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2012年07月07日

ひまし油の湿布


エドガー・ケーシー療法の一つである 『 ひまし油湿布』をしています。
肝臓とその裏の腎臓を、ひまし油を浸したネル地で湿布します。
右脇腹に布をまき、オイルが漏れないようシートをまいてから、電熱シートをさらにまいて1時間から1時間半温めます。
3日たったら、排泄を促すためにオリーブオイルを少量飲み、残り4日間は何もしない日を作る、というものです。

人と接することが多いと、ネガティブエネルギーを受けることが多いので、ひまし油湿布をされているという方がいらっしゃいましたが、施術家だったら、不調でいらしゃる方たち相手だと、なおさらマイナスのエネルギーを出しているはず。

ということで、私も蓄積された疲労を解消しようと、始めたわけです。

疲れは、少しずつ、少しずつ取れていっています。
体の解毒を一手に引き受けている肝臓や、デトックスを引き受けている腎臓に湿布しているのに、なぜか、胃腸にも効きます。
ここのところ、あまりお腹がすかないなあ、と思っていたのに、食欲が少しずつ復活しています。

恐るべし、ひまし油湿布、です。

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2012年03月15日

ダイエットに冷えとり?


『万病を治す冷えとり健康法』の
靴下の重ね履きを、1か月ほど実行しています。

寝ている間に足裏や足指から毒素が出て行く、という理論はイマイチよくわかりませんが、確かに温めているだけなのに足の裏がジンジン、その日によって異なりますが足指がズキズキ痛くなります。
3時から5時が『肺』の時間、その前が『肝』、肺の後の時間は『大腸』ということですが、毒出しされていると思われる内臓の時間に目が覚めるのですから、不思議!

たとえば、甘いチョコケーキをたべすぎたときは、『肝』と『大腸』の時間に目が覚め、寝起きにトイレに座ったとたん、下痢というほどではないけれど、ストンと便が出てきました。
体にとっては、やはり毒だったんだなあと納得です。

それに、毎年2月頃からは花粉症の症状がひどく出てくるはずなのに、今年はそれがくしゃみの連発程度でおさまっています。
肝の経絡が通る親指がズキズキしてたから、だいぶ老廃物は出てくれたのかもしれません。

さらに、同時期に重ね履きを始めた方も言っていたのですが、食欲が抑えられて自然に痩せてきたのです。
今まで、ウエスト周りを痩せさせようとしても、なかなか細くはならず、40キロ代で痩せていたときでも寸胴だった私。
それなのに、ここのところくびれが出てきて、どんどん痩せていくのです。
さすがにちょっと心配になり、壊れていた体重計を新調して計ってみたら、まだ50キロ初めぐらいはあったので、安心しました。
どうも、適量になれば落ち着きそうな予感がします。
というのは、同じように靴下の重ね履きを実行している母は、以前落ちすぎたときの体重よりはちょっと上をキープできて、体調は良いようですから。

猫は、自らの食べれる分量を知っているものと、知らないものがいるとか。
人間も、本能がちゃあんと働きだすと、何が必要で何が不必要なのか体が教えてくれるんですね。
この療法は、寝ている間にデトックスしてくれるので、眠るのが楽しみになります。

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2012年01月15日

ビーマグって使えるぅ

磁気治療器ビーマグは、痛いところ・凝っているところに貼ると、とても良く効きます。
痛いところが痛くなくなるし、凝りも緩んで解消されるので、その効き目がよくわかるのですが、全然痛くないところにツポだからといって貼っても、ウンともスンとも一体どんな効果があるのかはてんでわかりません。

でも、水道穴に貼ると膀胱虚寒にたちまち効果を発揮しトイレが近くなくなる、あらすごいわ、と貼るたびに実感しているのですが、今回は腹結穴なのです。

臍から左右に4寸、その下に1.3寸、指4本の外側から下に指1本ちょっとの位置です。
(これは中国式なので、日本式だと左右に3.5寸になります。)
脾経のツボで、『結』は集まる意味があるので、
お腹がガスってるけどおならは出ないのよ、でもとっても苦しいの、お腹がてんで消化されてる感じがしないわ、
というときに効き目があります。
食べ過ぎで消化不良起こしてて寝るときになっても、何だかお腹がすっきりしないの、
というときにも良いです。

こんなときは、しっかり腹結穴にビーマグ貼って休みましょう。
すると、朝、まだ食事をしないうちからお腹が動きだすのがわかるはず。

貼らないでいると、なかなか解消されないお腹ぽっこりも、朝にはすっきり。
嬉しいですよ。

<参考>ビーマグ(B-mag)という磁気治療器

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2011年04月13日

ツボの名前

経穴概論東洋医学を志す人は、中国伝統医学を学べると思って鍼灸学校に通う人が多いのではないでしょうか。
かくいう私も、うん十年前鍼灸学校の門を叩いたのですが、その頃の鍼灸学校では
つつがなくいかに人体に鍼を刺すことができるか?、それに尽きる、といった感がありました。

厚生労働省が認めたカリキュラムに従うと、薄っぺらい「漢方概論」という教科書があるだけ。
「経穴概論」にも、ツボの効用の記載は全然ありませんでした。

じゃ、なんでツボを習うの?
どうやって、ツボを使ったらいいの?

だいたい、中医学の英知がどこにあるのやら。。。
鍼灸師の資格を取るために、解剖・生理・病理など西洋医学系の勉強ばっかりしていたのは、調理師の資格を取るのと似ているかもしれません。
調理師も、実技は2割程度で座学ばっかりですから。

それで、中医学を基礎論から学んだのはとても有意義で楽しいことでした。
しかし、古代中国の思想(陰陽五行)を人体にたとえているのは、ときどき訳がわからなくなります。
所詮、中学・高校と西洋的思想をたたき込まれた身としては、物事がはっきりしていないと頭に入らないこともあります。

ツボの名前だって、なぜそういう名前がついたのか?、意味を知っていたら実際に役立つことが多々あるというのに。

だから、意味を知ったときは、ガッテン!ガッテン!です。
北極星のひしゃくの器部分、α(ドゥーベ)が天枢、β(メラク)が天旋、γ(フェクダ)が天璣。
旋璣なんてことば、丸覚えするしかないじゃあありませんか。
華蓋はカシオペア座、Wをひっくり返すと天蓋に見えなくもない。
太乙は北極星、太白は金星、四瀆は四つの川のこと。
古代の骨の名前がそのままついたツボもあります−−−腕骨完骨曲骨京骨巨骨など。
どんな効能があるのかを示すツボもある−−−光明水分迎香筋縮など。

ツボは骨と骨の割れ目や筋肉と筋肉の間などにあることが多く、そこを圧すと、いわゆる「ツボにはまった」感があります。
経絡の経は縦のラインのことですが、経をずっと圧しても効果的とはいえないのじゃないかと。
ツボは古代人が残してくれた人類の叡知−−−だと、思うんです。

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2011年03月26日

ビーマグ(B-mag)という磁気治療器

鍼を打ったときと同じような効果があるのではないか、と最近いろいろ試しているのがビーマグです。
もちろん、痛い部分に貼っても効果的なのですが、ツボに貼ったときにどんな効果があるのか、それを知るのが楽しいのです。

1年中で、春が一番アレルギーの調子が悪い私。

冬と同じ格好をしていても、春の方が寒さをよけいに感じます。
体の中のエネルギー不足だし、体熱が発生しても外に簡単に逃げていく。
トイレに行った直後でも、何となく下半身が寒くて、10分後にまたトイレに行くとお小水がまた出ます。

そんな状態なので、電車移動なら駅のトイレを使えますが、車で移動するときはたーいへん。
渋滞でもしようものなら、精神的にも落ち着かなくなります。
40分程の道のりで、5分くらいで、『ま、まずい。ト、トイレ、探そ。』
10分でコンビニのトイレ借用。
なんてことが起き、これはまずい、なんとかせねば。。。

傷めた筋肉に貼ろうと購入したビーマグでしたが、膀胱虚寒に効くといわれている『水道穴』に何時間か貼った翌日、
『あれ、なんだか今日はトイレに行きたくなる膀胱が冷えた感覚があまりない』
と、気づいたのです。
普通、尿がある程度膀胱に溜まると尿意をもよおしてきますが、用を足した直後でもその感覚がある、というお出かけには不向きな状態が常にある---これって、日常生活に差し障りあり、です。

血行がよくなると体は温まりますが、このピーマグは7cm静磁気が浸透するという医療機器。
血液中のヘモグロビンが鉄の化合物である以上、磁気に吸いよせられて酸素を放出するので、その部分の血行がよくなるらしい。
発明者の方はいろいろな大きさのものを作ったけど、24mmのものが市販されていて、大きさによって効果が違うとか。

ピップエレキバンなんて、全く興味がなかったのに、なぜトライする気になったのか?
ビーマグを使用している鍼灸師の方が、奇経治療(外関臨泣後谿申脈)で腰痛に効いたという記事を読んだからなんですよね。

<参考>
世界初!奥深くまで届く永久磁気治療器【B−mag】
ビームマグネット
体温35度台は癌になりやすい?

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2011年03月23日

マイナスイオンで花粉症対策

イオニオン前年の夏が猛夏だと翌年の花粉量が多くなるとか。
そのせいかどうかはわかりませんが、今年はアレルギーの状態がひどく悪いのです。
鼻水、目が痒いに加えて、笑うと咳き込みそうになるくらいアレルギー度が大きい。

横になるとすぐ鼻は詰まり、眠っている間も口は開いていても、その息苦しさに閉口し、普段鼻呼吸しているそのすばらしさを再認識します。
起きれば起きたで、鼻水がツツーッと垂れてきてティッシュの使用量は半端ではありません。

冬より寒さを感じやすく、寒邪を防御する体表能力欠如です。
寒さを感じやすいというのは玉屏風散で迎え撃つとしても、花粉症独特の症状緩和に、今年はマイナスイオン発生器を加えました。

空中に浮遊している塵・埃・花粉・煙草の煙・排気ガスなどはプラスに帯電しているので、マイナスイオンに出会うと重みで下に落ちる、というのがその原理。
まるで、蚊とり線香で蚊を退治するみたい(想像してみてね)。

海辺や森林などはマイナスイオンに満ちていてリラックス効果があり、イライラが解消されるので、鬱の方にも効果的らしい。

夜眠っている間に枕元に置いて試したら、暗い間は鼻詰まりもありましたが、朝明るくなると鼻すっきり通った状態で眠っていました。
つけないで寝ていたときは、あまりにも鼻の通りが悪くて眠りが浅かったので、これにはビックリ!

