g

作り方は、
材料の水の中からゼラチンをふやかす分をとりわけてゼラチンをふり入れ、残りの水を火にかけて砂糖とゼラチンを煮溶かす(沸騰させない)。
マンゴーは、少し解凍し、ボールに入れ泡立て器でつぶす。
それに砂糖とゼラチン入りのお湯を入れ混ぜ、冷たい生クリームも加えてさらに混ぜる。

実は、これの前に生クリーム200cc、砂糖120g で作ってみました。
しかし、これはクリームが入りすぎてババロアみたい。
マンゴープリンとはほど遠いお味でした。

マンゴーは暑いところでとれるので、体を冷やすのかと思いきや、平性(温めも冷しもしない)でした。
味は甘、酸で、帰経は肝、脾、理気、止咳、健脾の作用があります。
(参考:中華養生薬膳大全)

凉性で、帰経が肺、胃、と書いてある本もありますが、出典が記載されていないので何だか怪しいと私は思ってます。
本によって異なることが書いてあるときどうしたらよいか、これについては稲田先生が、
「時代が後のものの方が、情報が新しく、改定された情報ということで正しいのではないでしょうか。」
と、おっしゃっています。
でも、これを採用するには、出典を明記してくれないと比較のしようがありません。

2006年07月21日

甜杏仁パウダーを使った杏仁豆腐

杏仁豆腐1杏仁豆腐2甜杏仁パウダーを使った杏仁豆腐を作ってみました。
材料:甜杏仁パウダー50g、牛乳200cc、水300cc、ゼラチン10g
ゼラチンは少量の水でふやかしておき、沸騰させない程度に温めた水と牛乳に甜杏仁パウダーとともに入れて溶かし、液を漉してから器に流し込みました。
シロップは、砂糖100gをお湯100gに溶かしてさましたもの。

料理としては、砂糖は白砂糖を使った方が絵的に美しく白一色になると思いますが、個人的にミネラルシュガーといえるものしか使わない主義なのでシロップは茶色です。

甜杏仁パウダーは香りも味も抜群なので、もちろんできあがった杏仁豆腐のお味はバッチリです。
甜杏仁や苦杏仁の種子そのものから作ったものより、こちらの方が香りが高いです。

ただ、器にシロップを張った写真を撮りたかったので、全部シロップを入れてしまいました。
一度に全部食べてしまわないとシロップ浸けの杏仁豆腐になってしまい、一体どうなることやらと懸念しつつ出かけたところ、

10時間以上たった杏仁豆腐は、浸透圧でしっかり中の水分が流れ出、シロップは増えていました。
杏仁豆腐は全体的に締まった感じで、切り口はさらに中の方より固かったです。
それで、市販されている杏仁豆腐のシロップ浸けのものが、やけに堅いのが納得。

種子から作る方法は、薬膳情報のページでごらんくださいませ。

2006年07月19日

チリメンジャコを入れたパン

ジャコパンパン教室で、どなたかが話したことですが、
「妊娠していたとき、カルシウムパンということで習ったパンは、胡桃とジャコとワカメ入りでした。」
「えっ、それ、おいしかったですか?」
「意外とおいしかったんですよね。」

この話を聞いた後、どの本だったか、やはり海藻入りのゆるい生地を揚げるパンが載っていたなあと、探したのですが見つかりませんでした。
イタリアのパンと書いてあったような。

それに、レジオン(横浜市営地下鉄、センター北駅近く)のパンには、胡桃とジャコのパンがあるんですよね。

カルシウムパンだなんて、一見奇異に見えるけれど突飛でもない、というわけで、作ってみたジャコ入りパンです。
ワカメではなく、白胡麻をたっぷり入れました。
ジャコが入ると生臭いかと思われるかもしれませんが、そうでもありません。

パンを作っている方がいたら、是非挑戦してみてください。
レジオンの近くの方なら、レジオンで買った方が早いかも。
私は、ここの胡桃入りの天然酵母のパンがお気に入りです。

2006年06月30日

茴香(フェンネル)入りのパン

茴香パンよく、夫がランチにいくイタリア家庭料理屋さんが出しているフェンネル入りのパンを作ってみました。
キャラウェイシードより、私はこちらの方が好みです。

小茴香(しょうういきょう)は、胃が冷えて痛んだり、お腹が張ったとき、健胃薬として用いるとあります。
ハープとしては、フェンネルシードとして知られています。
葉っぱは細長く、ディルと似ているので、間違えてしまう人もいるみたい。

ちなみに、ディルは和名「いのんど」と書いてありました。
あまり馴染みのない名前ですねえ。
セリ科の植物は薬効があるものが多いです。


2006年06月14日

風寒の風邪、風熱の風邪

『喉や節々が痛くて熱があるけど食欲はある』ときに、どんなものを食べたらよいか、というお問い合わせをいただきました。

薬膳を勉強していないときなら、一般的に常識だと思われる「ネギや生姜を入れた味噌汁」に、私も走るかもしれません。
でも、風邪(かぜ)といっても、風寒の場合と、風熱の場合があるんですよね。
その違いは、悪寒があるかどうかなんですが、寒邪にやられると、ぞくぞく寒けがして悪寒がする、
して、その際は体を暖めなければならないのですが、
風熱の場合は、逆に体を冷やさなければならないのです。

食物の味としては、辛味を持つもので、体の表面にいる邪気を汗で発散させます。
辛味を持つ食物というのは、食べて辛いものだけではありません。
うど、カブ、こんにゃく、シソ、セリ、大根、なども辛味を持っています。
中国三千年の経験医学上、先人たちの調べた結果が食味表というリストになっています。

葛根(かっこん)は辛涼解表薬とされており、まさしく風熱の風邪(かぜ)に使われます。
ですから、体を温めたい場合は生姜や黒砂糖などを入れなければなりません。

理論を勉強していても机上の論理、実際、質問されて、ハッとした私でした。

2006年06月07日