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2011年07月16日

よつば発酵バター

チャウダー最近、バターの入荷が制限されているとかで、ずっと瓶入りのよつば発酵バターを愛用していたのに、売っているところがありません。
最寄りのスーパーにもないし、百貨店でも見かけません。
夫も探していて、成城石井で見つけたという1ポンドのよつば発酵無塩バターを買ってきました。
夫曰く、「発酵バターでないバターを食べているのは、アメリカとオーストラリアと日本くらい、と言われている。」

まあ、それはさておき、発酵食品が好きな二人はバターももちろん発酵バターが好きなんです。
いろいろバターを食べ比べたとき、よつばのものが一番好みに合いました。
だから、ひたすら、よつば発酵バターを探すことしきり、です。

無塩バターを1ポンドも買い込んできて、いったいどうするのよ、と内心では困った感がありましたが、塩分を含んだものに比べると保存がきかないはず、仕方ない、料理に使わなければ。。。

1回め----いつものチキン・マカロニ・グラタンに---おおーっ美味しいではありませんか!
2回め----醤油バターのイメージで、肉団子と茄子を発酵バターで炒め、柚子豆腐を加えて砂糖と醤油で煮込み---あら、まあ!油分が染み込んだ茄子が不可思議な味がして美味しいわ。
3回め----玉葱、にんじん、とうもろこしで野菜だけのチャウダーに---肉系のものを加えていないのにイケル味!

何だか、料理の腕がワンランクアップしたような、そんな気になる発酵バターです。
ギーも乳酸発酵させて作るらしいですし、ベジタブルカレーが美味しいのは発酵の旨味が加わるからなのかもしれませんね。

[追記]横浜高島屋で昨日、瓶入りよつば発酵バターを見つけました。

<参考>エシレバター(echire)

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2011年07月01日

すもももいろいろあります

すもも大地を守る会から、すももが3種類届きました。
左から「大石早生」「レッドエース(レッドビュート)」「レッドビュート」です。
大石早生はみのりちゃん(登録しておくと旬でたくさん採れたときに送られてくる)で、
レッドビュートはベジタ(野菜のセット)で、
レッドエースはプラムネクタリン倶楽部(ファン倶楽部で何回か続く)で配送されました。
ファン倶楽部のものはレッドエースのはずでしたが、私に来たのはレッドビュートでベジタと同じものでした。
残念、食べ比べできると思ったのに。

プラムネクタリン倶楽部の予定は、大石早生→レッドエース他→サンタローザ・ソルダム・サマーエンジェル・大石中生・菅野早生他→貴陽→太陽他→ネクタリン→プルーン です。

この湿度の高い時期、体の中の湿を取り去ってくれる旬のものはいろいろありますが、すもももその一つ。
周りの湿度が高いと、体の中の余分な水分はなかなか外に出しにくいものです。
そんなときには、とうもろこしや西瓜などとともにすももも有効です。

そうそう、ファン倶楽部の産地こぼれ話で、生産者の古郡さんの生き方というコラムがあり、思わず笑ってしまいましたのでご紹介します。

古郡さんは剪定以外、ほとんど樹に手を加えません。剪定だって、毎年ではなく2年に1度。農薬も全く使用しません。畑の草は大きく育ち、収穫の邪魔になるときは押し倒します。おかげで、古郡さんの園地ではプラムが大好きな虫も当然のように発生します。大石早生やレッドエースなど早生の品種はまだ虫の被害が少ない時期に収穫されるのですが、その後収穫が始まるソルダムやサマーエンジェルなどの品種になると虫の被害は増えていき、さらに遅い時期の太陽などは収穫量が極端に減ってしまいます。古郡さんと毎週確認している出荷予想量が、後半になるとだんだん減ってきます。すると担当としてはちゃんとお届けできるか気が気じゃありません。
でも、病気や害虫でどれだけ出荷量が減ろうとも、古郡さんは「自然のすることだもの。仕方ないじゃん」と眺めているだけ。農薬なんてもってのほか。とにかく自然のなすがままにプラムの樹を放っておくのです。それは、もう「栽培」ではなく「生き方」なのです。
古郡さんいわく、「食べておいしいプラムもいいと思うけんど、"からだが欲しがるプラム"に育ってくれたらいいなあと思ってる。」だそうです。

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2011年06月08日

生ライチ

ライチライチ2思いがけず、知り合いから生ライチが届きました。
台湾産の生ライチのようです。

「玉荷包」--ドラゴンライチ、早生種、粒が大きく種が小さいので可食部分が多く、糖度は15度以上。
「糯米」--もちもちライチ、晩生種、糖度が高く種が極めて小さいのが特徴でもちもちした食感。
「黒葉」--皮は鮮やかな赤色、ぷりぷりしたジューシーな食感。

と記載されている中の、ドラゴンライチのようです。
口に運ぶと、香りがあり、食べると種が小さく、口いっぱいに甘味が広がります。

美味しいわ。。。

6月がライチの旬のようです。
さくらんぼみたい。
食べ終わった後、舌に残るこの甘味と芳香---後を引く美味しさです。

中薬的には茘枝核、つまり種の部分が薬なので黒葉などの種の大きいものの方が価値があるのかもしれませんが、かの昔、あの楊貴妃が好んで食したとされるライチ。
ひととき、楊貴妃になった気分を味わうのは楽しいことです。

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2011年06月03日

塩トマト

塩トマト大地を守る会の野菜セットに、塩トマトが入っていました。

塩トマトってなに?

と思いつつ、とにかく食してみました。

わっ!おいしい!味がギュッと詰まっていて。。。でも、皮が硬いなあ。

熊本県八代湾近くの畑でとれ、周りの水分の塩分濃度が高いので、トマトの味が凝縮されて糖度が高くなるのだとか。
でも、以前は市場ではダメトマトといわれていて、廃棄処分に合うものもあったのだそうです。
水分過多ではなく、昔懐かしいトマトらしい味がするのにねえ。

現在では、もてはやされているらしく、糖度8度以上が塩トマトなのに、それ以下でも塩トマトといって販売されていることもあるらしいのです。
しかし、塩トマトというネーミング、最初に聞いたときは、『えっ、しょっぱいの?』と思っちゃいましたよ。

これって、塩スイーツ系かしら。
横浜元町の塩プリンもゲランドの塩を使っていて、美味しいですね。

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2011年05月23日

夏みかんと甘夏の違いは

夏みかんピール夏みかん最近は、夏みかんといったら、それは甘夏のことです。
夏みかんと甘夏を区別することさえ忘れられている---それが夏みかん。
通常、夏みかんと甘夏とどう違うのか考えたら、夏みかんより甘いのが甘夏でしょ、
ということになります。

消費者が甘い果実を好む傾向から、りんごだったら『ふじ』、トマトだったら『桃太郎』のように糖分が高い品種が幅を利かせ、昔ながらの品種は栽培されないようです。
夏みかんもその一種で、苗木が売られていないので古木をできるだけ長く出荷したいと栽培されている農家もいらっしゃるとか。

私は果実類は料理に使うことが多く、そのままいただくことはあまりないので、酸味が多い品種が好き。
だから、りんごも紅玉、トマトもイタリアンのサンマルツァーノ種、みかんも夏みかんなど希少品種だと嬉しい。

ピールにするには、糖分の多い甘夏より夏みかんの方がおいしいのよね、と夏みかんが大地を守る会のカタログに載るのを心待ちにしていました。
甘夏より夏みかんの方が、ずっとずっと夏に近い初夏というほどの気温になる5月中旬から手に入ります。
よく考えたら、だから夏のみかん、夏みかんなんですね。

皮部分をピールにしたら、果肉部分が残っちゃう---仕方がないから、食べてみました(普通はこういう状況ではないですね)。
あら、糖分が少ないということは、さっぱりしているということで酸味が気にならない。
糖分が高い分、甘夏の方がかえって酸味をより感じるかもしれません。
味がうすいというか、えらく食べやすくて、すっきり、ほろ苦さも好みです。
喉が渇いているときにぴったり。

夏みかん農家さま、できるだけ長く出荷してくださいませ。
実家には田舎から送られてくる甘夏がゴロゴロ。
いつも、「持ってってー」という母にお断りしているのです。

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2011年05月02日

さざえご飯

さざえご飯さざえの旬なのでしょう。
この季節はあさりやしじみとともに、さざえがスーパーでよく売られています。

おっ、今日のさざえはかなり大きいっ!

いつもは、刺身か壺焼き。
だから、今日はさざえご飯にしよう!

海釣りが趣味だった夫(最近は行かないけど)なので、うちには貝剥きがあります。
それで、牡蠣やさざえをググッと剥く。。。夫が。私はやらないようにしています、やればたぶんできると思いますが。

殻から身だけ出しといてもらって、さて、さざえご飯のレシピはと検索すると、
軽く茹でて身をはずすというのがあり、これだったら簡単に身を出せたのねえ、もう身ははずしちゃったから、殻を加えて煮汁を作ろうかしら、と言うと
「さざえの殻には小さな虫がいるから、煮汁は虫入りになっちゃうよ。」

う〜ん、そうかもしれません。
あさりやしじみのご飯の場合は殻ごと炊いた方が、圧倒的にご飯がおいしくなるんですけどねえ。

さざえの他に一緒に入れる具もいろいろあれど、椎茸と昆布だけをチョイスしました。
あくまでさざえの味が引き立つように。
もちろん、だしも昆布だしです。

食べた感想は、
たまにはご飯も良いけど、さざえの味が口に広がって食べたなあと思えるのは、やはり刺身や壺焼き。
大きいの2個じゃ足りなかったかも。

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2011年04月25日

鰺の唐揚げペペロンチーノ

鰺唐揚げ鰺の唐揚げペペロンチーノといったら、海老名SAの豆鰺の唐揚げを思い出す人が多いのではないでしょうか。
はい、そのペペロンチーノを自分で作ったらどうなるかと試したのがこちらです。

海老名SAの下りで販売されていたのが評判になり、上りでも販売されているとかで、買いそびれた母が妹に頼んで買ってきてもらったものを私も賞味しました。
インパクトがあって美味しそうなペペロンチーノからまず試食し、その後カレーにしましたが、カレーは塩気がきつくてアミノ酸味で味がずいぶん濃かったです。
その後、妹に勧められて、醤油(これは普通でインパクトに欠けた、食べている順番によるかも)、塩(えらく普通に感じた)と食べ勧めましたが、最初に目をつけたとおり、ペペロンチーノが一番香ばしくてバリバリポリポリ楽しんで食べれたなあ。

カレーを食べているときに、妹に
「全部食べていないけれど、ペペロンチーノが一番美味しいような気がする」というと、
妹「この前全種類家族で食べたけど、ペペロンチーノが一番美味しいという結論に達したの」

スーパーで中鰺を見つけたので、よし早速唐揚げを試そう、だけど中鰺よ、豆鰺じゃないんだから骨までは無理なんじゃないの?
予想通り、二度揚げした頭は難なく食べれたけれど、骨は無理でした。
今度は、豆鰺で挑戦!!