朝、起きて携帯用のイオニオンを身につけていないと、ひっきりなしにティッシュのお世話になることに。
ですから、午前中と夜間睡眠中に電源オンにしています。
しかし、単三電池があっと言う間に1週間しないうちに切れました。
地震の影響で電池は品不足なので、マイナスイオンを発生する空気清浄機を仕入れようかと思いますが、これまた品物が手に入るかわからない状態です。

これほど効果があるのだったら、早く買っておくんだった。。。

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2011年02月25日

体温35度台は癌になりやすい?

低体温の方が増えていて、35度台だと癌細胞が一番増殖しやすい温度なのだそうですね。
私は冷え性で、膀胱の気化が弱いといわれていますから、足が冷えるとたちまちトイレに行きたくなります。
とにかく下半身を温めていれば大丈夫なのですが、最近の電車は冬でもあまりヒーターをつけていないので、ちょっと長く乗らなければならないときはロングコート必須です。

厚手の靴下より薄手でもハイソックス、毛皮のショートコートより薄手でもロングコート、と体をできるだけおおうものを身につける方が温かさを保つことができます。
そして、冬でも夏でも、家でお風呂に入るときはできるだけシャワーですませずに、腰湯です。
20分以上入っている間に冷めぬよう、熱めにしたお湯を胸の下まで溜め、雑誌やナンプレを持ち込んで、いざ入浴タイム。
入浴剤は、最近だと、みかんの皮、ヒマラヤ黒岩塩、賞味期限切れの生クリーム、オイルで希釈した精油などなど。。。

もちろん、冬に体を冷やすような旬ではない食べ物は食べませんし、よっぽど喉が渇いていない限りは飲み物は温かいものしかいただきません。
それでも、冷え性は、こんなことくらいでは解消されません。

ところが、最近やっていることで、思わず『あれ、これ体を温かくする効果がすごくある』と感じたものは、
カッピング。

吸い玉、吸角、抜罐、バンキー、プハン、と呼び名もいろいろで、鍼灸より古くからあるともいわれています。
もともとは、虫や蛇の毒を吸い出す行為から発達したのだと思いますが、竹筒やガラスの中の空気を燃やすことで陰圧にし皮膚にかぶせると、吸い込まれた皮膚が盛り上がって毛細血管が集まってきます。
私が使用しているものは、ポンプ式の強化プラスチック製で、自分でやりやすいように横にもバルプがついているものです。

うっかり、20cm以上の段差を踏み外して右腕に体が乗ってしまい、腕が上がらなくなったのを解消するためにカッピングをしていたのです(鍼を自分で背中にすることはできない)。

ですから、体全体が温かくなるなんて、思わぬ効用が出てきて、ビックリ。
血液循環がよくなるのですから、体の一部分にしか使っていなくとも、体中を巡る血液に影響が出るのは当然といえば当然です。
推拿(スイナ)やマッサージなどは外部から圧す力、カッピングは吸う力で反対の作用です。
体の中のものを外に引っ張る力はかなり強力で、デトックス効果や凝りをやわらげる効果を実感できます。

いろいろ療法はあれど、体調の悪いときほどその効果を感じやすい。
改めて、感じたことでした。

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2011年01月17日

肩立ちのポーズ(サルワンガアーサナ)その2

前回のサルワンガアーサナの記事の補足です。

胸骨に顎を近づける→顎は体重によって固定されているので、胸骨(胸の中心でそこから肋骨が出ています)を顎に近づけるようにすると自然に足は手前に倒れてくるのです。
胸骨に顎を押しつけ喉を圧縮する(ジャーランダラ・バンダ)→これが甲状腺を刺激することになります。

床についている部分は、後頭部、首、肩と上腕のみ。
体の他の部分は一本の棒のように床に垂直、これが完成型と『ハタヨガの真髄』には書かれています。

手前に倒れていた足を後方にするには背筋や腹筋でバランスをとらなければ床に垂直にはなりませんが、甲状腺を刺激するためには足が手前に倒れていても良いのではないか、と思います。

ホルモンは、鍵と鍵穴の関係とよく言われます。
血液を巡っていく微量のホルモンは、それを受け取る鍵穴があったとき初めてぴったり合うのですが、甲状腺のホルモンを受け取る鍵穴は全身にあるのです。
人間の細胞は60兆あるといわれていますが、それらの代謝を上げることができたらいつまでも若々しくいられる、と思いませんか?

だから、甲状腺を刺激する肩立ちのポーズがアーサナの母といわれる所以なのでしょうね。

本には、顎をまっすぐ伸ばし、顎を胸骨中央につけることに注意、初めのうちは首が横に曲がりやすく正しく行わないと首を痛める、とあります。
さらに、
このポーズは5分以上続ける、次第に延長し15分続けるようにする、このように長く続けても何ら害はない、
とも記載されていることから、効果を上げるには5分は必要ということでしょう。
(天地を逆にするので高血圧の人は鋤のポーズを最低3分はできるようにならなければ肩立ちはしないように、血圧高めの人も気をつけて肩立ちをするようにという注意書きがあります。)

このポーズをやっていると、脳戸強間玉枕肩中兪肩外兪大杼あたりに刺激を感じ、終わると目がすっきりし首の凝りが取れるようです(肩中兪には目をはっきりさせる効果がある)。
顎を胸骨につけていると口は当然閉じ鼻呼吸になるので呼吸器の状態が改善されますが、鼻詰まりのときはできないかもしれません。

2011年01月16日

サルワンガアーサナ(肩立ちのポーズ)

シルシャアーサナ(頭立ちのポーズ)はアーサナの王様で、サルワンガアーサナ(肩立ちのポーズ)はアーサナの母なのだそうです。

どちらも頭が足より下になることによって、無理なく血液が頭部に行き渡り活性化する、という訳ですが、頭でさかだちするのはバランスが取れないと無理だし練習が必要で、初心者にはそうそうできるポーズではありません。
せめて、アーサナの母の方で体調を整えようと、寝る前には肩立ちのポーズをやるようにしていました。

ところが、20センチはあろうかという段差を踏み外し、腕の上に体が乗ってしまい、三角筋を傷めてしまいました。
三角筋は腕を挙上させる筋肉です。
横からも前からも腕が上がらず、痛くて腕で自らの体重を支えることもできません。

それで、肩立ちのポーズを3日ほどできずにいたら、めまいというほどではないのですが体がバランスをとれないような感覚に戻ってしまいました。
骨盤を骨折して未だつながっていない部分があるので、そのせいでバランスがとれないような感覚はあったのですが、肩立ちをするようになってから、そういうことはなくなっていたのです。

これはいけない、と
本(ハタヨガの神髄)を読み返し、何とか腕で体を支えなくてもいいように腹筋・背筋その他の筋肉で支えるようにしたら、今まで肩立ちと思い込んでいたアーサナは完成型にほど遠い状態だったのだと知りました。

本には、胸骨に顎を近づけるように、と書いてあったんです。

肩の上に背骨や足がまっすぐ乗るようにするのが肩立ちだと思い込んでいたので、後ろに重心が行き過ぎて腕で支えることが多かった、と今になって思います。
肩からまっすぐの完成型に行く前に一度、胸骨に顎を近づけると足は肩の前に行くのです。

この状態は足が後ろに行き過ぎるより、喉が締まり、サルワンガアーサナが意図する甲状腺・副甲状腺をバッチリ刺激します。(このあと徐々に垂直になるように)
甲状腺のホルモンは細胞の代謝を増進させ、エネルギー産生を増やします。

本には

顎を胸にもっていくのではなく胸を顎にもっていくことに注意。
逆にすると背骨は充分伸びず充分な効果をあげることはできない。

とあります。

私は肩立ち(5分やりたいけど恐らく3分でダウン)のあと、鋤(ハラーサナ)に持っていき、脊椎を一つずつ戻し膀胱経のツポを刺激していきます。
肩立ちから鋤にいくとき、首に負担をかけて傷めませんよう、ご注意を!!

<参考>
不眠に効くサルワーンガアーサナ(肩立ちのポーズ)
骨盤骨折1
肩立ちのポーズ(サルワンガアーサナ)その2



現在、新刊は出ていないようで、元値より高くなっていて驚きました。

2010年11月17日

内蔵の引き上げ

体は魂の寺院ですから、そういうものとして大切に扱わねばなりません。体の健康は突き詰めれば生きた細胞の健康いかんにかかっています。
これは、『ヨーガ本質と実践』に記載されていることばです。

魂の寺院---良いことばですね。
肉体も、物も、正しいケアをすれば長持ちする、と私は常々思っています。

人さまに推拿(すいな)していて、自分の健康はとヨーガで調整するように心がけています。
ヨーガは、一人でする指圧のようなもの。

内蔵の引き上げは知ってはいるだけで実践していませんでしたが、先日ヨーガの先生から
「この季節は食べ過ぎたりすることもあるでしょうから、内蔵の引き上げ(ウディヤナバンダ)を今日はやります。」
といわれました。
内蔵が下がっていては働くものも働かない、正常な位置にいてこその器官ですから納得です。

肩幅くらいに足を広げて立ち、両手を腿にあて、息を吸って深く吐きだしたら横隔膜を引き上げてお腹を引っ込ませる。

先生は、深くお腹がえぐれて穴があいたようになりますが私は肉がじゃましてできません。
でも、「正しくできていれば、鎖骨に窪みが出るので、できていますよ」、とのこと。
内臓はいったいどこに行っちゃったの?くらい引っ込むには、いつになることやら。

空腹のときにしてくださいね、というご注意つきだったので、長続きさせるための『なんちゃってヨーガ』のためには食事前に気が向いたときにするようにしよう、これってぽっこりお腹もひっこむはず、と密かに考えたのでした。
ヨーガの行者に出っ張ったお腹の人はいない、ですものね。

息を止めたままポンピングするアグニ・サラは、さらに消化に効くようです。
呼吸で内蔵をマッサージする---ヨーガの真骨頂ではないでしょうか。

<参考>眼の運動(眼筋をきたえる)

2010年11月07日

ブーメランクッション

ブーメランクッションこのブーメランクッションは、医療用に開発されたデンマークのメーカーのものです。
姿勢保持、足乗せ、抱きマクラなど、用途は結構幅が広いのです。
私には書斎はありませんので(主婦で書斎をお持ちの方は少ないのでは)、食卓テーブルでいろいろなことをすることになりますが、食卓椅子は背骨をまっすぐ保つには不向きです。
そこで、このブーメランクッションが良さげに見えたのです。

使っている椅子の幅がそれほどないこともあり、ブーメランの角度が鋭角になってクッションにポリュームがですぎます。
まあ、背骨が丸くならないことを考えたら、良しとしましょう。