[レシピ]
おろしたニンニク、塩、刻んだ唐辛子を二枚におろした鰺に両面塗り、小麦粉と片栗粉を半々にまぶし、中温で1回揚げ、2度めは高温で揚げました。

[味の感想]
私のは身はふっくらとしていて、海老名のは骨まで食べれるほど揚げると身は締まり骨せんべいの延長にあるような堅さがありました。
私のはあっさり味(ニンニク一かけすりおろしただけじゃさっぱりか)、海老名のは味にインパクトがあった(カレーほどではないけどアミノ酸入りかな)。
次回は、ニンニク、塩、唐辛子に醤油、お酒も足してみようかな。
(そんなのペペロンチーノといえないかもしれないけれど、家庭で作るのに基準はないはず。美味しければ良いのです。)

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2011年02月22日

大吟醸の酒粕パウンドケーキ(酵母で)

酵母パウンドケーキ一ノ蔵、大吟醸の酒粕(玉の粕)を使ったパウンドケーキです。
酒粕の旨味を味わうには、くるみやレーズンを入れない方が生きると思います。
普段、ベーキングパウダーは使わない主義なので、卵の力だけでメレンゲにしてパウンドケーキを作っているので、どっしりと重たいケーキになります。
そういったどっしりタイプのパウンドケーキが好みなので作っているのですが、酒粕を入れた場合はもうちょっとふんわりとした感触が欲しい、
という訳で、酵母の力を借りて膨らますことにしました。

バターは柔らかくして小さく切り、卵はときほぐして材料全部をホームベーカリーに入れて4時間発酵させたものを、160度で50分焼きました。

地粉 200g、バター 200g、砂糖 200g、 卵 4個、ホシノ丹沢酵母 18g

糖分は酵母のえさになるので、発酵時間が長くなると甘味がうすくなります(いつもは170gくらいに)が、この場合はちょうど良かったようです。

焼きたてだと、酒粕の風味がし、バターが溶けているのでフィナンシェのようです。
メレンゲを入れたときのケーキはもっと全体的に膨らみ大きいのですが、こちらは真ん中が噴火しただけ。
でも、食べたときの感触は、酵母入りの方がふんわりしています。

発酵させる生地作りを簡単にセットできるので、ホームベーカリーもパンを焼くだけではなく、活躍の場が意外とあります(週2〜3回は使っているかも)。

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2011年01月28日

たらこの粕漬けは赤くなる?

たらこ粕漬けこの写真のたらこは、もちろん無着色です。
スーパーで買ったすけそう鱈の生を、自分で粕漬けにしたものなんです。

かなり赤いですよねえ。。。

生たらこを買ったときは、『こんな色の悪いたらこを漬けたら、おいしくなさそうなのができそう』
と思いました。
でも、なぜか、発色しました。

夫は、『酔っぱらいたらこ』と呼んでいます。

酒粕にはたらこを発色させるものが含まれているんでしょうか?
市販のたらこの粕漬けを見たとき、『なぜ、こんな色付けたらこを使うんだろう』
と感じたのですが、そこのお店の粕漬けたらこも、もともとはそれほど色がついていない素材だったのかもしれません。
ただ、赤の色めは人工的な着色の場合、ピンクがかっているようですが、
私のは自然に着色されたもので、深い渋めの赤。

不思議です。。。。。

2011年01月22日

短角牛のステーキ

短角牛岩手の短角牛は、テレビで放映されてからだいぶメジャーになりました。
大地を守る会ではそれ以前から扱いがありましたが、ステーキ肉が値上がりしてから私は何か月も食べることはありませんでした。

新年だし、セット価格で、単品で注文するより割安な気がする、ということで『おうちでごちそう短角牛ステーキセット』を頼んでみました。
外で食事することを考えたらお安いし、と考えたのも事実。
不景気の昨今、ステーキを記事にすること自体、なんだか情けないような気もしますが。。。

サーロインと肩ロース2枚の組み合わせ。
赤みのうまさがぎゅっと詰まったお肉で、肩ロースの方が通好みかもしれませんが、私はサーロインの方が好みです。
脂肪分の多い肉汁が口の中でジュジュジュッ、と、いうことはなく、
草を食べて育った肉本来の旨味を感じられる、柔らかーいお肉です。
写真のとおり、赤身が際立つ肉、それが短角牛です。

でもね、以前の方が『美味しーい!』、て感じだったんですよね。
食べたい欲求が強くなければ、値段も高いことだし、お肉ではなく野菜をモリモリ食べてる方が精神衛生上よろしい、と思えるのです。

2011年01月12日

魚の粕漬

魚の粕漬母はよくやっていますが、私はお取り寄せはめったにしません。
が、いただいた一ノ蔵の酒粕で作った粕漬けがとても良い感じにできるので気をよくしていたところ、夫が粕漬の有名店が載っている本を私に見せました。
いつもは、何が入っているかわからない食品は買わない主義ですが、プロの味付けがどんなものか気になり注文してみました。
注文した後に調べていてわかったのですが、たらこは赤く着色されているものを使っているみたい。

本には黒砂糖使用とのことで、良い材料を使っているような錯覚を起こさせる記述だったので、ちょっとがっかりしました。
到着したものは、その『たらこ』が抜けています。

あらまあ、こんなことってあるの?
早速、問い合わせすると、
「自分ではなく別の者が詰めたので、こんなことは初めてです」とのこと。

後日、たらこと一緒に数の子の粕漬も到着いたしました(お詫びということらしいです)。
丁寧な対応でしたし、おまけの数の子までいただいてしまいましたが、やはり自分で作るのが一番!、と再認識しました。

魚久の粕漬は、洗い流してからお召し上がりくださいとあり、この某商店は魚が水っぽくなるので絶対水洗いはなさらないように、とあります。
魚久のは非常に塩辛いので、粕を洗い流すのを前提に保存が利くように作られているようです。
某商店のは、かなり甘めで砂糖で保存を利かせているようです。
塩の好みは人それぞれ。
自分好みの味を探すのはとても骨の折れること。
良い素材を使って自分で作れば、バッチリのものができるのは確かです。

<参考>大吟醸の酒粕(一ノ蔵)

2011年01月06日

ゴルゴンゾーラのリゾット(プリンセスサリー)

プリンセスサリー米リゾットピラフ大地を守る会で、長粒種の香り米プリンセスサリーを注文してみました。
実は以前にも注文したことがあるのですが、全然食べないうちに忘れてしまい(骨折して頼んだ食材をダメにしてしまったものがたくさんあります)、とてももったいないことをしてしまいました。

だから、今回はそのリベンジ。
サリークイーン(日本晴/Basmati370)と関東150号の掛け合わせということで、親のサリークイーンよりさらに日本的で粘りがあるとか。
サリークイーンの倒れやすい生育の欠点を補ったものらしいのですが、親が長粒種のハーフなら、その子ですからクォーターになります。

リゾットを作ってみると、さすがにべたつかずにさらっとしていてお粥のようにはなりません。
といっても完全な長粒種タイプではないので、かえって日本人には向いているのではないでしょうか。
粒はそれほど長くなく短い。

ピラフは、バターを入れて炊いただけのご飯(これはビーフストロガノフに添えました)を炒めてカニピラフ(フライドライスですね)にしたもの。
高温であおるチャーハンの作り方ではなく、比較的強火状態で炒めてみました。
水気はそれほど出ていないと思いますが、パラパラッとしていない感じが写真からもうかがえます。

どちらが気に入ったかというと、リゾットです。
水分を多く加えて煮る感覚の料理には、パッチリ合うと思います。
米を茹でて添え物にするのもアリでしょう。

ゴルゴンゾーラのリゾットはパルミジアーノと生クリーム、それにマッシュルームも入っています。
一度食べると、濃厚なので当分は結構。
そう思っていたのですが、また食べたくなる力に引きつけられ、今晩も、です。

2011年01月02日

酒粕パウンドケーキ

酒粕パウンドケーキ一ノ蔵の酒粕をいただいたのをきっかけに酒粕の利用法を検索していて、酒粕を使ったパウンドケーキを作ろうと思い立ちました。

ブランデーケーキがあることだし、お酒を使った料理の延長線にあると考えれば、コクや旨味がプラスされるのですから活用範囲も広がります。

粉の量の半量の100gの酒粕を入れたパウンドケーキは焼きたてのうちはアルコールの匂いが立ち上り、香ばしさも相まって、
『あら、これはイケルわ』
と思える出来です。
温かみが消えても酒粕の風味は消えませんが、一口めが一番アルコールを感じて、二口三口と進むうちに何だかわからなくなります。
酒粕独特のインパクトのある味は健在ですので、ちょっと変わったパウンドケーキという路線でおもしろいのではないでしょうか。

粉・バター・砂糖を200g ずつで作りましたが、これだと通常は卵4個が標準です。
私の場合はベーキングパウダーを使いませんので、卵5個にするべきでした。
酒粕は七賢のものが残っていたので、それを使っていますが、水気が一ノ蔵のものより少ないので、パウンドの生地が硬くできてしまい、それが影響してしっとり感が欠けています。

(七賢の酒粕は同じく大吟醸と記載がありましたが醸造アルコールが添加されており、純米酒ではないようです。色も白っぽく板粕ではありませんが、褐色でお味噌のような柔らかさの一ノ蔵の酒粕とは異なります。)

<参考>七賢の酒粕石けん

2011年01月01日

大吟醸の酒粕(一ノ蔵)

玉の粕甘酒夫が会社の方から、非売品の純米大吟醸の酒粕をいただいてきました。
480g入りのものは市販されていても、いただいたのは900g---それで非売品らしいのです。

非売品と聞くと何だかありがたみが増すのはミーハーのようですが、
酒粕といえば板粕しか知らなかった私にとって、この練り粕は料理に使うにはとても便利。

板粕はお酒やミルクや水など、液体でゆるめないと他のものとは混ざりにくいですが、踏んで練った酒粕は褐色で熟成していて、通常の白い板粕よりコクがあり大吟醸の米粒も残っていて、本来の清酒部分より栄養価も高いしとてもお得感があります。

粕漬け用に銀だら・金目・鮭(銀聖)を仕込み、甘酒を作ってみました。
絵的には、まるでミルクティーのよう。
美味しいですねえ。
また、飲みたくなります。

2010年12月31日

シンプルイズベスト

ショートケーキちょうどクリスマスのときに作ることができなかったのと、作る気がしなかったので、クリスマスが終わった後に作ったケーキです。

やる気----って、とても大事なことだと思いませんか?
これを作った日は、石けんも仕込んだしパン(ホームベーカリーですが)も作ってしまいました。

ショートケーキは、市販のものを買ってきても、あまり
『これだ!』という特徴はない、と思います。
昔(30年くらい前)の自由が丘のモンブランのショートケーキは、香りに特徴があり、
コアントローを使ってるのかなあ、いったいこの香りは何?
と、すごく興味を引かれました。

閉店してしまった都立大のパウンドハウスのブルーベリーパイは、アーモンドエッセンスが効いていてそれに釣られて買っていましたが、香りってとらえがたい魅力があります。
おそらく、人間の五感の中では一番原始的な感覚が嗅覚といわれていることに帰来するのではないでしょうか。

超超久しぶりに作ったスポンジケーキは、外側の焼けた部分が香ばしくて美味しい。
出来(見た目)という点では劣っていても、味は自分なりに美味しいと感じる---
ここが一番大事なところ。
払った対価に見合っていると感じればショップで買う楽しみはありますが、お金を出して買うと評価は当然厳しくなるものです。

2010年12月25日

ローストチキンをル・クルーゼで

ローストチキンローストチキンはこんがりきれいに焼けたのに、一羽まるごとの写真を撮り忘れました。
外はパリッと、中はジューシーに。
一羽まるごと焼く楽しみはそれに尽きるのではないでしょうか。

クリスマス近くになると、大地を守る会では鶏一羽注文することができます。
二人で食べると一羽食べきれないかもしれない、と躊躇しましたが、
腿を食べた後は、サンドイッチやサラダに、というコメントに誘われて作ってみました。

1年に1度しか作らないと、レシピを忘れてしまいます。
いろいろ検索すると...焼く温度も300度だったり220度だったりマチマチ。
料理に正解はないけれど、迷います。

結局取り混ぜ、300度で10分...焼き具合を確認しながら、下に溜まった油を刷毛でヌリヌリ。
10分後、260度に下げてさらに油をヌリヌリ。
さらに10分後、220度に下げて油を塗った後、ル・クルーゼの蓋をしてそのまま220度で1時間焼きました。

ル・クルーゼはオーバル27センチです。
一羽まるごと焼いた最初の年、外側は焼き色がつき焦げてきたのに、中に火が通らないのでローストチキン用に購入したものです。
鶏一羽まるごと入る大きさなので、鶏の足が広がってしまわないよう、たこ糸で整形する必要はありません。
焼き色がついた後は中に火が入るよう鍋の蓋をしていますが、ル・クルーゼの蓋のつまみは230度までオーケーです。
焼く温度は、最初より後で上げる方法と、逆の方法とありますが、最初の温度が低いと鶏の下の野菜からも水分が出てソースに使えそうです。
私の方法だと周りを焼き固めてから中に火を通すので、野菜はかなり焦げてソースには使えませんでした。
でも、とってもきれいに焼けたのです(なんで写真を撮り忘れたのでしょう)。

2010年12月18日

ゆず茶と石けん

ゆず写真は、たまたま花ゆずが混ざっています。
本ゆずとは違って香りがうすいとか。
まあ、混ぜて調理してしまえば、あまり気になりませんが。

妹から、ごっそり80個近く、本ゆずが送られてきました。
まるで、黄色のテニスボールのようにゴロゴロと。。。
ショエーッ!

ゆず茶を作ろうか、ゆずシロップにするか(結局、ジャムにすると時間がかかるのでシロップにすることに)。

ゆず茶の作り方を調べていたら、柚子に氷砂糖を入れてシロップのように作る方法がありました。
煮る方法もあり、これって石けんの作り方に似ている、と思ったのです。

コールドプロセスとホットプロセスに対応すると思いませんか?

2010年11月15日

レッドキウイ

レッドキウイレッドキウイ2大地を守る会のベジタ(野菜セット)をとっていると、変わった野菜や果物が入っていることがありますが、このレッドキウイもその一つです。

外見はうぶ毛が少なく、純粋な緑でもなくちょっと変わった色。
カットするとよくわかりますが、中心が赤くなっています。

お味は、一口食べると「あまーい!」
二口食べると、「?、酸っぱくなーい」

糖度がかなりあると説明されているとおり、通常のものよりずっと甘いのですがキウイは酸っぱいものと思っている人にとっては、酸っぱくないからイマイチです。

消費者が甘いものを好むおかげで、日本の果物はかなり甘いものが多い。
でも、私は甘酸っぱい方が好き。
甘いばっかりの果物は、美味しいとは思いません。
だから、りんごもフジはそれほど好きではなく、紅玉が親のジョナゴールドの方が好きなんです。

2010年11月10日

焼きりんご

焼きりんご大地を守る会では、定期的に野菜をセットにしたベジタ(畑におまかせ)や、さらに旬でいっぱい取れた野菜を『豊作君』、旬でいっぱいとれた果物を『みのりちゃん』といっています。
私は、もともと果物好きというわけではないのであまり果物を注文しませんが、みのりちゃんは余剰果物ということで普通にカタログから注文するよりもお安いので登録しています。

しかし、豊作君にしろみのりちゃんにしろ、自分好みのものが来るとはいえません。
何が来るかわからない、まあそれを楽しめる人が登録できるのかもしれません。

最近のりんごの流行りは、ずーっとフジ。
確かに生食するには甘くて美味しいのですけど、調理に使うには絶対酸っぱいほうが美味しい。
だから、紅玉を珍しく注文しました。

大地の紅玉は、市場に出回っているものよりかなり甘い。
だから、生食してもイケますし、調理しても紅玉だからレモンで酸味を足す必要はありません。

この焼きりんごはいささか加熱しすぎました。
外にこぼれた砂糖が熱でカラメルになり、りんごの中のソースもキャラメルソースのよう。
しかーし、懐かしい味がするではありませんか。
一昔前のおやつといったら、リンゴの季節は焼きリンゴが定番だったと思いませんか。


2010年11月02日

合挽シウマイ

合挽シウマイいつも豚挽肉を注文しているので、合挽だと気づかずにシウマイの皮を買ってきてしまいました。
いざ、作ろうという段になって合挽に気づいたものの、すっかり作ろうモードになってしまっているので、合挽もアリと作ってみました。

崎陽軒でバイトしていたことがある母に言わせると、
「シウマイは豚肉のほうが美味しいの。合挽だと美味しくないでしょ。」
ということになるのですが、案外イケましたよ。
豚肉よりコクがあるような気がします。

そうです。短角牛と黒豚をあわせているのですから、美味しくないはずがありません。
が、豚肉のほうがさっぱりしてシウマイらしいのは確か。

わざわざ合挽を使うまでもないか、といったところ。
もったいないですものね。

近頃のマイシウマイは、乾燥貝柱を入れるのではなく、茹でた帆立を入れるのがお気に入りです。
ベビー帆立てを四つ割りぐらいにして、干し椎茸が入ると味が出る〜
干した貝柱は高価なのでケチッて入れるとあまり味に貢献しません。
それより、ゴロッと入れたゆで帆立てのほうが、食べたときに存在感があります。

2010年10月27日

四万十甘栗は甘い

四万十甘栗この写真は、四万十甘栗。
先っぽが白くなっていて、ちと小ぶりです。

が、一口食べると甘〜〜い!

大地を守る会のカタログに掲載されていたのですが、会員さんの『栗ご飯にしたら甘くておいしかったあ』というご意見に促されて注文してみました。
小さいからいちいち皮を剥くのが大変、といつもなら考えるところですが、どっこい圧力鍋で茹でるという手があるじゃない。

のはずだったのですが、毎度毎度圧力鍋で蒸かしていた私は無意識に蒸し板を入れて蒸してしまいました。
これでは、渋皮もきれいに剥くことはできません。
あわてて、再度2分間だけ茹でてから剥きにかかりました。

やはり茹でるのがミソなのです。
剥くときもお湯の中につけておきながら、何個か少しずつ取り出して剥くのがベスト。

しかし、この剥き方を知っちゃうと苦もなく栗料理の幅が広がりますね。

<参考記事>栗むきに圧力鍋?


2010年10月11日

栗むきに圧力鍋?