もともとは床ずれ防止クッションらしく、ラーセン社の丸洗いできる布団を最初に購入したのがこのクッションを買おうと思ったきっかけです。
布団の方は、2枚をホックで止めて使えば冬用に、1枚で使えば春秋用で、3シーズン使え洗濯機で洗えるという優れもので、喘息やアレルギーの方に良いということでした。

クッションの方も丸洗いできるらしいですが、よほど汚れない限り本体のクッション部分を洗う必要はないでしょう。

使ってみてどうかというと-----姿勢保持のために仕入れた目的は果たしていますよ。
いろいろな目的のために使用できるこのクッションを、最大限に利用しているとはいいがたいですが。

2010年10月25日

腰痛防止には太陽礼拝のポーズ

母が朝の番組でやっていたとかで、腰痛防止に良い体操だったと、ビデオを見せてくれました。

な〜んのことはない。
テレビでは、マッケンジー体操と言っていましたが、太陽礼拝のポーズ(スーリヤ・ナマスカール)じゃないの。

朝、寝起きに体を目覚めさせるために、私は太陽礼拝のアーサナを実行しています。
起き抜けの体は硬い。
猿(ハヌマン)のポーズでは股関節が開かないし、背骨も硬いので背中を反るポーズもままなりません。

でも、この背骨を反らしたり屈曲したりを繰り返す太陽礼拝のポーズは、縮まった椎間板を伸ばすのにとても有効のようです。
私の場合は、このアーサナを2サイクルやります。
流派によって微妙にこのポーズは違うらしいのですが、シヴァーナンダ・ヨーガ・センターのものでは、時計の針のように12のアーサナが組合わさっていて4番目と9番目には猿のポーズが来ます。

マッケンジー体操は、太陽礼拝のポーズの中の二つ、コブラと背中を反らすものだけをテレビではとりあげていましたから、太陽礼拝のポーズができれば腰痛とは無縁の体でいられるかもしれません。
体操としての強度はヨーガのほうがありますから、予防にはヨーガ、腰痛になってしまった方にはマッケンジー体操のほうがよいでしょう。

椎間板は前屈と後屈だけでは左右に傾いている歪みが取れませんが、残念ながらテレビではこれに対する体操は説明されていませんでした。
マッケンジー体操にはこの左右の椎間板の歪みを取るものもあるようです。
ヨーガなら三角のポーズで取れますね。

2010年10月20日

運動の五感?

私の行っているスポーツクラブは、季刊でボディーケーションという冊子を送ってきてくれます。
そのなかに運動神経がよくなるためのメカニズムという項目に、運動の五感ということばが記載されていました。

あらゆる運動・スポーツは、刺激に対して運動の五感である 視覚・聴覚・平衡感覚・皮膚感覚・筋感覚などの感覚受容器から情報を入力し中枢神経で処理を行います。そこで認知・判断し、筋肉・骨格に指令を出し、反応します(随意運動)。 さらに中枢では、命令によって出される電気信号を適正な動きにつなげるため、常に軌道修正を行っています。これらのメカニズムによって、同じ動きは2回目以降はよりスムーズに行えるようになります(不随意運動)。 同じ運動でも1回目より10回目の方が簡単にできるのはこういった理由があるからです。
見て、聞いて、バランスをとって、皮膚や筋肉から受ける刺激に対して反応する。

これぞ、動くという動作を行うための感覚ですね。

整体も、まさしくそのとおり。
人の体を見て判断し、問診し、相手の皮膚や筋肉から受ける感覚からまた判断し、筋肉の方向に対してバランスをとりながら体重をかける。
相手の不調の原因を筋肉の凝りを正すことによって、バランスを取り戻させる。

皮膚感覚・筋感覚−−−良いことばですね。
そこから受ける感覚を大事にして、施術せねば。


2010年10月17日

イソジンガーグルとイソジンうがい薬

寝ているときに上掛けから体がだいぶ出ていて、冷えているのに眠っているからそのまんま。
おかげで朝起きると喉が痛い、なんてことはありませんか?
私はよくこんなことがあります。
体質的に夜寝る前はわりと暑いから涼しい格好で寝ていると、明け方冷えてしまうのです。

喉が痛いときは、外部と内部との境界線で体が邪気と戦っているとき。
おお、けなげに体の中の兵隊さんが活躍してくれている、なんて呑気に構えていて援護しないでいると、強いウィルスに負けてしまいます。

そこで、うがいが効果を発揮するのです。
ラヴィンサラは、もし孤島にたった一つ精油を持っていくとしたらラヴィンサラを選ぶというほどの万能の精油。
1,8-シネオール特有のすっきりした香りとレモンのような香りが特徴です。
それを1滴使ってうがいをすると、殺菌効果があり喉の痛みも和らぎますし、口中にさわやかな香りが残ります。
(エルバ・エルヴェティカの精油がお薦めです。食品として輸入されていますから。)

私のメディカルアロマの先生は、外国での研修時に、ラヴィンサラでうがいをしてるといったら、
『おまえは、そんなもったいないことをしてるのか』
と言われたとか。
万能のラヴィンサラを浸透させることなくうがいで使うなんてもったいない、といったところでしょうか。

その言葉が思い出され、2〜3日はラヴィンサラでうがいをしていましたが、イソジンを使うことにしました。
うがいは、医者によって推奨するものが異なり、
「塩でうがいするのが一番」という古風な医者とか、
「イソジンで殺菌するのが一番いいです」という若い医者とか。。。

喉が痛いのですから感染症にかからないよう、やはり殺菌する必要ありと思いました。
薬局では、イソジンガーグルは処方薬なのでイソジンうがい薬しかなかったのですが、添加物が気になります。
エタノール、l-メントール、サッカリンナトリウム、香料。

薬の世界も加工食品と同じで、保存料やら味を調整するものなど、いろいろ入っています。
あ〜あ、医者に行かないとイソジンガーグルは手に入らないし、仕方がない。
しかし、サッカリンまで入れて甘味を添加する必要あるのかしら、薬なのに。
明治製菓が作っているから、そのせいね。

うがいをすると、ラヴィンサラのときとは違って、後味の悪いこと。
何回もペッペッと唾を吐き出さないと、気分悪し。

やっぱり、自然のものの方が馴染みます。

2010年09月22日

眼の運動(眼筋をきたえる)

最近、とみに左目がボヤケたりしています。
年齢的なものがあるとは思いますが、運転免許証の更新も間近。
視力も回復させたいし。
ということで、眼の運動を毎日やることにしました。
知識はあっても、それを実践する必要に迫られないとやらない、人間て難儀な動物です。

眼の周りには、眼球を動かす筋肉があります。
上に動かす上直筋、下に動かす下直筋、内側に動かす内側直筋、外側に動かす外側直筋、斜め上に動かす上斜筋、斜め下に動かす下斜筋(上下斜筋は眼を回転させることができます)、そして眼の水晶体のレンズ部分の厚みを調節できる毛様体筋です。

それらの筋肉を鍛えることで、視力をアップしよう、健康な眼を取り戻そうというのが目的のエクササイズで、大いに参考にしているのは、『ヨーガ本質と実践』です。

5回ずつ行いますが、首を動かさずに眼球だけを大きく動かしてね。

上・下を見る→左・右を見る→右斜め上・左斜め下を見る→左斜め上・右斜め下を見る→時計周りに回転・反時計周りに回転させる→30cmぐらいのところに指を置き焦点を合わせる・遠くの一点に焦点を合わせる

これをやっていると途中で眼の筋肉が痛くなります。
自由自在とはなかなかいきません。
5分くらいで終わりますが、その後は手のひらが温かくなるくらいこすり合わせ、その手のひらをちょっと窪ませて眼に当てます(Palming)。

ヨーガは緊張を手がかりにリラックス(弛緩)を味わうもの、弛緩することで眼の運動の効果が浸透するのでパーミングは必ずやってね。

<参考>ヨーガの本(英語と翻訳と)

さらなる詳細をお知りになりたい方は、下記の本をご覧くださいませ。

2010年08月23日

ヨーガの本(英語と翻訳と)

ヨガの本20年前にインドに行ったとき、デリーの空港で買ったヨーガの本が『The book of Yoga』、その翻訳本をamazonで手に入れました。

何げにamazonで本を見ていたら、何だか見覚えのある写真の本が。
ヨーガ本質と実践、と記載されていましたが、これはきっとあの本に違いないと思い注文しました。
日本語の情報だと、英語に比べて10倍以上は脳にインプットされる量が違う私。
翻訳本を読んでも理解しがたいヨーガの本質ではありますが、理解が深まったのは確かです。

体を右足に曲げる動作をしたら次は左足、という順序は、右側の上行結腸をまず刺激してから左側の下行結腸を刺激するという生理学的理由からだと、初めて理解しました。
食べ物は、上行結腸→横行結腸→下行結腸→S状結腸→直腸と動いて行くんですよね。

食欲がないときは、まず排泄することを重視し、お腹を刺激するアーサナを、
たとえば体を足の方に折り曲げる(前屈)とか、逆にそる(コブラ)とか。。。

肩立ちのアーサナは喉が詰まったような体位ですが、これは甲状腺や副甲状腺を刺激するとか。。。

一部分を引用すると。

皮膚の一部分を圧迫すると、まず血液が押し退けられて白くなり、それから血液が勢いよく戻って赤くなります。ヨーガのアーサナもこれと同じ原理で組織に働きかけます。

要するに、体の不調の部分を深い呼吸とともに、曲げたり伸ばしたりしながら調整するということみたい。

こういってしまうと、体の部分のみがクローズアップされてしまいますが、ヨーガの本質は、
『体と心と魂』
を調整してくれるもののようです。
心と魂....この違いが、いま一つよくわかりませんが。

2010年07月12日

デリーでアーユルヴェーダ(アビヤンガやシロダーラ)

夏休みでアジャンタ・エローラに行ってきました。
インドは、20数年前にタージ・マハルを見に行ったことがあります。

そのとき、
アグラ(タージ・マハルのある場所)に向かう途中の休憩所で飲んだミルクティーのミルク(マサラティーのミルクではなく、紅茶にほんのちょっぴり入れたミルクです)に当たり、緑便の出るほどのひどい下痢になり、タージ・マハルの門を前にして(後で気づきました)目の前が真っ暗になる貧血を起こしホテルに戻るはめになりました。
同行のツアーメンバーの好意で、翌朝再びタージ・マハルに行ってもいいといってくれたおかげで、無事タージ・マハルは見ることができたのです。

このひどい経験のせいで、もう一度インドに行ってもいいかなと思えるまでに20数年かかったのです。

20数年前にはアーユルヴェーダなんて、デリーにはありませんでしたが、南インドが発祥の地であるアーユルヴェーダもデリーで体験できるということで、ガイドに連れて行ってもらいました。