栗おこわ秋のシーズン、一度は食べたい栗ご飯。

美味しいけれど剥くのが大変なのと、手技を使う身としては手を傷つけたくないのとで、一度はむき栗を使って栗ご飯にしました。
スーパーで売っていたむき栗は韓国産。
まあ!剥いた栗まで国産はないの?
夏の暑い期間が長かったのでだいぶイカレていた米で炊いたその栗ご飯は。。。

夫「この栗ぼそぼそして美味しくない。」
私「ご飯自体も美味しくないけど、なんて不味い栗なんでしょう。」

いくら手を傷つけたくないからといって、どうしようもない素材で炊いたご飯は食べ物とはいえません。
夫が剥くという前提で、ベジタ(大地を守る会の野菜セット)に入っていた大きな栗を夫に剥いてもらうことにしました(栗ごはん栗ご飯と騒いだのは夫なものですから)。

生の栗をいきなりペティナイフでむき出した夫は、1個で根をあげ、
「簡単に剥く方法ないの?」
「そういえば、ガッテンで圧力鍋を使うと良いと言っていたらしい。」

常に、栗を圧力鍋で蒸かしていた私ですが、茹で栗がここまでパカッと口を開け渋皮まで剥きやすくなるとは驚きました!
栗の身と渋皮の間の空気が加圧して膨張し、減圧することではがれやすくなるとのことですが、蒸すのではなく茹でるのがミソですね。
蒸したときは、茹でたときのように手でも剥けそうなくらいの状態にはなりませんでしたもの。
栗の実の中に入っていく水の量に関係している、と思います。

たまたま、白米はもち米しかなかったので(普段は玄米なので)、作ったのは写真の栗おこわです。
栗は、圧力鍋で8分加圧しました(平和製作所のもので玄米が美味しく炊けます)が、だいぶ火が通っていたので7分もしくは6分でもいいかもしれません。
逐次、試すつもりです。

どうです!包丁で切ったときのデコデコした面がないでしょう?
栗本来の甘味と、ご飯にも栗の風味が染み込んだ美味しい栗おこわが炊けました。

2010年10月03日

洋梨もいろいろあります

マルゲリット・マリラこの洋梨は、マルゲリット・マリラで746gありました。

洋梨というと、ラ・フランスというくらいラ・フランスの名前は浸透していますが、最近はそれ以外の洋梨もいろいろ出回っているようです。
バートレットは硬めの梨で香りもそれほど際立っている訳ではないので、私もあまり印象に残っていませんでしたが、そのパートレットが大地を守る会の宅配で届いたけど、全然おいしくなくて文句を言っちゃった、というのは母の弁です。
ラ・フランスが来たのなら嬉しいけど、パートレットなんて...ということらしい。

でも、ラ・フランスだって追熟がうまくいかなかったら、あまり美味しくはないんですよね。
その食べごろを見極めるのが、とてもむずかしい−−−何度、腐りかけたことか。
外国産の果物は、追熟が必要なものが多いようです(キウイ、洋梨、バナナ、メロン、マンゴー、アボカドなど)。

すももや桃の食べごろが最近わかるようになってきたので、追熟に挑戦すべく、4回にわたって届く洋梨紀行に申し込んじゃったという訳なんです。
最近、多くの果物の消費が落ちている中、洋梨は増加傾向があるそうで、そのおかげでラ・フランス以外の洋梨もぞくぞく生産されているとのこと。

その第1回めがマルゲリット・マリラ(洋梨の中で一番大きな品種らしい)でした。
もう一つ届いたものは、ちょっと早いかなと思いつつ食したみたら硬かったのと香りが今一つ。

マルゲリット・マリラは、甘ーい香りがしてきたら食べごろのようです。


2010年09月29日

素材が良いと美味しい

ミルクブレッドホームベーカリーでミルクブレッドを焼きました。
私はハードタイプのパンが好きなので、最初はベーカーズパーセント(粉に対する割合)50%のミルクで焼いてみましたが、膨らみがよくないし硬すぎました。

それで60%で焼いたところ、ミルクの風味のする甘味の感じるサクサクとしたパンができました。
酵母以外は、大地を守る会の素材を使っています。

強力粉(美瑛産) 300g
ノンホモ瓶牛乳 180g(60%)
洗双糖 9g(3%)
塩 3g(1%)
ホシノ丹沢酵母 18g(6%)

バターや卵を使ったリッチ系より、パンドゥミータイプ(フランスパンの生地の食パン)が好きなのと、地粉(グルテンは多くない)の方が国内を輸送する燃料だけで済むからエコだし、フードマイレージに貢献できます。
それに、地粉と天然酵母のパンの方がイーストと輸入小麦粉のパンよりむずかしいといわれているので、より作り甲斐があります。

イーストのパンはおいしそうな匂いがしないし、普通のホシノ酵母のパンもそれほど香りはよくありません。
丹沢酵母は香りが良いし、生クリームが浮くノンホモ牛乳はその自然なところが好きです。

それにしても象印のホームベーカリーは焼き上がった後、なぜ保温なんてことをするのでしょう。
水分が飛んでパンが美味しくなくなる、と思うのです。
通常、オーブンでパンが焼き上がったら、即出して熱気を抜くはずですよね。


2010年09月08日

デュラムセモリナ粉って?

デュラムセモリナイタリアでは、デュラム種の小麦を粗挽きしたデュラムセモリナ粉で作ったものしか乾燥パスタと呼ばないと、法律で決められているとか。
だからというわけではなく、シコシコ弾力があるからという理由で、パスタはデュラムセモリナで作ったものが好きです。
乾燥地帯で栽培される品種で多湿の日本では育たない、ということですので、地粉を使ったパスタは、私にはイマイチなのです。

クオカで、イタリア産のデュラムセモリナを試しに買ってみました。
ホームベーカリーでパスタにしてみると、生地の状態からなんと弾力のあること!!
うまく薄く伸ばすことはできませんでしたので、茹で上がったパスタは太めの讃岐うどんのようです。

練り上がった生地は冷蔵庫に30分ほどねかせただけなのに、なんというコシでしょう!
シコシコ、モチモチ、これはやみつきになりそうな食感です。
恐るべし、デュラムセモリナの威力。
讃岐うどんの方が柔らかめに感じるのは、小麦粉の素材の違いなのでしょう。

タンパク質を多く含み、でんぷん粒とでんぷん粒をがっちりとつなげている硬い粒を硬質小麦というらしいですが、デュラム種はガラス質と呼ばれる半透明の硬い胚乳を持っているということで、パン用の強力粉とは異なるようです。
その後、ピザにも使ってみましたが、しょっちゅうピザを食べている夫の評価は、
「生地はおいしいけど、もっと薄く伸ばして」

水分を吸い込む粉なので、薄く伸ばしたクリスピータイプにするには、
1.水を多くする 2.酵母を少なくする 3.薄力粉を混ぜる 4.オリーブ油を混ぜる
等、いろいろ改良の余地がありそうです。

手ごねだとを簡単に作る気にはなれませんが、ホームペーカリーだと機械まかせで勝手に練ってくれるので、自分好みのピザ生地を試せそうです。

[注意]
クオカでデュラムセモリナで検索したときにマリーノ社の小麦が2種類ヒットしました。
私が買ったのは石臼挽き00番で、00番とはイタリアの小麦の挽き方で、ふすまなどの含有量が少なく精製度が高いため滑らかでコシのあるきめ細やかな生地をつくることができ、ピザやパスタに最適、とあります。
どおりで、粉の色が白っぽいはずでした(デュラムセモリナは黄色いはず)。
この粉でさえ、メチャクチャ弾力があったのです。
デュラムセモリナはいかに?(早速、再度注文しました)

2010年08月30日

ホシノ丹沢酵母の生種

パン用の酵母は、牛乳やレーズン、フルーツからおこしたことはありますが、それは最初だけで、その後はもっぱらホシノ酵母を利用しています。
自分で酵母をおこすと、いろいろな味が楽しめて楽しいことは楽しいのですが、パンの膨らみがあまりよくないし、時間もかかります。

それで気軽に楽しめるパン用の天然酵母としてホシノ酵母を使っているのです。

そのホシノ酵母ですが、たいていの本や私が習ったパン教室(ラルナッチュとトゥルナージュ)では、通常のホシノ酵母で、粉末から生種を作るのに倍量のぬるま湯を入れていました。

通常のホシノ酵母より、私は丹沢酵母の方が好きです。
丹沢酵母の方が香りが良いですし、よく膨らむと思います。
これは、『天然酵母パン研究会・生きているパン教室』で教わったのですが、
丹沢酵母は1.5倍のぬるま湯で生種を作ります。
初代のホシノ酵母の味に丹沢酵母の方が近いとか。
二代目になってから、味が変わってしまったそうです。

酵母の発酵を盛んにするには水が多い方が早く進むので1.5倍で作ると時間がかかるし、30度のぬるま湯ではなく20度で作る方法なので、さらに時間がかかり3日〜4日かかるのです。
この方法で作ると、生種は1か月程度使えるといいますから、水の量が保存期間に左右するということなのでしょう。

私は双方の中間派。
ホシノ天然酵母自動発酵器の中に、丹沢酵母と1.5倍の水を入れ24時間ほど...酒粕のような香りがしてきたら冷蔵庫に入れておきます。
作りたての生種は発酵力が大きいですが、時間がたった生種の方が、パンのうま味を増すようです。

2010年08月25日

鴉山椒のはちみつ

鴉山椒のはちみつこの鴉山椒のはちみつは、ジンジャーエールマサラを使ったジンジャーエールを作るときに使ったものです。

鴉山椒は、山椒の仲間で葉は山椒に似ていて大きめ、小さな白い花がたくさん咲き、黒い実がなるようです。

このはちみつは、ごくごく軽くピリッとしますが、何せ蜂蜜なので甘ーい感覚が口中に怒濤のように押し寄せて来ます。
ジンジャーエールにすると、生姜とカルダモンのスパイシーな刺激のほうが勝っているので、そちらに押されて、というか軽い刺激の相乗効果が生まれる感じです。

この鴉山椒の特徴あるはちみつは、好きだなあ。
結構いろいろな花の種類のはちみつを試していますが、栗のはちみつは正直いただけなかったし、マヌカハニーも再度食したいとは思いませんでした。
ローズマリーのはちみつもスーッとした感じがありますが、鴉山椒はさっぱりしているけれど濃厚な味わい。

試食していない薬蜜も、まだまだいろいろあります。

2010年08月22日

ゲロルシュタイナーでジンジャーエール

ジンジャーエール材料ジンジャーエールマサラで作ったジンジャーエールは、生姜のピリッとした刺激が心地よいです。
今回は、前回のお手軽タイプのジャンジャーエールに比べると、材料も多いのです。

レモンの絞り汁
ジンジャーエールマサラ
鴉山椒のはちみつ
ゲロルシュタイナー
が材料です。
スーパーでレモンペリエを見ていたら無果汁と記載されており、香料のみが添加されているのでスタンダードペリエにしようかと手にとりました。
が、側に値段もペリエより安いゲロルシュタイナーが、瓶ではなくペットボトルで市販されていたのでそちらにしたのでした。
mg/リットル
成分 ゲロルシュタイナー エビアン コントレックス
カルシウム 348 78 486
マグネシウム 108 24 84
カリウム 11 3
ナトリウム 118 5 7
重炭酸塩 1817
塩化物イオン 39.7
サルフェート 36.3 1187
硬度 1400 293 1503
ゲロルシュタイナー、ドイツの超硬水で有名らしいですね。
同じく超硬水、重たーいのみ心地のコントレックス並みの成分、それがゲロルシュタイナーです。
自然に含まれる炭酸のおかげで、飲みにくいことはありません。
私には、シュワシュワ感がもっとあってもいいかも。