日本ではエステで紹介されることが多いアーユルヴェーダですが、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダは
インド人にとって漢方薬のようなもの。
男性も、意外とオイルマッサージを受けに来ているようです。

行ったのは、Vedanta Ayurveda です。
ドクターにまず会い、どのコースを受けるかを決めます。
(インド人なら問診表に記入したものに応じてドクターが処方してくれるみたいなのですが、観光客だとドクターはただの接待係みたい。どこか調子が悪いところはないか?、としか聞いてくれませんでした。)

一応、本場のアーユルヴェーダがどんなものか知りたかったので、フルコース(アビヤンガ、フェイスマッサージ、シロダーラ)にしましたが、観光客はこれを選ぶ人が多いみたい。

ガス台に置かれたボールというか鍋の中に、オイル(多分胡麻油)と布にくるまれた薬草のまあるい束を使い、

1.全身のオイルマッサージ
2.ハーブの束を使った全身のマッサージ
3.フェイスマッサージと薬草パック
4.シロダーラ(胡麻油を前額部に細ーく垂らす)

マッサージのテクニックは推拿の方に軍配が上がりますが、体を温めるといわれる胡麻油を使っているのと薬草の束でこするのが効いたのか、シャワー後の体はかなり温まり冷房の車内が寒くなく涼しいと感じるくらいでした。
油は熱すぎるというほどではないけれどかなり熱く、熱によって深部に刺激を与える『お灸』と同じ効果があるのかもしれません。
冷え性にはかなり有効かも。。。
シロダーラのときは、うとうと寝てしまいましたので、リラックスするのは確かです。

本当は、すぐにシャワーを浴びずにオイルや薬草を体に浸透させるほうがより有効らしいのは、アロマトリートメントと似ています。
しかし、オイルまみれで数時間いなければならないのは、かなりきつい、と思いません?

Vedanta Ayurveda のページによると、

アビヤンガ
リラクゼーションとリフレッシュのために、ハーブバンドルズとハーブオイルの助けを借りて行われます。関節炎、脊椎炎、筋ジストロフィー、五十肩に有効です。

シロダーラ(積極的な瞑想)
ヘッドマッサージで前額部へのぬるい薬用液の流れは、精神的ストレスを解消します。不眠症、うつ病、副鼻腔炎、頭痛、アルコール中毒、アルツハイマーの記憶を改善するために有効です。

フェイスケア
ハーブ薬剤のパックとマッサージ。にきび、黒にきびや皺を除き、顔の輝きを高めるのに役立ちます。

スチーム療法
過剰な体脂肪を様々な毒素を除去してチャンネルを開きます。ボディ剛性に有効です。肥満や様々な筋骨格疾患に。

ハーブマッドセラピー
特殊なブレンドのハーブやエッセンシャルオイルを配合した泥は、解毒&スキンケアのために使用されます。

とあります(変な訳ですから、原文で読んでね)。

うーん、奥が深いですね。


2008年02月06日

陰掌調圧法(一指禅功)

先生が1か月おきに上海からやって来て教えてくださる気功の授業。
昨日は、1か月ぶりの授業でした。
指の動きによって、体に効く部分が異なるという一指禅功。
指の動きも、どの指をどの順番に動かしていくかによって、得られるパワーが微妙に変わっていくのです。

陰掌調圧法は、体の深部に気が浸透していくように(病が深いと気が浸透することが必要)、圧力を高めるための功法です。
馬歩站椿(まほたんとう)5分の後、手の指を親指、小指、中指などを30秒ほど順番に折り曲げていくのですが、そのとき手の指に連動して足の指も曲げていくと、より効果が高いと先生はおっしゃいます。

しかし、足の親指、小指ぐらいなら曲げられますが、人指し指、薬指となると、自分の足指のいったいどの指が曲がっているのかわかりません。
まして、中指となると超むずかしい。

それで、初心者は、手の人指し指と連動して足の親指と人差し指、手の薬指と連動して足の薬指、中指にいたっては足の5本指全部を曲げてよいそうです。(正確にいうと、最初に足の指を全部上に挙げるので、それぞれの指を地面に降ろすといった感じです)

それでも、人指し指がついてるのか、薬指がついてるのか、非常にあやしい。
いつも、動かしていればできるようになるのでしょうか。
常に靴の中で窮屈な思いをしている足指たち。
自由に動くようになるとき、体の調子も整っているのでしょうか。

2008年01月28日

中医学的治療の選び方

中医学の古典である『黄帝内経・素問・異法方宜論』には、推拿・鍼・気功・湯液・導引などが中国のどの地方から発展したかが記載されています。

東方之域、天地之所始生也。魚塩之地、海濱傍水。其民食魚而嗜鹹。皆安其処、美其食。魚者使人熱中、塩者勝血。故其民皆黒色疏理。其病皆為癰瘍。其治宜砭石。故砭石者、亦従東方来。

西方者、金玉之域、沙石之処、天地之所收引也。其民陵居而多風、水土剛強。其民不衣而褐荐、其民華食而脂肥。故邪不能傷其形体。其病生於内。其治宜毒薬。故毒薬者、亦従西方来。

北方者、天地所閉蔵之域也。其地高、陵居、風寒冰冽。其民楽野処而乳食。蔵寒生満病。其治宜灸焫。故灸焫者、亦従北方来。

南方者、天地所長養、陽之所盛処也。其地下、水土弱、霧露之所聚也。其民嗜酸而食胕。故其民皆至理而赤色。其病攣痺。其治宜微鍼。故九鍼者、亦従南方来。

中央者、其地平以湿、天地所以生万物也衆。其民食雑而不労。故其病多痿厥寒熱。其治宜導引按蹻。故導引按蹻者、亦従中央出也。

砭石は東方、毒薬は西方、灸は北方、九鍼は南方、中央は導引・按蹻、と書かれていますね。
それぞれの治療方法の長所や短所を知っていると、この症状だったらこの治療方法が最適なのではないかと選ぶことができます。

それでは、頸椎症ならどうでしょう。
総合治療が一番効くような気がしますが、日本でそれを行える治療院は非常に少ないのです。
黒龍江中医薬大学の外来での研修では、先生は推拿の手技の一つであるバン法で患者さんをどんどん治療していました。
それがドンピシャ決まれば回復が早いのですが、バン法は結構危険技なのです。(私は、これで頸椎症が出てしまったのです。)

私は、結局鍼で軽快させることができました。
推拿(もちろんバン法抜き)だと皮膚の表面に起きる摩擦で何だか痒くなって来るし、深部に欲しい刺激が足らなかったからです(皮膚に摩擦が起きないよう、しっかり推拿できる方もいらっしゃいます)。

人によっては、鍼治療そのものが苦手な方もいらっしゃることでしょう。
そういう方にとっては、それがいくら最善でも二の足を踏んでしまうでしょう。
漢方薬でも、蝉退(セミの抜け殻)が入っているものだと知っただけで、別の薬に替えて欲しいという方もいるとか。
先生は、蝉退入りの方がこの人には効くんだけどなあと思いつつ、別のものに替えたそうです。

漢方薬も、発熱しているのに誤って(たぶん自分の家にあったのだと思います。中国の事例。)附子理中丸を飲み、高熱になったりしたケースをみると、弁証を誤るとかえって症状がひどくなることもあります。
そんなときは、自然治癒力を高める方法である鍼や推拿が適しているのかな、と考えることがあります。
それに、鍼や推拿も受けるとだるくなったりするので、重病人には受けられないケースも出てくる、それなら気功が良いのでしょうか。

気滞で気が滞っている人に対する漢方薬もありますが、気が滞っているのなら直接気を動かすことができる気功が適しているとも思えますし、逆に打撲したらそのままにしておかないで、瘀血を早く散らすことができるように漢方薬を飲んだ方が良いのではないかとも。

その人の症状や向き不向きによって選ぶ治療方法は変わっていくと思いますが、中国での治療は、

総合的に治療してもらえるのは早く治したい患者にとっては嬉しいけれど、病院(黒龍江だけかもしれませんが)の料金システムにより、治療方法が増えると、それぞれに料金がかかるのです。
医師の先生方も人の子、病院側の利益も考えると自然と総合治療になるようです。

けれど、日本と比較すると漢方薬の値段といい、メチャ安です。

2007年12月27日

頸椎症で腕が痺れたその後

10月30日(火)--事故で頸椎症になってしまいました。1時間後ぐらいから、右腕が痺れてきたのですが、自覚しませんでした。
どんな事故だったのかは、聞かないでください。いろいろ不都合なことがあるので。交通事故ではない、とだけ言っておきます。
10月31日(水)--会社でデスクワークをしていて、机の上に腕を置いているだけなのに、肩から正中神経の走行に沿ってビリビリと痺れが来るのを感じ、やっと、これはただ事ではないと気づきました。
そういえば、夜、床に着き、肩甲骨が下になるとジンジンするような異常な感覚があったっけ、と、このときやっと事故との関連性を理解したのです。

そして、ここから私の闘病生活が始まります。(なんて、おおげさな)
どんな治療で、どのくらいの回数が必要だったか、同じ症状で悩んでいる方がいたら参考になると思い報告いたします。

11月1日(木)--鍼とマッサージも受けられるT整形外科へ。
鍼の本数は5〜6本を局所に刺し、電気を流した後、マッサージを。
相当、頚、肩がいかれていたせいか、終わった後は軽くなったような感じがしました。
パルスは強く、筋肉を無理やり動かすので、個人的にはあまりすきではありませんが、調子が悪いときはある程度の強刺激は必要かもしれません。マッサージも圧の強い、グイグイ押すものでした。

11月2日(金)--再び、T整形外科。
前回と同じ治療。鍼は効いているような気がしましたが、マッサージが強過ぎて頸椎の一番やられている所に向かってグイーッと押されたので、思わず痛いーっ!
原因箇所をさらに痛めつけられているような気がしました。

11月5日(月)--三度、T整形外科。
3回目ということで、電気は流さず鍼治療をして、マッサージのみ。
何となく物足りない。

11月8日(木)--T整形外科。
中国では、頸椎症の人は毎日治療に通います。黒龍江中医薬大の研修では、せっせと毎日通って来る同じ方々を大勢見かけしました。私もそれにならって、でき得る限り治療に通って早く治したい。

11月9日(金)--友人が、頚をやられたのなら〇〇先生が良いわよ、と薦めてくれたので、推拿治療。
終わった後、肩や頚が軽くなりました。

11月13日(火)--前回と同じく〇〇先生の推拿治療。終わった後は軽くなるけれど、凝った筋肉をほぐしているだけのような気もしてきて、根本の深い場所に効かせるにはちと足りないような気もします。

11月19日(月)---T整形外科。保険がきくのは治療費の自己負担が軽くてありがたい。けれど、鍼の本数も少ないし、マッサージも人によって物足りない。保険で行えるマッサージはたった10分なのだから。
先生にまだピリピリ痺れますと言うと、「あなたは、頸椎に問題があるから」とか言われ、いくら変形していても事故の前までは何の問題もなく痺れなんて何もなかったのだから、今さら頸椎に問題といわれても、治らないと匙を投げているのかと思えてきます。

11月21日(水)--やはり、頸椎症には推拿より鍼の方が効くと思い、ネットで検索したP鍼灸院へ。
鍼を局所に7〜8本打ち、やはり電気を流すのですが、2本ずつ弱い刺激から自分がオーケーを出すまでボリュームを上げていってもらえます。筋肉がビクビク動くのは大嫌いなので、ジンジン程度の弱刺激で得気を感じられるのは嬉しい。終わった後は、竹の吸い玉療法。皮膚が突っ張ります。自分で具合が悪いと感じている場所は、吸い玉をはずした後、赤黒くなっています。
治療後、先生は「良くなると思いますよ」と希望を持ってくれたので、良くならなければ困るのよと思いつつ、治療への道筋が見えてきたようで気をよくしました。
けれど、治るまで十数回治療が必要といわれ、1週間に3回来ないとだめだとも強制され、予約をキャンセルすると事前予約はできなくなりますとおどかされました。ストレスが来る鍼灸院です。

11月23日(金)--〇〇先生の推拿治療。次はいつにしますかと問われると、なかなかキャンセルしにくくて。

11月26日(月)--P鍼灸院、2回目。この前来たのはいつと聞かれ、水曜日ですと答えると、1週間に3回来ないと、十数回では治らなくて、三十数回かかると脅されました。なんて、ところなんでしょう。仕方がないので11回分の回数券(5万円)を購入し、前回もらいそこねた領収証をくださいというと、前回のはもう発行できませんですって。いったいここは...(ストレス、溜まる)

11月28日(水)--別の〇〇先生の推拿治療。推拿治療といってもアプローチの仕方が違うものです。局所へのアプローチと全体へのアプローチ。でも、やっぱり推拿だと筋肉への負担の方が大きいような気がしてきます。もっと深い部分に効いて欲しいのです。推拿はやはり皮膚や筋肉に接触するので、浸透させるテクを持っている先生たちでも、私にとっては皮膚の方が痒くなったりしてきます。

11月29日(木)--T漢方クリニック。別件でかかっていたクリニックですが、鍼灸治療もできるのを思い出し、ついでに鍼治療もしてもらおうと、今までの経緯を話しました。どこに問題があるのかを問診で詳しく聞いてくれ、選穴したのが背中や腕だけではなく、中府穴付近の(中府ではないと思います)小胸筋の束のあるところを中国針でズズッと刺激してくれ、『そうなのよ、後ろ側だけのアプローチではなく私は前の方も問題あり』と思っていたの、を実践してくれました。
P鍼灸院の回数券を買ったのは間違いでした。でも、買った以上は行かなければ。T漢方クリニックなら、吸い玉治療はなく(先生が総合治療の必要性があると思わなかったから)3千円/回で済むし、こちらの方が効果が高い気がします。

12月3日(月)--P鍼灸院、3回目。今回からは、ベッドではなく座って治療できる椅子で。
この鍼灸院のベッドは狭く、うつ伏せになっていると腕が壁について冷たくなるし、堅いベッドと堅い枕で鍼の重さがドーンと体にきます。ですから、椅子で治療の方が楽。それに、椅子治療の人の方が圧倒的に少ないらしく、
予定より早く行っても、空いていればすぐ治療を受けられます。

12月5日(水)--P鍼灸院、4回目。

12月6日(木)--P鍼灸院、5回目。

12月10日(月)--P鍼灸院、6回目。吸い玉治療を受けていて、途中でやめたくなったほど重だるい感じが来ました。背中が多少丸まった状態でいくつも吸い玉をつけていると皮膚が突っ張るので、よけい苦しいようです。背中をそり気味にするといいみたい(実際そっているわけではありません)。

12月12日(水)--P鍼灸院、7回目。毎回、どんな感じですか、と初めに聞かれるけれど、ビリビリがピリピリになってジンジンに変化してきていても、痺れていることには変わりなし。

12月13日(木)--T漢方クリニック。別件の治療のために、ついでに再び鍼灸治療も受けました。前日にP鍼灸院の治療を受けているのにひどく肩が凝った感じがしていました。T漢方クリニックの鍼治療では終わった後、肩は軽くなりました。治療方法は前回と同じ。この肩凝りは、吸い玉のせいのような気がします。

12月17日(月)--P鍼灸院、8回目。治療に通うのも、ほんと大変。お金もかかるけど労力と時間もかかります。中医薬大の試験があっても週3回の治療ははずせず、鍼治療の後はいつもより眠くなるので、頭脳を覚醒できず試験勉強が進みません。

12月19日(水)--P鍼灸院、9回目。

12月20日(木)--P鍼灸院、10回目。

12月26日(水)--P鍼灸院、11回目。思い返すと、昨日も一昨日も痺れ感は感じませんでした。12回目の治療をした後でも痺れ感がなくなるとは思わなかったので、意外。

12月27日(木)--P鍼灸院、12回目。今日で回数券は終わり。1月の予約はしないつもりです。
様子をみて、T漢方クリニックに行く予定。でも、行かなくてもすむかもしれません。今日は1回だけ、ほんのちょっぴり痺れ感があっただけだからです。

結果からいうと、初めからT漢方クリニックに行っていたなら、1か月で治っていたかもしれません。
でも、それは結果論なのでなんともいえませんが。
いえることは、頸椎症には鍼治療が効果的ということ。
人によって鍼が合わない人もいると言う人もいるけれど、それは精神的な問題(恐怖心)だと思います。
それを考えに入れなければ、推拿も鍼も知っている者としては、鍼に軍配を挙げるでしょう。

ちなみに、T漢方クリニックの先生も、国際按摩推拿師でもありますが、私の症状に対して鍼治療だけでした。


2007年11月21日

頭の湿疹その後

頭の脂漏性湿疹は、治りつつあります。
今は、ちょっと痒みがあり、頭に手をやると、他の健康な頭皮と比べて、ほんの少し盛り上がっているかな程度です。
よって、軟膏も何もつけていません。

『黄連解毒湯』『平胃散』が、劇的に効きました。
弁証があっていると、こんなに効果があるのかと感心することしきりです。良かった〜、効いてくれて。

もしかして、頭の湿疹に悩んでいる方が、このブログを読んだときのために、今までの経緯を載せておきます。

2007年5月−頭が痒いので、掻いていると掻きこわしてしまい、さらに痒いのと気になるので引っかくと、毛根ごと髪の毛が抜けるので、薄毛状態になる。

2007年6月−このままほおっておいてはいかんと思い、普通の皮膚科に行く。が、出されたのはリンデロンVというステロイド。先生は、上手く使ってください、とのこと。

2007年7月−2週間ハンガリー旅行に行っていれば、乾燥しているヨーロッパのことだから、湿疹ぐらい治るだろうとたかをくくっていたが、治らないので意外な気がした。

2007年8月−リンデロンを塗ると一時的に良くなるので、痒いときだけ塗るようにしていた。リンデロンは塗った場所は治るが、他の場所が痒くなり、まるでもぐらたたきをしているよう。だんだんあせってくる。

2007年9月−ネットで検索していて、西洋医学と東洋医学を統合したアレルギー治療をしているクリニックを見つけて行ってみた。ステロイドこそ処方されなかったが、出されたのは、消風散、亜鉛華軟膏、抗生物質の軟膏で、おまけに酸性水、ビタミンCとA、石鹸シャンプーとトリートメントを買わされ、全部で15,000円ぐらいかかった。
消風散は祛風剤、痒みがあるということは風邪のせいだから、それを消すという処方のようだが、これを飲んだら風邪をひきそうになった。ただでさえ衛表不固の人間に、発表したらよろしくないのではないかと思い、そく飲むのを中止した。酸性水は、じゅくじゅくした頭皮が、最近の温床にならないように消毒するものらしいが、これを使うと髪の毛が濡れたような状態になり、そのわりに効果があるのかどうかはっきりとわからなかったので、しばらく使ったが大部分残っている。
この中で良いと思ったのが亜鉛華軟膏。基剤がワセリンらしいので、基剤がサラシミツロウやなたね油を使った亜鉛華単軟膏の方が良いと思われるが、じゅくじゅくした湿疹を乾かすのに最適(ワセリンは鉱物油で、アレルギーを起こす人がいる)。
このクリニックの診察時間は2〜3分で、弁証などする時間はとうてい無く、消風散も湿疹に効くという対症療法的なもの。1回で行くのをやめた。

ネットで検索していて、アトピーを3か月で治す方法というサイトを見つけた(お世話になりました)。
だいぶ考えさせられたのと、友人の薬剤師と話をしていて、やはりステロイドを使うのは良くない、免疫抑制剤を使ってはその湿疹部分は治っても、抑制されていたものが別の場所に噴出してくる感じがする。ステロイドは、ただ臭いものに蓋をするだけのような気がする。ステロイドが世に出たときは、ミラクルドラッグともてはやされたらしいが、ドラッグというのは中毒性があるのを象徴しているみたいだから、極力ステロイドを使わずに湿疹を治す方向に転換することにする。

2007年10月−1週目に黒龍江に研修旅行に行き、そこで苦参丸を処方してもらう。が、便通がよくなりすぎて、夜寝る前にもトイレに行きたくなる。3日で飲むのをやめる。
それにより、外用だけしていても、体の内部で外に噴出してくるものがあるのを何とかしなくてはならない。どの漢方薬が有効なのか、虚実夾雑としている私の証に向いているものが何なのかわからない。
そこで、某漢方クリニックのことを思い出した。保険診療を希望していたのだが、先生は複雑な私の証にはかえって自費診療で煎じ薬にした方が治りが早いかもしれないという。そういうこともあるかもしれないし、複雑な証なのは自分でもわかっているので、それに従った。
出されたのは、蒼朮苦参荊芥金銀花土茯苓沢瀉地膚子石膏当帰赤芍生地黄黄耆甘草大棗
と漢方で作った軟膏。
クリニックで軟膏をもらったにもかかわらず、漢方薬局でタイツ膏(太乙膏)、ネットでサトウザルベ(亜鉛華単軟膏)を買う。いろいろ試した結果、とにかく湿疹は乾燥させない話にならないので、乾燥させたいときは亜鉛華単軟膏、痒みに対していくぶんか効くのがタイツ膏だった。クリニックの軟膏は、塗った直後だけスーッとしてあまり効いた気がしなかった。
2週間後、じゅくじゅくした湿疹はだいぶ良くなったので、煎じ薬の処方は同じまま続行。が、タイツ膏は滋陰しすぎるから使わないようにといわれて、クリニックの軟膏を2〜3日つけていたら湿疹が悪化した。このことから、煎じ薬がある程度効いたが、ばっちり効いていないことを確信した。