最初のみかんサイダーより、こちらのジンジャーエールの方がおいしかった、と言っておきましょう。
あっという間に4〜5杯分、飲んでしまいましたから。
でも、みかんサイダーのお手軽手作りも捨てがたいですよ。

2010年08月17日

西瓜は暑さを除きます

スイカ7月の最後の週と8月の1週が特に暑かったですが、最近は家の中にいると30度を切っているので暑さを凌ぎやすくなりました。
が、昨日は家の中でも32〜3度あり、おまけに風も吹かず、汗が流れてくる始末。

こういうときはスイカのお世話になります。
スイカは食べ物で薬ではない、と思っている方が多いのではないでしょうか。

西瓜は中薬ではセイカと読んでいますが、袪暑薬の種類に入るものです。
スイカは天然の白虎湯(びゃっことう)と呼ばれるくらい、体の熱をさまし体内の失われた水分を補ってくれます。

民間でも、腎臓病の人に良いと言われていますね。
食品と薬の差は、どれくらい効き目があるか、ということにつきますが、食品は薬ほどの効き目はないけれど、その代わり長く食べることができます。

食品だと考えると、大玉のスイカを買うのはちょっと控えてしまうかもしれませんが、夏には特に体が必要としている、と考えてスイカを是非お召し上がりくださいませ。

2010年08月11日

国産はとむぎ・北のハト

北のハト独立行政法人医薬基盤研究所薬用植物資源研究センターが育成した薬用・食用向きの新品種が『北のハト』です。
はとむぎは、中薬ではヨクイニンといいますが、食用としても気軽に食べられて、なおかつ薬用効果が高いのです。
イボ取りや荒れ肌修復効果を狙って常食している方も多いと思われます。
粉にすれば小麦粉料理に混ぜることもできますし、スープの具やサラダ、炒めもの、煮物など、料理のバリエーションがたくさんありますね。

私は主食である玄米ご飯に混ぜて炊くことが多いのですが、以前は夫に
「蛙の卵みたい」
と、よく言われましたっけ。

食用としてしょっちゅう食べるものだと、ついつい食品としての残留農薬が気になるもの。
中薬として使用のものだと摂取頻度が低いので、眼をつむりがちです。

大地を守る会に、ハトムギを扱ってくださるようお願いしてきた私。
そのような要望の方が多かったということで、最近のカタログに『北のハト』が掲載されました。

北のハトは、漢方薬局などで市販されているものより粒が小さく、玄米に紛れてしまうので蛙の卵のイメージはなくなり、安心して食べられる幸せを感じます。
大地を守る会の基準に合致したものがやっと登場!
大地を守る会は、国産が基準ですからね。

でも、もうちょっと安くならないかなあ。

2010年08月09日

マサラで手作りジンジャーエール

ジンジャーエール大地を守る会では、ネパリバザーロのスパイスセット(ベジタブルマサラ、シーフードマサラ、チキンマサラなど)を扱っています。
これらのミックススパイスを使うと、インドレストランのカレーのような味付けになり、本格的なカレーを楽しむことができます。

今回は、手作りでジンジャーエールができるジンジャーエールマサラです。
粉末で入っているのは、ジンジャー(生姜)カルダモン(小豆蔲)
ジンジャーエールを作るためには、このほかに
ソーダ、レモン、はちみつ
を入れる、とカタログには紹介されていましたが、
私は安易に作れるみかんソーダをチョイス。
小さじ1/2のジンジャーエールマサラをソーダに加え、泡がおさまったら静かに混ぜます。

お味は、
うん、ジンジャーエール、です。
生姜独特のピリッとした刺激が心地よいですね。

紹介されていたレシピどおり、レモンと蜂蜜の方がさらに美味しそう!
実は、会津で産出される『aWa心水』という発泡性のミネラルウォーターと鴉山椒のハチミツで、最初は作ろうかと思いました(レモンはあるし)。

暑い夏、今年は、冷え性の私でも暑さを感じることができるのが嬉しいのですが、喉の乾きが激しいので、必要以上に水分を取り過ぎないよう、酸味のあるドリンクを採るようにしています。
ヨーグルトドリンク、梅酢ドリンク、レモン入りのマンゴージュースなど。
喉が乾いているときは500cc以上、あっと言う間に飲んでしまいますから、1リットルの箱や瓶の消耗度が早い。

それで、ジンジャーエールマサラ、というわけ。
生姜も小豆蔲も、辛温で体を温めますが、辛は発散させる働きがありますので、汗を出すことによってクールダウンすることができます。
このような働きを持つ中薬を辛温解表薬というのですが、暑い夏には辛涼解表薬の方がさらに涼しいような気もします。
しかし、暑いインドではジンジャーもカルダモンもよく使われますね。

冷房で冷えたときは、是非辛温のジンジャーエールをどうぞ。

<参考記事>aWa心水(天然ガス入りミネラルウォーター)

2010年07月23日

大地を守る会とらでぃっしゅぼーや

私は生まれたときからアレルギー体質(ペニシリンショック)でした。
当時はアレルギーということば自体が非常に珍しく、「エネルギーなら知ってるけどアレルギーってなあに?」なんて返答を何回ももらいましたっけ。。。

今となっては、アレルギーを起こす人が多くなりアトピーということばも知らない人がいないくらい。
表面に見える状態の方がすぐわかりますが、アレルギーの度合いとしては、内面深く目に見えない部分の方がアレルギー度は高い、といっても皮膚が痒くて眠れなくなっちゃうくらいだと休養が取れなくて日常生活に差し障りが出ます。

私の場合はアトピーではありませんが、大人になってから喘息になってしまいました。
そのとき以来、基本的には玄米菜食にしています(猫を飼うようになってからは肉・魚も食べるので、あくまで基本的)。

らでぃっしゅぼーやの会員を7年、大地を守る会の会員は10年やっています。
その経験から、双方を比べてみたいと思います。
らでぃっしゅぼーやの情報は、7年前の情報なので現在は異なる部分があるかもしれませんが、私の経験ということでお読みくださいませ。

らでぃっしゅぼーやを止めた理由は、配送でもめたことがきっかけです。
実は、妹が入っている『手をつなぐ会』というのと、『大地を守る会』を間違えて入会しました。
当時は、らでぃっしゅの野菜は大地から提供されているということでしたし、らでぃっしゅのカラフルでツルツルした髪の注文カタログに比べると、大地は新聞のような白黒のカタログでしたが、入会金はなく預託金でしたし会費も安いなあと感じた記憶があります。

らでぃっしゅで玄米を注文するときは、その号では1種類ぐらいしかありませんでしたが、大地の場合は何種類もの中から選ぶことができました。
低農薬、無農薬により栽培が難しくなればなるほど価格は高くなりますが、主食であるお米を選べるほど種類がある、これが私には嬉しいことでした。
らでぃっしゅの入会金はあくまで入会金で、大地の入会金は預託金で退会時に戻ってくる、というもの良心的に思えました。

両方とも野菜のセットを常に頼んでいましたが、らでぃっしゅの『パレット』は玉葱やジャガイモがセットに入ってくることがありますが、大地の『ベジタ』では基本的にはそれらが入ることはありません。
たまーに、大地サイドが詰め合わせにする野菜に困るときに入ることはあります。
私にとっては、ジャガイモやタマネギは常備野菜なので自分が量をコントロールしたいのです。
だから、双方とも『畑におまかせ』スタイルとはいえ、らでぃっしゅのセットの方が常備野菜のコントロールができずにストレスになっていました。

大地を守る会は一般より厳しい栽培基準がありますが、生産者と消費者をつなぐ役目をしており、食に関して啓蒙されることが多いのです。
私は、らでぃっしゅの会員だったときは、ちと商業的な印象を受けました(株式上場したら、さらに商業的になるんでしょうね。)。
会員を止めるときは、青汁で有名な会社に親会社が変わるという噂もあり、ついていけないと思ったのでした。

大地を守る会のあまり商業的でないところが、私は好きです。
サポートセンターにメールをすると、すぐ返信が返ってくるのも気に入っていますし、こちらのクレームが妥当と判断されれば返金してくれるのも良心的です。

パワーのある食材は、血となり肉となるときに底力を発揮します。
母は2008年に会員になりましたので今年で3年目。
加齢とともに体のいろいろな部分に不具合が出てくるのは当然ですが、逆に以前より調子が上がっています。
(私が両親に整体をしているのも効いてますね、たぶん)

病気になって病院に行くとお金も時間もかかりますから、予防医学的にはたとえ食材が高くても結局は安く上がるし、精神的にも健やかに暮らせるというのが持論です。

「長生きしたいとは思わないけど、生きている以上は健康に暮らしたいの。」と言ったら、母は、
「誰だってそうよ。」と返しました。

オーガニックの素材は値段だけ見ると高いですが、会員を続けている一番の理由は、
『美味しいから!!!』


2010年07月16日

奥山さんのサクランボ(大地を守る会のです)

大地を守る会には、ときどきびっくりするような食材がありますが。。。

2008年から母も大地の会員で、母が奥山さんのサクランボを注文しました。
私は母ほどフルーツ好きではないので、高価なサクランボを注文したことはありませんでした。
去年は様子見だった母も、今年はついに奥山さんのサクランボを2回も注文しちゃったとか。

その2回めのサクランボを味見することができました。
母曰く、「他のと全然違う!!」

私も、全神経を舌に集中しつつ味わってみました。
口に入れた瞬間は、
『あら、他のと違って柔らかい。』
ぷちゅっと噛むと、『あ、あまーい!!』
それは、今までのサクランボでは味わったことのない、おどろきの甘さ!!!!
ほんと、ビックリ、です。
見た目は、普通のさくらんぼとあまり変わらないんですけどねえ。

ダークチェリーならいざしらず、日本のサクランボでこんなに甘いなんて。。。
人気が高いのも納得です。
柔らかいのは完熟のおかげですね。
輸送中、グチュグチュになるのを防ぐために、まだ熟さない食品は市場にずいぶんと出回っていますし。
口福ということばが書いてありましたが、人間、美味しいものをいただくと幸せが来ますね〜。

久しぶりにとっても驚きの食品が現れました。
が、フルーツ好きではない私には、やはりお高いので、自分では注文しないかな(人により価値観は異なるので)。
母が買ったら、またおすそ分けをもらおう!、と、思います。


2009年08月06日

アルガンオイルは魔法のオイル?

アルガンオイル手作り石けんにハマッていると、いろいろなオイルへの誘惑が大きい。
使用したことのないものだと、いったいどんなオイルなのか気になります。
基本的に石けんは食べ物から作る方針なので、アルガンオイルも実をローストしたものとノンローストとありますが、香りがするローストタイプを購入してみました。

2007年度パリ農産物コンクール「アルガンオイル部門」金賞の『アルガナプレミアム』です。
写真のように濃い色の遮光瓶に入っています。

オイルの味がよくわかるのは、熱を加えずに使うこと。
トマトサラダにインカの塩(ペルーで買ってきた結晶化したもの)とアルガンオイルをオリーブ油の代わりにかけよう!
と、瓶の蓋を開け、匂いを嗅ぐと、
(ん、いったいこれは何の匂い? どこかで嗅いだことがあるような。。。何かに似ている。。。しかし、おいしそうな匂いとはいえない、これをトマトサラダにかけたら食べられなくなりそう。)

急遽、トマトサラダは元のオリーブ油(オロ・デ・ヘナベ)に戻し、帰宅した夫に匂いを嗅いでもらったところ、
「犬のうんちの臭い(これは言い過ぎですが、表現するボキャブラリーがあまりないのです)。サラダにかけないでほしい。」

アルガンオイルの匂いは独特で、表現するのはむずかしいのですが、『くさや』のように明らかに腐ったような発酵臭ではありませんので、くさやが食べられる人なら全然問題ないかもしれません。
匂いは好きでなくとも、食べるとおいしいものはたくさんありますから。

必須脂肪酸が多く、ヴィタミンEをオリーブ油の何倍も含んでいるので抗酸化力が高く、アンチエイジングにはもってこいというのが、アルガンオイルの特徴です。
昔はモロッコ全土にアルガンの林があったのが、今は南西部にしか残っていないので、ユネスコ生物圏保護区域に指定されているそうです。

アルガンオイルはアルガンの木の実の仁からできます。
ヤギが木に登って、実を食べて落ちた種からアルガンオイルが作られていたとか。
アルガンの木は50度の気温にも耐えられ、根は地下30〜40mにも伸び保水効果があり、7年間雨が降らなくても大丈夫な生命力を持っているそうです。

ふーん、これは臭いがうんぬんといっている場合ではないかも。

洗顔後、化粧水(今はオレンジフラワーの芳香蒸留水)をパッティング。
アルガンオイルを2〜3滴てのひらに取り、こすり合わせて温めた後に顔全体に塗り塗り。
造顔マッサージをして(朝晩やってます)、パックスのクリームを塗ってから真珠粉を顔全体にすりこみます。

3時間後、顔のてかり方が明らかに違います。
朝のオイルは緑のアボカド油でしたが、3時間後の顔はギラギラでした。
(オイルはいろいろ試しています。今現在、最高と思っているのはエルバ・エルヴェティカのホホバオイルです)
アルガンオイルの方は、鼻近辺はテカッていますが、他はマットな最初の状態が続いています。
そういえば、アルガンオイルを塗った直後は、しばらく皮膚が温かく、『これは何だか効きそうだぞ』という考えが浮かんできたのです。

しかし、変な匂い。
とても食欲をそそる匂いとはいえません。
そこで、10mlほど小分けにし、ローズオットー(バラの水蒸気蒸留の精油)を1滴加えました。
それでも、あいかわらずアルガン独特の匂いはしていましたが、だいぶ臭いは中和されたので、これでよしとし(精油濃度が上がると私はアレルギーを起こしやすいため)、しばらく洗顔後のオイルはアルガンで試してみます。

(追記)
アルガン、Argania Spinosa アカテツ科と聞き、アカテツ科の植物って他にも聞いたことがあると思いました。
シアバターがそうでしたね。
アルガンオイル8g、シアバター17gでクリームを作ってみたので(前田京子さんのクリームの配合です)、こちらもいっしょに試します。

<参考>
アルガンの参考サイト
ホホバオイルの良し悪し
シアバターの良し悪しってどこにあるの


2008年01月23日

エシレバター(echire)

エシレ<br />
英国王室、フランス大統領府、モナコ王室などの御用達といういわく付きのエシレバター。
たまたま最寄りのスーパーで見かけました。
高級品バターということとフランスから空輸されていることもあり、50gのお値段も、「えっ」というお値段です。

ワクワクしながら、一口手製のパンに塗って頬張ってみると、
『ん、旨味があまり感じられない。』
『クリーミーだけど、醗酵食品特有の醗酵の旨味はあまり感じないなあ。』
というのが、感想です。

帝国ホテルの醗酵バターも食してみましたが、よつ葉の醗酵バターの方がより旨味を感じます。
牛乳の中のクリームに乳酸菌を加えて醗酵させたものをチャーン製法で丁寧に練り上げましたと、帝国ホテルのにもよつ葉のにも書いてあります。

エシレは、そのチャーン製法で、通常ステンレスの桶を使う所をチーク剤の桶で手作りしてるのだとか。
味噌、醤油、漬物など、湿度の高い日本では、醗酵食品は数えきれないくらい昔から作られています。
バターといえども、醗酵食品。
日本人が醗酵食品の味がわからないはずがありません。

しかし、超高級バターなのに満足感が得られなかったので、否、そんなはずはない、と、目をつぶって舌に味を集中させて食べたり、おかしいなおかしいなと思いながら、ついつい食パン1枚とフェンネルパン2個も食べてしまったら、夕食タイムになってもお腹がすきませんでした。
やはり、バターは脂肪分ですものね。

2008年01月09日

リーペリンソース(Lea and Perrins)

リーペリン<br />
焼きそば<br />
最寄りのスーパーで見かけたリーペリンソース。
原作国イギリスとあり、添加物を使用していない材料だったので、あれ意外、と思いながら買ってみました。
初めにリーペリンソースの名前を聞いたのは、実は銀座の薬膳レストラン(星福)での会食のときでした。
その後は、辻調のスクーリングのときにも、河合先生がリーペリンソースを料理に使ったりしていました。
河合先生は、香港で修行をしたので、リーペリンソースも気軽に使っているみたい。

このリーペリンソースの特徴は、タマリンド。
タマリンドの学名は、Tamarindus indica L.。
インディカとあるとおり、インドで見かけたことがあるような気がします。
東南アジアでもタマリンドの大木に、豆科特有のソラマメのような実がたわわになっているのを見たような記憶がありますが、水に浸けただけで豚カツソースのようになるとは知りませんでした。
原産国イギリスはインドを統治していたので、このウスターソースにタマリンドが使われているのでしょうね。

リーペリンソースは、日本産のウスターソースより、さらにサラサラ状態で辛い。
けれど、焼きそばにすると辺り一面香ばしい香りが漂ったし、この胡椒っぽい辛さがなかなかイケます。
通販だとお安いみたいですが、最寄りのスーパーでは400円台でした。
少量の割にずい分高いなという印象ですが、ときには目先が変わっていいですね。

英国ウスター市で作られたということで、ロイヤルウースターのグラタン皿が家にあることを思い出しました。
Worcester の文字を見て、夫は「何でこれをウースターと読むんだ。」
そういえば、イングランドの地名って普通に読めないものが多いですね(ウェールズとスコットランドを除いても)。

2007年12月10日

黒糖ココア(与那国のサンゴカルシウム配合)

最近はまっているのが、この黒糖ココアです。
ミルクを加えなくとも、かな〜りおいし〜い。
市販品には、ミルクを入れないとおいしくないものがずいぶんありますが、これは違います。

オーガニックココアにキビからとった黒糖とサンゴカルシウムを添加してあり、ポリフェノールだけではなく、鉄もカルシウムも同時にとれる優れもの。
チョコレート好きなら、きっと気に入るはず。
マグカップに多めに入れて、熱湯をそそげばホットチョコレートの雰囲気。
エルキュール・ポワロが大好きな飲物でしたね。

2007年10月29日

薬蜜16

薬蜜16<br />
北京の同仁堂で見つけた薬蜜のお試しサイズ16個です。

何の花の蜜かというと
柑拮(みかん)、枸杞、荊条(ニンジンボクの仲間?)、茘枝(ライチ)、黄耆益母草党参棗花、刺槐(マメ科)、椴樹(ボダイジュ)、菖蓿(モクシュク・豆科)、葵花、枇杷龍眼五味子、紫雲英(ゲンゲ)、です。

スーパーで買ったもうちょっと大きい大棗の蜜はスーツケースに入れたのですが、はみ出てしまったこれらの薬蜜を手荷物にしていたら、液体物として空港でひっかかってしまいました。
チューブに入った歯磨きやクリームなども、ジッパー付きの袋に入れなければならないご時世。
蜂蜜とて同じことなのに、全然そんなことは考えつかなかったので、あやうく没収されるかと思いました。
係官はていねいに、大きなジッパー付き袋に入れてくれたので、手間取りましたが持ち帰ることができました。

秋は乾燥しているので、滋陰の季節。
蜂蜜で潤って、味も16種類、当分楽しめそうです。

<関連記事>
薬蜜って何?