2007年11月−1カ月3万円もかかっていては、とても診療費を払いきれないので、保険で診療してくれるように再び要請した。そして、処方されたのが上記の黄連解毒湯と平胃散。先生はむずかしいなと言いつつ、二人で中国語で検討。平胃散は私が胃の調子が悪いということではなく、湿をとるために蒼朮を使いたかったから。黄連解毒湯にしたのは、湿疹の原因を虚火ではなく実火の湿熱と踏んだかららしい。
黄連解毒湯のように強い薬に私が耐えられるのかと思いきや、見事に湿疹を抑えている。苦寒の薬が多いので、下し気味にもなるので便通も良いけれど、下痢になるほどではない。

<関連記事>
苦参丸(湿疹に)

2007年10月10日

朝天一柱香

タイトルだけ見た人は、一体どんな香りなのかと思いますね、きっと。
これは、一指禅功の気功の中の練功の一つです。

10月からの授業はハード。
火曜日は朝9時から気功があって、夜の7時からも気功の授業。
その間、他の授業が休みなく入っていて、ご飯タイムもなし。
なんてこと、授業と授業の合間の10分のうちにいわゆる立ち食いそば屋さんで、ランチをかきこむことに。
ヘビーだわ。

中国、黒竜江の研修旅行から帰ってきた翌日の授業がこれだから、たまりません。
朝の気功の授業は、いつになく汗がだらだら出てきて、自分の体調が悪いのを確認。
夜の授業はハードな功法だと先生は予告していたのですが、やってみたらハードなんてものではない。

この朝天一柱香は、二通りの方法がありますが、朝の方はまだ良かった。
夜の方はというと、
肩幅に足を広げ、左足を一歩前に斜めに出し、右足を承山穴につけて立つというもの(右足の踵は上がってます)。
右手は軽く人指し指を立てて髪の生え際に、左手はやはり軽く人指し指を立てて脾臓の近くに持っていき、右手の尺沢穴と相対に。
足はそのままの状態で、左手を右手の尺沢穴に近づけ、そして魚際穴に動かす(1分そのまま)。
再び魚際穴から、尺沢穴に向かい、脾臓の部分で止まり(1分)。

この手の動きを9回もやるんですが、その間足はさきほどのまま。
30分ぐらいなのですが、とてもじゃないけど、承山穴につけたままなんて足が持ちません。
右足は、プルプル痙攣するし、左足の膝は悲鳴をあげるしで、ときどき右足を離さなければとても30分持ちませんでした。

途中でリタイヤする人、続出。
その方たちは、椅子に坐った状態で手の動きをしていました。
もう、汗がぼたぼた流れ落ちるし、眼には入いってくるはで、修行というのがぴったりの功法でございました。はい。

上に挙げた人指し指の感覚はどうですか、と、先生に問われても、みな足に気を取られて答えられません。
本当は、人指し指から白い気が見えて来るらしいんですけど、ね。
研修旅行から帰った翌日からこんな調子。
なんてハードな学校なんだ。

2007年09月06日

托弾板指法(水晶の玉を持って)

そういえば、先週の一指禅功の授業は、
足は左足の真ん中に右足をT字にくっつけ、左手に3cm大の水晶の玉を乗せて、右手を頭の高さまで持っていくとう法でした。
特殊な能力が開発されるというのですが、水晶には特別な力があるといわれていますから、練功の効果もさることながら水晶の力で浄化される気がしてきます。

しかし、この功法、足の筋肉はだいじょうぶだけれど、掲げている右手がつらいこと、つらいこと。
もちろん、大魚際(親指付け根のふくらみ)を左手の合谷穴に相対させたり、人指し指を引き金を引いたような形にして合谷穴に近づけたりして板指するので、その間は何となくつらさが緩和される気がしますが。

この授業の二日前に、スポーツクラブでエアロビクスのスペシャル(ビリーズブートキャンプを模したものでした)をやっていたおかげで腕や肩が筋肉痛を起こしていて、右手がどんどん下がっちゃう。
先生がやってきて、上に持ち上げようとするのですが、筋肉は言うことを聞きませんでした。
つらかった〜。
40〜50分の練功を途中で投げちゃおうかと思ったくらい。
次の週にスポーツクラブにいったとき、エアロ仲間が、やっぱり筋肉痛を起こしてその後マッサージに行った、なんて話してくれました。
足腰の方はいつも鍛えてるから、まあ大丈夫だったのですが、腕や肩をいつもは使ってなかったのが判明しましたよ。

先生が、水晶の玉の浄化法というのを教えてくれました。
1. きれいな水の中に入れておく。
2. 塩の中に入れておく。(この塩は、その後は食べれません。)
3. 太陽に当てる。
1週間に1回ぐらいでいいそうですが、仲間の一人は、毎日やっちゃいけないのかなー(太陽光にあてる方法)、なんて。
毎日やっても悪いことはないだろうとは思いますが、浄化法を授けてくれるということは、水晶が邪気を吸い取ってくれるということかしらね。

私の家には、家の真ん中に大きな水晶の玉が置いてあります。
玉は練り物(水晶の粉をガラスとまぜて成形したもの。本物だったら非常に高いです。)ですが、風水では水晶を家の真ん中に置くと良いといっておりますから。


2007年09月05日

温かい気・冷たい気

『気』は、高カロリーで...とは、中医学基礎論に記述されていることばですが、気が滞ると熱が発生するし、気は温かいというイメージがあるようです。
普通に、誰かに手をかざすと、相手は温かい気を感じることができます。
それは、『気』と『血』が、同じ速度で流れているからなのですが。

一指禅功で、
親指から小指まで細かく順に3回動かし、前腕の筋肉を緊張させ、その後手首を上下に2回動かすと、最初の温かい気に比べて涼しい気が出てきます。
そして、小指から親指まで細かく順に3回動かし、その後手首を上下に2回動かすと、今度は温かい気が発生します。

本当に、前のと比較すると涼しくなったり、温かくなったりするから、不思議。
気の運行速度の方が血の運行速度より早くなると、冷たい気が出てきます。
先生は、それを扇風機になぞらえました。

「ゆっくり風を送ると温かいけれど、速度が上がって早く回すと涼しくなる。」
なるほどね。
よし、温かい気を出した後で、扇風機のスイッチオン、フフ涼しい気になったような気がする。
それをまた元の温かい気に戻して、と。

ところで、温かい気の方が何かと良さそうな気がしますね。
なぜ冷たい気が必要なのか。
熱を出している人に、気を送るときには清熱する必要があるからです。

気は見ることはできないけれど(先生は人指し指から気が見える功法があるとおっしゃってますが)、感じることはできる。
相手が自分に気があるとか、気をつかってくれてるなんてのは、すぐわかりますよね。
不思議なパワー、『気』、です。

2007年06月21日

いい汗?

昨夜の「ためしてガッテン」は、『いい汗、悪い汗』というのがテーマでした。
巷では、ホットヨガや岩盤浴など、汗を書いて老廃物を流そうと大はやりだそうです。

でも、残念ながら、番組で調べた結果は、汗を流したからといって老廃物が出せるとはいえないとのこと。
汗は体の水分が体の外に出てくる現象ですが、エクリン腺は毛細血管から塩分をとり、その浸透圧でやってきた水を対外に出すけれど、水が対外に出るときに塩分は体内に戻すのだそうです。
この原理で汗は出てくるので、これだけみたら汗を出したからといって老廃物が外に出ることはないとか。

ただ、汗の中に塩分が多く含まれているとベタベタした汗になり、体内の塩分濃度が少なくなると筋肉の痙攣も起きやすくなり、足がつったりする。
この塩分を多く含む汗は、運動をすることによって汗をかきやすい体に調整されるので、サラサラした汗になり体温調節がスムーズにいくようになるので、夏に向け熱中症対策には非常に有効だとのこと。

番組では、自転車こぎ、ホットヨガ、サウナ、岩盤浴、半身浴で、どれが効果的な汗をかけるかを実験していました。
それぞれに、たった一人の人がついて実験したので、すべてではないがという断りつきでしたが、半身浴の人が一人だけ汗の出方が変わったかどうか実感がないという回答でした。
でも、この方の体外塩分濃度は下がっていたんですよね。
他の方法より一番下がっていたような気がしたのですが、残念ながらNHKのページでそのデータが掲載されていなかったので、確認できませんでした。

夏はシャワーで過ごすという人が多いと思いますが、夏こそ半身浴でダラダラ汗をかきましょう。
夏は、半身浴で出ている肩の部分が冷えるなんてことを気にする必要がないから、気持ちいいですよ。

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2007年05月14日

足のたこを軽視してはいけませんよ

足反射とは、足の裏や甲などに体の部分が反映されているという考え方ですが、その反映されているエリアに刺激を試みると、臓器や体の一部分の調子がよくなるというものです。

中医学のこの考え方は、耳鍼や脈診などにも現れています。
(脈診は手首の脈の位置によって、五臓の脈が反映されています。)

外反母指になると足の横アーチがなくなり、甲状腺の病気になる可能性があると、ドイツ式の足反射の本にも記述されていますが、現に私の母はひどい外反母指で甲状腺がちょっとおかしいと医者からいわれています。

ですから、魚の目やたこなども、その発生した場所に当たる臓器や体の部位に影響が出るようです。
たこや魚の目があるから、体調不良になるのか、体調不良が足に現れるのか、いずれにしても不調箇所があったら、それは足に不調がある箇所かもしれませんよ。

前頭洞(親指部分)---魚の目やたこがあったら---頭痛、めまい
三叉神経(親指部分)---指の変形があったら---偏頭痛
頚部から下(親指の内側面)---角質化した筋があったら---首や肩の慢性痛
眼(第二趾と第三趾)---たこや指の変形があったら---眼の病気
肩(小指の付け根)---たこがあったら---慢性肩こり

これらは、必ずあるというものではなく、確率が高いというものですが、もしこれらのケースに当てはまっても心配無用ですよ。
しっかり、自分で足を揉んで、足をケアすることによって体の不調を取り除きましょう。

2007年05月09日

セミナーで母指球傷めました

ゴールデンウィークは、中国式の足反射療法の集中講義に行ってきました。
そこで、クリームがすべったのと、手だけに力が入ったのとで、左の母指球を傷めてしまいしました。

手技は、使い過ぎると手を傷める可能性があるもの。
だから、ずい分気をつけていたはずなのに。
馴れない関節の使い方をしたのと、正しく体重をかけていないので、手の力だけに頼ったのがいけなかったのです。

一時は、コーヒーの入ったカップまで持ち上げられないくらいでしたが、一昨日はページをめくるのも難儀でした。
親指を大きく開くと親指の根本が痛んだり、中の方までやられている様子です。
整体なども、体を酷使する労働だから、不必要な力が入っていると体が壊れてしまいます。

しかし、足反射で指や手を傷める人っていないの?
ネットで検索してみても、ヒットしません。
こんなこと書いたらまずいと思っているのか、誰も書いていません。

負荷がかかればかかるほど、関節には負担が大きくなるので、サムウォーク(親指を曲げながら前に進みます)を多用する欧米系の足反射の方が指を壊す人が多いはずなのに、変ですね。

正しく体を使わないと、体を壊すということを身をもって知ったゴールデンウィークでした。
この分じゃ、元に戻るのに、1か月はかかりそうです。

2007年04月19日

気感って?八触って?