2007年10月22日

苦丁茶糖(にが〜い)

苦丁茶糖<br />
苦丁茶というとっても苦ーいお茶が、中国にはあります。
飲み馴れている方には、それほど苦くないのかもしれませんが、普通の日本人が飲むと、
「に、にがーい。でも、健康には良さそうだから、もうちょっと飲んでみよう。でも、やっぱり、にがーい。」
と、いうことになります。

この苦丁茶糖は、黒竜江中医薬大学のスーパーで買いました。
パッケージには海南と書かれており、苦丁茶は南シナ海のリゾート地である海南島で採れるようです。

この飴を友人にさしあげてみたら、舌にのせるやいなや、
「ウェーッ!」
「えっ、そんなに苦いの。」
「舌が痺れた。」
「まあ、そんな、おおげさな。」

やっぱり苦い飴なのねと思いつつ、私も口に放り込んでみると、なんだ、それほどではないじゃないの。
苦い苦いと思っていたので、気がそがれたのかも。
苦みと甘味が合い混ざって、なかなかおいしい飴だとも思えます。

2007年09月10日

aWa心水(天然ガス入りミネラルウォーター)

aWa心水<br />
ガス入りのミネラルウォーターを飲んだのは、初めてヨーロッパに行ったときでした。
ツァーにご一緒していた方が飲んでいて、ちょっと味見をさせてもらったのですが、甘くない炭酸水なんておいしいとは思えない、水はやっぱりガス無しの方がいいな、と感じたものでした。

しかし、飲み馴れて来ると普通の水を飲むより、ガス入りの方がおいしく感じられ、おまけに同じお値段ならガス入りの方がコストパフォーマンスが良いような気もしてきます。
人工的に加圧されて作られているソーダ水とは違い、ミネラルウォーターの味ともあいまって、ガスの多いもの少ないものといろいろあり、微妙においしいものとおいしくないものがあって、楽しめます。

それでも、炭酸入りのミネラルウォーターは外国のものという意識が抜けませんでしたが、会津でも「aWa心水」として販売されてました。会津心水参照。

最近流行りのフルーツ酢(柑橘類などに穀物酢などをブレンドしてます)をこの炭酸水で割ると、おいしい〜。
お酢はお湯で割ると、酢独特の匂いが気になるので、お水で割りたいけれど、私の場合、酸っぱい飲物を必要とするときは口渇がひどいときなので、ただの水より炭酸水のほうが渇きが癒されるような気がします。

ヨーロッパはカルシウムを含んだ土壌なので、炭酸水がよく出るのでしょうが、日本で天然炭酸水が出るのは貴重ですね。

ハンガリーで習ったパンケーキでは、シェフが水ではなく炭酸入りのミネラルウォーターを使ってました。
なるほど〜と思いました。
人工的な膨らまし粉なんぞ使わなくとも、炭酸の効果で生地は膨らむんですから。

2007年08月06日

花畑牧場のカマンペール

花畑牧場カマンペール<br />
カチョカヴァロに続き、花畑牧場のカマンペールをスーパーで見つけました。
生カマンペール、なんて、おいしそうな響き。

カットしてフライにしたら、溶け出さないかなと思いつつ、それを具現してみたら、ザーレンで一気に油の中から取り出したにもかかわらず、やっぱりかなりの分量のチーズが溶けてザーレンの穴から下に滴り落ちたのでした。
当たり前ですねえ。

ハンガリーで食べたチーズのフライは、ハンペン大だったので、今度はまるごとカマンベールをフライにしてみようかしら。
夫は、爆発するんじゃないかと、言ってますけど。

2007年06月28日

日本蜜蜂のにごり蜜

にごり蜜<br />
お友だちが、日本蜜蜂の蜜がおいしい、というので、大地宅配でたまたま販売していた藤原養蜂場の「にごり蜜」なるものを注文したのがこの写真です。
採集方法としては、「たれ蜜」と「にごり蜜」と2種類あり、たれ蜜はざるに巣を入れ、垂れて来る蜜を集めたものです。

このにごり蜜は、古式どおり、かきだした巣ごと、中にある蜂蜜、ローヤルゼリー、花粉、蜂の子、蜜蠟もろとも、搾蜜したり湯せんして網を通しただけとのこと。
一般化した遠心分離方式の西洋蜜蜂とは全く違う複雑なこくのある蜂蜜だけれど、栄養的には各種アミノ酸、タンパク質、ビタミン、酵素、ミネラルが豊富で、古来より通の人は民間薬や滋養薬として大切にしてきたんだそうです。

それにしても、色がおどろおどろしい感じです。
蜂の子ですって、ええ〜っ、何となく食べるのが躊躇してくる言葉の響き。
恐る恐るスプーンですくった蜜を口に運んでみると、

こんな蜂蜜味わったことない、何とも不可思議なお味、確かにコクがあるけど、おいしいかと聞かれたらおいしいと答えられないような。
滋養はとってもありそうで、体には良さそうですが、お値段もお高いので次回また注文するチャンスがあってもするかどうかは疑問。
たれ蜜なら、買ってみようかしら。

2007年06月27日

カチョカヴァロって形が可愛い

カチョカヴァロ<br />
近所のスーパーで、花畑牧場のカチョカヴァロを見つけました。
つい先日、テレビに田中義剛さんが出演されていて、カチョカヴァロを手作りで作っている工程をたまたま見ていたので、すぐにわかりました。
あら〜、どこかで見かけたそのユニークな形と、近寄ると見事花畑牧場のタグがついたチーズが並んでいました。
が、結構お高いお値段。
でも、送料を払って送ってもらうことを考えたら、それにセットなんぞではなく、1個単位で買えるのならラッキーかも。

スライスして、テフロン加工したフライパンで焼くとおいしいとの記述がありましたが、家にはテフロン加工のフライパンはありません。
グラタン皿に乗せてオーブンで焼きましたが、焼きチーズの雰囲気はなく普通にチーズが溶けたよう。
お味は、とってもミルクっぽくて素朴な感じがしました。

紐で結んで、馬の背に渡して作られたといういわれを持つカチョカヴァロ。
楽しいチーズですね。

2007年05月28日

春はやっぱりあさりですね

あさり<br />
春は、貝類がおいしい季節。
貝の中でも最もポピュラーなものといったら、やはり、あさり。

小さいものより、ある程度大きいものの方があさりの旨味があって、スープもおいしくなります。
ときどき、しじみと見間違えるほど小さいものもあったりしますね。
そんな、稚貝のうちに取っちゃったら、大きいあさりがいなくなってしまいます。

スーパーでパック売りしているあさりたちは、すでにアップアップ状態で口を半開き。
写真のは、違いますよ。
しっかり、塩水につけて暗いところに置いておきました。

海水の濃度にするのに、味をみながらいつも悩むので調べたら、1000gに対して35gの塩が含まれているとのこと。
100gの水に3.5g の塩を入れればいいわけね。
これで、その都度悩まなくてすみます。

キッチンスケールで、きっちり測って塩水を作り、あさりを入れると、途端に水管を出し、しばらくしたらピューッと潮を吹き出しました。
うん、居心地の良い環境って大事ですね。

あさりは、砂の中に潜っているもの、明るい場所より暗い場所が好きなので、流しにボールを置いて電気はオフ。
ときどき、チュパーッなんて音もでるほどリラックス状態のあさりたち。
心なしか、リラックスしたあさりの方が、砂はないしおいしかったような。

一般的に水の中で生息しているものは、やはり寒性か涼性の性質を持つものが多く、海産物は海水のおかげで鹹味(しおからい)を持つものが多いです。

はて、あさりを調べても、出てきませんですねえ。

あさりに近いはまぐりは、鹹味、寒性で、滋陰、利水、退黄、止淋とありますが、脾胃虚寒者は禁忌ですので、胃が弱く寒さを感じやすい人は、食べ過ぎにご注意ください。

2007年04月04日

50秒で温泉卵

温泉卵<br />
温泉卵の簡単な作り方をクックパッドで見つけました。
このレシピを提供してくださった方、ありがとう!

蕎麦猪口に生卵を割入れ、水を少し入れたら、電子レンジで50秒。
温泉卵らしきものが、できました。
すごいわ!!
これなら、トッピングや付け合わせに気軽に使えますね。

鶏卵は、本草経集注(出典)によると、

五味は甘、白身は凉で、黄身は平、
全卵は、滋陰潤燥、養心安神
白身は、清肺利咽、清熱解毒
黄身は、滋陰養血、潤燥熄風、健脾和胃
となっています。

熄風は、通常は体の中に生じた風を除くことなので、潤いをもたらすことによって、乾燥で生じた内風を取り去るということなのでしょう。
黄身の方が滋陰効果(うるおい)が高いようですが、白身もなかなか捨てがたい作用があるようです。
でも、どれくらいの量を食べればこれらの効果を期待できるのかな。
あまり食べると、コレステロールが溜まりそうですね。

2007年02月14日

たくましいルッコラ

ルッコラ<br />
去年の夏、クロアチアに行ったとき、スーパーで見かけたイタリア産のルッコラの種。
妹の借りている畑に蒔いてもらったら、こんなに大きくなりました。

秋(冬に近かったかも)に蒔いたものが、どんどん大きくなって、とうがたってしまったものもあります。
こんな株になったら、水菜みたいですねえ。

園芸店で苗を買って育てても、こんなふうにはならない。
畑ってやっぱりすごい。
たくましいわ。

妹曰く、
「ルッコラは胡麻の味がすると言われていても、全然胡麻の味がしないと思ってたけど、この種のは胡麻の味がする〜。」とのこと。

そうそう、最初にルッコラを食べたのは、イタリア。
カルパッチョにいっぱいかかっていたルッコラは、葉っぱの切れ込みが深くて胡麻の味がしましたねえ。
ルッコラには、健胃効果があるので、肉料理によく使われているようです。
利尿作用もあるらしいですね。

まだ、こんな株にならないうちは、若い芽を食べていたけれど、ここまで、立派だと付け合わせやサラダなんぞでは、とても食べきれません。
しっかり、ペンネアラビアータのソースにわんさか入れて、いただきました。(もち、炒めました。)

2007年01月19日

アップルタルト

アップルタルト<br />
見た目はそれほど悪くないけれど、これは台の部分がいささか失敗です。

今年の冬は、リンゴ、リンゴ、リンゴの年になってしまいました。
夜遅い時間に帰宅したとき、口寂しかったらリンゴを食べようと、注文したものと、豊作のときは自動的に送られて来るリンゴが重なってしまったため。

寒さが厳しくなって来ると、何となくリンゴを食べる気がせず、いつもの年なら送られて来るはずのみかんが恋しくなります。
みかんの良い点は、気軽に皮が剥けて、皮は干した後にお風呂に入れられることですね。

苹果(リンゴ)は、甘/凉、補心、益気、除煩、生津、潤肺、消炎、止渇、健脾益胃、潤燥、抗動脈硬化、降圧
林檎(リンゴ)は、酸、甘/平、止瀉、化滞、渋精、消痰、出典『千金方・食治』

とあります。
中国のリンゴは凉で、日本のリンゴは平なんでしょうか。
働きも、微妙に違いますね。
その食物が、いったいどれを指しているのか、いつも迷うところです。

食べないでいると、リンゴはどんどんスカスカしてきて。。。
バターソテーのカラメリゼなんて、どうでしょう。

2006年12月31日

墨いか

墨イカ<br />
大晦日に、のんきに先日買った食材のことを書いています。
お正月だからと、きばって頑張ると後でツケがきそうなので、最近は頑張らないことにしてるのです。

最寄りのスーパーには、1週間に2〜3回行きますが、基本的に大地宅配を頼んでいるので、その日スーパーで見かけたいつもの食材ではないものには、食指が動くのです。

甲イカ独特のあのねっとり感が頭をよぎり、即買い、です。
値段も300円台で安かったし。
だから、とっても小さなヒイカでした。
胴体に比べると、足がとっても短くて、思わず写真をパチリ。

イカの五味は鹹、四気は平、養血滋陰、通経、制酸の作用ありと記されています。(高等医薬院高試用教材「中医飲食営養学」上海技術出版社)
甲イカの甲骨は、烏賊骨(海螵蛸)と呼ばれる中薬で、不正性器出血や月経過多、制酸止痛に働くとありますので、身の方にもそれに近い効果があるようです。

ちっちゃいイカでしたが、一つの胴体の方はメンタイコと味醂で和えて、その他は刺身でいただきました。
ゲソも柔らかくていけましたよ。

2006年12月28日

有機バニラビーンズ

バニラ<br />
バニラ説明<br />
大地宅配で注文したオーガニックのバニラビーンズです。
シールには、『ウガンダの山岳地方で無農薬有機栽培されたものです。』と書かれています。
こういう食材って、見てるだけで楽しいですね。

創造力をかきたてる素材でしょう?
先日、アイスクリームにしてみたけれど、量が足りなかったのか(けちって、1/4本しか入れなかった)、あまりバニラの香りがしませんでした。


今日でテストはおしまいだから、明日はプリンに入れてみましょう。
楽しみ。

2006年12月11日

国産のはと麦

はと麦<br />
非常に少ない国産のはと麦。
これは、一袋、200gで725円でしたが、粒が大きくて味が濃いように感じました。
オーガニックかどうかは記載されていませんでした。

はと麦は、生薬名はヨクイニンとして知られていますが、通常の食材としても利水効果やイボをとるのに有名です。
ご飯に混ぜて炊いている方は、多いのではないでしょうか。

巷では、もっとお安いものが売られており、中華街や結構知られているT食品店では、ウワッ安い、と思わずのけぞっちゃう料金ですが、ブルーグレーぽかったり、クリーム色だったりするはずなのに、何だかとっても白いんです。
漂白しているのか、まわりの皮をかなり削ってしまって精白しているのかはわかりません。

ときどき、よくわからなくなるんですよね。
何が?

それは、良かれと思って食べている薬膳料理や薬膳茶の材料が、農薬でかなり汚染されているかもしれない、と感じるときです。
体にとってプラスになっているのか、はたまたマイナスなのか。

そう、はと麦に関して言えば、ある一定ラインの基準を達しているものが、薬局方として市販されていると判断し、漢方薬局で買うことが多いです。

2006年06月23日

万人向きのジャスミンの香り

ジャスミン
園芸店で鉢植えとして売られているもので、一番ポピュラーなジャスミンは羽衣ジャスミンかもしれません。
どんどん、蔓が延びていって繁殖力旺盛、そして何ともすごい香りを放つ。
このジャスミンの香りは、好き嫌いが分かれるところです。
私にとっては、トイレの芳香剤のよう(羽衣ジャスミンさん、ごめんなさい)。

カロライナジャスミンは黄色い花で、垣根にしているところもあるけれど、香りは弱い。
マダガスカルジャスミンは、白くて小さい花で茉莉花(まつりか)に似ているけれど、寒さに弱い。

そして、私の大好きなジャスミン(茉莉花)は、香りが一番優れていると思ってます。
タイに行くと、お寺さんのお供えにジャスミンの蕾を糸で通したものが売られていますが、その本物のジャスミンはなかなか鉢植えで売られているのを見たことがありませんでした。

それを、第一園芸で見かけたときは、思わずニタリ。
ああ、やっと、会いたいと願っていた植物に会えた、という感じです。(かれこれ3〜4年は立ってます)

香りに敏感な母にジャスミンの鉢植えをプレゼントしたところ、玄関に置いているので、やって来た人や通りがかった人たちが、「良〜い香り」というそうです。
なぜか、誘われちゃう香りなんですよね。
クリーニング屋さんも、ラーメン屋さんも、「うーん、良い匂い。なあに、この花?」と聞くので、母もご満悦です。

そして、私の場合は、
夜寝る前に5分ほどヨーガをやるとき、暑いので窓を開けると、暗闇の中からベランダに置いたジャスミンが語りかけて来る(ほんの三つ四つしか咲いてません)。
「私は、ここにいるわよ。」
闇夜に隠れていると、視覚に邪魔されないので嗅覚も鋭く、側頭葉にビンビンに刺激が来ます。

嗅覚は五感の中では、一番原始的といわれている感覚です。
気が巡っていくのを感じるとき.....

ジャスミンは、

精神抑鬱、心煩易起食納現象、曖気呑酸、納呆、腹脹、悪心欲吐、胃脘痛、神経官能症、慢性胃炎、上腹脹痛、納谷不香、失眠多夢
に効き目があるといわれています。

2006年02月23日

薬蜜って何?

龍眼の蜂蜜レモン茶に使った龍眼の蜂蜜は、薬蜜本舗というところで購入したものです。
実家が中華街に比較的近いということもあり、最近は母と出かけることが多いのです。
この日も龍眼蜜がほしくて出かけたのですが、せっかくなので、1階で味見をいろいろ。
さらに、2階の喫茶でトースト付きの薬蜜を、いろいろ選んで味わってきました。

蜜蜂は、ある程度の広さの花畑があると、集中的にそこから蜜をとってくるそうです。
うん、それで納得。
特定の花の蜜がとれるわけです。
働き蜂の寿命は40日間で、一生の間に集めて来る蜜はスプーン1杯ほどなのですって。
ごめんなさい、蜜蜂さんたち、人間がかっさらってしまって。
蜜蜂たちが一生懸命集めてくれた蜜は、大事にいただかなければ、ね。

以下は、お味見の感想です。

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2005年12月27日

玫塊露酒(メイグイルチュー、ハマナスのお酒)

ハマナスのお酒玫塊花(ハマナス)からできている中国製のお酒が、この写真の玫塊露酒です。
焼き豚を作るのに必要で買ったものですが、玫塊花の香りがして、嗅ぐといい気分になります。
さすが、リラックス効果のあるマイカイですね。

香りが良いので、焼き物にはよくこのお酒が使われるということですが、白酒(パイチュー)にハマナスの花の香りを移しているようです。
製法は定かではありません。
私の想像ですが、果実酒の作り方と同じで、乾燥したマイカイカをお酒に漬けるのではないでしょうか。
白酒は蒸留酒なので、度数はかなり高いです。

ハマナスは原種のバラで、学名は、Rosa rugosa Thunb. var. pleva REG.、葉の色は明るい緑色で茎には細かい棘がびっしりついています。
花は赤に近いピンクで、性味は甘、微苦、温、その芳香で気の滞りをなくし、ストレスにやられやすい肝気の通りを良くしてくれます。

詳しい玫塊花の情報

2005年12月20日

銀杏の殻ってどうむく?

パンクした銀杏先日の『上沼恵美子のおしゃべりクッキング』のことこです。

いとうかずえさんが、
「銀杏の殻って、封筒に入れて、端をちょっと切り、電子レンジで1分ぐらいかけると弾けるんですよね」といい、
畑先生は「えっ、ほんとですか?」

で、番組は何事もなかったように進んでいきました。

が、しっかり私は聞いてしまいました。
早速試してみましたが、家の電子レンジでは1分では、ウンともスンともいわず。
さらに、もう1分。

その結果が上の写真です。
パンクしたのもあり、全然無傷のものもあり。

母が試したときは、上手くいったそうな。
さすが、うちの母です。しっかり、テレビを見てます。
それにしても、みんな、銀杏の殻割りには、苦労しているのね。

2005年12月07日

グラニー・スミス

りんご

写真の一番手前が、グラニー・スミス。
時計と反対廻りに、富士、陸奥、ジョナゴールド、津軽です。大地の『りんご七会』という企画で、
7回違う品種が続けてくるというものを注文したおかけで、いろいろな種類を味見することができました。
一番初めは、「紅玉」、次は「秋映え」でしたが、それらはとうに食べてしまいましたので、
この写真の中にはありません。私は酸味があるタイプが好きなので、秋映えは結構好みでした。
シャリシャリしていて、紅玉のように何となくスカスカした食感でないところも気に入りました。

最後を飾ったグラニー・スミスは、オーストラリア産で世界中で広く栽培されているそうです。
写真の色が悪いのですが、さえざえとした緑色をした青りんごで、栽培農家の原さんに言わせると、

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2005年12月05日

さいまき海老

さいまき海老先日、珍しく、近所のスーパーに生きているさいまき海老を売っていました。

おおっ、車海老のちっちゃいのが売られてる。

それもポリ袋ではなく、いかにも市場で使われてます風の茶色の紙袋に入れてくれるので、たった2尾ですが、買ってしまいました。
ところが、ちょっと前に生き車海老の剥き方を教わったはずなのに、すでにすっかり忘れ、何と背側から頭をぽっきり折ろうとしてしまいました。十字を切りつつ。

毎日、生き物をいただいている人間は、切り身やすでに死んでいる食材を調理していると、殺生したものをいただいていることをすっかり忘れてしまいますが、目の前に動いているものを殺生するのは勇気がいります。

それでも、結局、殻ごと頭もカリカリになるまでソテーしていただいてしまいました。
甘味があって、身がプリプリして、冷凍海老にはない生気までもらって満足感いっぱいです。

鮮度が良いということは、『気』もいっぱい残っているということ。
野菜だって果物だって、日にちがたつにつれ『気』もどんどん消耗していき、くたびれていきます。

疲れているときは、自分の中に『気』を取り込むために新鮮なものを食べる。
これって大切なことですね。