気功をしていると、気の感覚を感じるときがあります。
それを気感というのですが、いろいろな感覚があり、それを八触というようです。

気は熱エネルギーなので、温かくなったり、さらに熱くなったりするのは当然としても、他にもいろいろな感触が生まれるというわけ。

群馬当方医学同好会の「気のメッセージ」によると、
熱(熱い感じ)、麻(しびれる感じ)、涼(すずしい感じ)、重(重い感じ)、軽(軽くなっていく感じ)、痒(かゆい感じ)、刺(針でさされる感じ)、張(はれぼったい感じ)
と、あります。

ネットで検索すると、一番多く記述されていたのは、
八触は、動、痒、凉、暖、軽、重、渋、滑
十六触(八触に加えて)は、掉、猗、冷、熱、浮、沈、堅、軟

さらにそれらの感覚を四つに分類し、
重、沈、 堅、渋は、地に属す。
涼、冷、軟、滑は、水に属す。
暖、熱、猗、痒は、火に属す。
動、掉、軽、浮は、風に属す。
と、ありました。

練功(気功の鍛練)していくと、さまざまな感覚が生まれるらしいのですが、どうです、おもしろいでしょ。

でも、『これらの感じを何だろうとあまり追求しないほうが良いといわれています。あまり追求すると偏差といって副作用がおきます。』、とも書かれているので、これ以上は追求しないことにしましょう。

2007年04月12日

足反射の心臓の位置が違うなんて

足図1<br />
足図2<br />
前回のアジアンハーブズの続きです。

完全にベッドに仰向けになり、ぐいぐい押されると、思わず「イタタタ!!」
あまり、一生懸命押してる風にはみえないのだけれど、力はずい分入ってます。

事前に、どこか具合の悪い所はありませんかと尋ねられていたので、アレルギーで皮膚が痒いと答えたので、排泄をよくする腎系統を押されます。
ここら辺は、いつも痛いんですよね。
それに脾臓も。

やっぱり、痛い。
「痛いです」というと、「心臓です。」

「えっ、脾臓じゃないの。」
「脾臓はその下の部分です。」

へっ、西洋リフレクソロジー的には、心臓は親指側にあり、決して左の脾臓の上にはありません。
内臓中では一番重要な臓器である心臓が、西洋と中国では違うとは....何と...絶句。

訪れたのは台湾式ですが、後で中国式の足反射の図も確かめました。
確かに、脾臓の上に左足にだけ、心臓がありました。

西洋式(私が習ったのは、正確にいうとドイツ式でマルカート女史のもの)ですと、解剖学的な内臓の位置に則しているので、心臓は真ん中、そして左寄りということで、第一指付け根下辺りのゾーンにあり、左側の方が大きいけど右側にも心臓ゾーンはあるんですね。

こんな大きな違い、問題にならないのかな。
中国式の心臓の位置は、西洋式においても心臓関連部ですが、肺のエリアでもあります。

中国式を習ったときに、詳細に検証してみたいと思います。

2007年04月11日

台湾式足反射(アジアンハーブズ)

フットセラピー1<br />
フットセラピー2<br />
漢方ミュージアムに併設しているフットセラピーの台湾式足反射に行ったときのことです。

個室の中にカーテンで仕切られてベッドが二つ(二人一緒と言ったので、この部屋になったのかもしれません。お一人様なら、すぐご用意できますが、お二人様なら15分後と言われたので)。

雰囲気のある木の桶に漢方薬が注がれ、それで足浴してからいよいよリフレクソロジーです。
なまぬるい寝てしまいそうな手技ではなく、痛気持ち良いくらいなのは、大変良かったです。
部屋もホテルの部屋のようでなかなか素敵。

でもねえ、せっかく比較のために50分のコースにしたのに、肝心のフット部分は15分か20分ぐらい(両足で)で、後はレッグ部分をぐいぐいアロマオイルマッサージ。

そして、仰向けになってくださいと言われたときは、30分コースの友だちが終わったときだから、20分は仰向けでレッグ部分をマッサージされたことになります。

50分を超えるコースにはレッグ部分のマッサージをつける所が多いですが、フット部分がこんなにも少ないのは、足反射のゾーン部分がアバウトだからかしら、と変に邪推しちゃいました(友だちも同意見です)。

終わった後は、足は軽くレッグは細く、足も靴に入れたときに小さくなった感はありましたが、どうも未消化な感じがして。。。。

足の指部分は頭や目、耳といった大切な反射エリア。
そこを丁寧にやっていると、時間は当然かかるんですけどねえ。

適当にすっ飛ばされると、何だかなあー、になっちゃうわけです。

2007年03月30日

均整法

1月に行った均整法の施術院のことです。
体の歪みを矯正し、筋肉・内臓・リンパの活性化をはかります

と、アピア均整院のごあいさつに書かれていました。
『骨盤叩きダイエット』などの本を出されていて、本を買ったことから興味を持ち訪れてみました。

体を整えるといっても、バキバキボキボキと荒っぽいのはちと遠慮したい。
しかし、ソフトでどこまで効いた気がするのか甚だ疑問。
まっ、試してみないとわからない。

てな訳で興味津々で行ったのですが、期待感が大きかったのか、私が鈍いのか、満足感は得られませんでした。
いろいろな体位をさせられて、非常にソフトに微妙な脊椎のズレを治してくださったようなのですが、自分ではよくわかりませんでした。

違いがわからなくとも、満足できたかというと、満足感はほとんどなしの状態でした。
こういう施術院というのは、むずかしいですね。
たとえば、揉み返しが来るほどの揉み方だと(下手で強いとよくある)、二度とそこへは行きたくないと思うでしょうし、何も変わらないと思われれば、やはりリピーターにはならないだろうし。

お客さま、もしくは患者さんたちは、お金を払っている以上、それに見合った施術を求めているので、割に合わないと思われればすぐによそに行ってしまいます。

テクニックがそれほど上手くなくとも、話を聞いてくれてリラックスできるという理由で行く人もいるかもしれません。
しかし、私の隣のベッドで施術していた人は、受けている人に対して馴れ馴れしく友だちことばで、ずっとしゃべり続け、それは私の施術されている間続いたのでした。
個室を用意しろとはいいませんが、各プライバシーも尊重してほしいもの。
何だか、気になりました。

施術者はトークも必要、という意見もあるけれど、話をしたいと思っていないお客さまもいるはず。
そして、施術に集中するためには気が散るのであまり話をしたくないと思っている施術者もいるのです。

2007年03月28日

足神という足浴剤

足神<br />
「水晶泥の足浴剤」の続きです。

『足神』、
何だかぎょうぎょうしい名前がついているけれど、それはとっても中国的で、効きそうな足浴剤。

使い方は、
1号剤30gを先に加えて沸騰したお湯(2公斤。1公斤=1kgでいいのかしら。)を加えて5分、再び沸騰したお湯を3公斤加え、室温になったら2号剤30gを加える。
この1袋は60g入りなので、2袋を半分ずつ使うということらしい。(なぜ、そんなしち面倒なことを)

主要成分としては、高分子材料、鉱物泥、姜汁、紅花油、保湿因子、GFBF因子、玉[氵吉]新等。

花山爆発後の鉱物泥、佐(君臣佐使の佐です。補佐の意味。)として現代高分子材料と、高い効き目の殺菌剤である玉[氵吉]新を使っているとあります。

高分子材料は、瞬時に膨らんで水晶顆粒となり、足に対する刺激への緩和剤となり、血液循環を促進し、疲労を除き、身心を愉悦する。
鉱物泥、姜汁、紅花油は、保温を持続させ、火熱し、足を瞬く間に温め、袪風袪湿、通経活絡、活血、化瘀の効果がある。
玉[氵吉]新は、高い殺菌消炎作用があり、除菌し、痒みを止め、皮膚をさわやかにする。

う〜ん、『足神』という名に恥じず、足浴としての効果を盛り込んだ浴剤のようです。

([氵吉]は、さんずいに吉で一文字です。)

2007年03月23日

水晶泥の足浴剤

最初に足裏反射の授業に出たときに、フットバスに入れたのは、何と、バスクリンでした。
エエーッ、バスクリンなのー。

それ以来、ずーっとバスクリンを使い続けていたら、とうとうそれがなくなってしまいました。
先週、それの代わりに先生が取り出したのは、漢方薬入りの足浴剤です。

『水晶泥』とは、これいかに...... ボコボコ泡立つフットバス。
漢方薬の匂いは立ち込め、足を取り出すと------ 足に水晶のような玉がいくつもいくつもくっついて。
それは、まるで水疱瘡にでもなったような病気の足のよう。
ひえっ、何なのこれー。
おまけに、タオルで足を拭くとその水晶の玉はポロポロと、まるで鱗が落ちるようにこぼれ落ちます。

「先生ー!、ポロポロ床に落ちますけどいいんでしょうかー。」
「はい、それが水晶泥ですね。」

先生、言った意味を理解してくださったんでしょうか。
床が鱗だらけですよ。

さらに、これには後日談があります。
翌週、「先生、今週も漢方薬入れますか。」
「水晶泥は、流しが詰まってしまうので、使えません。」

ハハハ、流しが詰まったとかいってたのは、水晶泥のせいだったのね。
(後で、使用後の袋を取っておいて、何が入っていたのか確認すればよかったと後悔しました。それで、別の水晶泥(水晶泥もいろいろあるみたいです)を、後学のためにちょっと借りてきました。後日、アップします)

2007年03月14日

南陽では足裏反射が盛ん

「足裏って体力使うの?」

と、夫が突然尋ねました。
先日の朝日新聞の記事で、疑問が湧いたようでした。

その記事によると、中国南陽の農村地帯では、足反射に携わっている人が多いということでした。
足反射のチェーン店が、技術を養成する学校を開き、先生は足反射の国家資格を持っているということや、体力を使う仕事なので、35歳くらいまで、とあり、すぐに現金収入になる足反射の技術を習得した稼ぎ頭の女性の中には、父親の借金を7割方返済したということでした。
でも、その女性は、お金を貯めたら、企業の秘書になりたいんだとか。

整体のように、ボディ全般にアプローチしなければならない仕事に比べれば、足反射そのものがそれほど体力を必要とするとは思えないので、相当の人数の客をこなしていると推測されます。

だからなのでしょうか。
「心をこめて揉んでいる」というわりには、別の職業を望んでいるのは、やはり肉体労働だと感じているからでしょう。
足部反射療法は、中国では医療として位置づけられつつあるというのに、残念なことです。
まあ、新聞の記事の書き方が、出稼ぎ労働者扱いのような気がしましたから、当然かもしれません。


2007年02月09日

リンパドレナージュに行ってみたら

むくんでいたら、リンパの流れがよくないのかもしれないから、リンパドレナージュに興味を持つのは当然のことかもしれません。
リンパ浮腫の人のために開発されたと言われているリンパドレナージュですが、医療用というより美容のためにエステで行われる方が多いのではないでしょうか。
それも、オイルを使ってやさしくやさしく、ソフトな刺激、筋肉に働きかけるのではなく、リンパ管に働きかけるには、柔らかい刺激が必要なようです。

言葉では理解できても、どんなものなのかを知るには、実際試してみなければわからないこと。
できるだけ医療系に近いものということで、LPAドレナージュサロン銀座というところにおじゃましてみました。(最近、お金がかかるなあ。)

オイルを使わない手技で、リンパ節に向かい軽いタッチで動かしていくと、
片足終わった段階で、もう一方の足と比べると、明らかにむくみが取れているのが実感できました。
膝を折り曲げたときに、ふくらはぎと太股の裏がくっつくけれど、そのとき違和感を感じずにすっきりしていましたもの。

おお、驚くべき効果!
もう片方の足も施術を終わると、双方の足が軽やかに。

あんなに軽くマッサージしていて、むくみが取れるんだー。
フ・シ・ギ.....

なるほど、と気をよくしつつ、料金の説明なんぞを聞いていたら、2回目以降は入会金3千円が必要なんだとか。
会員の管理とか言ってましたが、終わった後の良さを継続するためのエクササイズなどのレクチャーもなかったし、途端にそれまで気になっていた、質素なインテリアやビルの便所的雰囲気のトイレも色あせてみえてきました。
要するに、料金に見合っていないと思ったわけ。

おまけに、施術後はポッポッと暖かくなってきます、という説明だったのに、リンパがザーザー流れて涼しい感じ(あくまでも、私が受けたイメージです)。
帰りの電車の中では、お腹がムカムカ、めったに痛くならない頭まで痛くなり、いったい自分の体の中で何が起きているのかわからなくなりました。

真綿で締めつけられているような頭痛だったので、湿にやられたのかな、とか考えたり、やはり自然と一体になった整体観念を大事にする中医学とは異なり、西洋医学的アプローチは私には合わないと、考えたり。
頭重感は、夜寝る前まで続き、自分の体が思うように使えない状態になりました。
頭すっきりしてたら、勉強するか、本読むかできたのに、結局テレビを見てお風呂で腰湯をし、不調を改善するべく足もみをしなければなりませんでした。

以前、カイロプラクティックも受けたことがありますが、外部から体を動かされるのは合わないみたいです。
まっ、その人その人に対応して、許容範囲を超えない程度に、けれどしっかり刺激を与えるのは、非常にむずかしいことですけど。

2007年02月07日

リ・フット(中国式リフレクソロジー)

中国足健会直属技師のいらっしゃるリフレクソロジーのサロンが、
リ・フットです(2010年現在は営業していません)。

そして、その資格のための試験を受けることのできる窓口にもなっています。
臨床で数多くの経験を積み、なおかつ中医学的知識も持ち合わせていないと受からないそうです。
たとえば、

セラピストは、なぜ、施術後に冷たい水で手を洗ってはいけないか?

指関節を使うことの多い中国式では、冷たい水で手を洗うことによって寒邪にやられやすい、ということなんですって。
ふう〜ん、そうなのかな。
そうだって、いわれれば、そうなのかもね。
こんなこと、他では教えてくれないよね。

台湾式に比べるとソフトといわれている中国式ですが、中国では、単なるリラックスに留まらない中医学を踏まえたリフレクソロジーを目指しているようです。

そこで、どんなふうに医学的なのか?
まあ、その辺は、興味を持った方が実際に試してみていただかないとわからないかもしれません。

私自身の体験からいうと、結構いろいろなリフレクソロジーを受けていますが、リピートしているのは今のところリ・フットのみ。
終わった後、いや、施術中にすでにトイレに行きたくなり(リフレクソロジーでは、尿からデトックスするよう排泄を促す)、ちゃあんとそれなりの量の尿が出ました。
それなりの量といっているのは、膀胱の気化が弱いせいで、トイレに行きたくなってもたいして出ないなんてことが多々あるからです。

この効果を出せるサロンって、そうありませんぞ。
普通に満遍なく足のゾーンを揉んでも、こうはいかないのよ。

2007年02月05日

中国式のリフレクソロジー

台湾ではなく、中国式のリフレクソロジーの「イノセント」というのをネットで探しました。
表参道にあるけれど、いっさい看板などは出ていないとのことで、マンションの名前を一つずつ確認しながら建物の中に入りました。
郵便受けにはイノセントと書いてあったので、一応ほっとしつつ、ブザーを押すと玄関のガラス扉が開かれました。
ごく普通のマンションの一室で、クチコミでやっているところといった雰囲気です。

リビングではネールアートを受けている人が二人、私が通されたのは奥の和室です。
床部分にフローリングカーペットを張っているけれど、壁部分は引き戸になっていたりして、モダンな雰囲気の和室でした。
駅近くなら、看板も出せるし、それを見た客が来ることもあるけれど賃料は高いし、かえって個室に分かれているマンションの方が手をあまり加えずともサロンができるとか、そうかもしれませんね。

店長にやっていただきましたが、中国式を習う前は台湾式を習っていたとかで、強めを希望したら、耐えられないくらいの強さになり、もっと弱くと所望してしまいました。
アプローチがなく、いきなり腎臓エリアにググーット押されたのでは、ひとたまりもありません。
準備段階で、気持ちよいくらいにソフトに全体的に押してから、本番に入ってくれたほうがいいなあ。

大腿部の揉みも入っていたコースにしましたが、アロママッサージをレッグ部分に行っているものでした。
スポーツアロママッサージもメニューに入っているので、90分のコースにすると、それを加えているのです。
リフレクソロジーに大腿部分が入るのは珍しいので選びましたが、リフレクソロジーという観点からすれば、ちょっとおまけで膝上部分までのマッサージで良いような気がしました。
まっ、受けてみてわかったことですが。

店長は、親指の第一関節に二つたこができていて、こういう指をしている人を見つけたら、あっこの人はリフレクソロジストだなと思っちゃうそうです。
キックボクシングやグレーシー柔術もやっているそうで、思わずパンチの打ち方などを教わってしまいました。
親指の使い方なども気軽に教えてくれる、気さくな店長です。


2007年02月02日

ソールトゥーソールはニューヨーク流リフレクソロジー

上智大学の英語科を卒業されて、ヴァーティカル・リフレクソロジー(VRT)の翻訳もされている荻野麻里さんは、表参道でソールトゥーソールというリフレクソロジーのサロンを開いてらっしゃいます。
VRTに非常に興味があったので、うかがって体験してきました。
90分のコースには、ハンドリフレクソロジーも含まれるとあったので(60分にもあるみたいです)、たっぷり施術していただこうと、このコースにしました。

青山学院大学の前の道沿いに面したマンションの一室は、顧客の満足度を考えた彼女のおもてなし空間でした。
欧米式の施術はえてしてソフトなものが多く、台湾や中国に比べると効きがいいのか悪いのか、満足感を持てるのか、いささか半信半疑で出かけた私を見事に裏切ってくれたナイスな所です。

荻野さんが出されたDVDも購入してみましたが、凝りを見つけたときに行うスクレーパー(親指で強く按揉する)が、私の受けた感じでは、第1指か第2指の関節を使っているのでは?と思うくらい、強いものでした。
やはり、そのまま米国のオリジナルを使用したのでは、日本人には受けがあまりよろしくないらしく、日本人向けにかなりアレンジしているとおっしゃっていました。

他の所とは明らかに違うのは、導入部分が比較的長いこと。
でも、この導入部でリラックスして、刺激を受け入れやすくしているように思えました。
それに手技が多彩な印象を受けたのです。
推拿的に考えると、導入部に揉法を、メイン部分では捻法や点法、かつ法などが取り入れられています。

〇〇式といわれているリフレクソロジーの世界、アメリカ式もなかなかのものですぞ。

2007年01月29日

シェークスピアハーブでリフレクソロジー

何気なく、外堀通りを歩いていたとき、英国式のリフレクソロジーをやっているお店を見つけました。
西新橋にあるシェークスピアハーブです。

英国式は、やんわりとした刺激で、私のように痛気持ちいいくらいの刺激を欲している人には向かないのではと、最初のうちは興味を示したりしなかったのですが、何事も経験、経験。
どんな手技なのかは、自分で試してみないと....

そして、どんな感じかを知るためには、眠ってしまってはいけません。
....
しかし、痛い刺激とはほど遠い、ソフトもソフトな手技に、あえなく眠りに陥ってしまったのでした。

やっぱり、英国式リフレクソロジーは、リラックスしたい人が対象です。
お店の人も、眠りにつきたい人たちがやって来るって、言ってましたもの。

リフレクソロジーを世間知らしめたのは、英国式のおかげかもしれませんが、医療技術という点では足反射が病気やその手前の不調に効くと考えている人は、少ないのではないでしょうか。
気持ち良さだけを追求している人たちって、多いですもんね。

2007年01月24日

造顔マッサージって良い感じ

著者については、ご存じの方が多いかも知れません。
テレビに出演されたりしている田中宥久子さんのDVD付きの本です。

以前に出版されていたときは、「7年前の顔になる」というサブタイトルがついていたようですが、今回は、何と、
『10年前の顔になる』
です。

すごいですねえ。
彼女は、100歳になったときの自分が楽しみ、とまでおっしゃってますから、このマッサージの効果をご自身で体感してるんですね。

私めは、DVDを見ながらマッサージをしたのは、まだたったの2回です。
でも、さきほど鏡を見たとき、何だか小顔になっているような気がしました。
それで、いったん立ち去りかけたのに、また戻って鏡を見直してしまいました。
顎のラインが、いつもよりすっきりしているように感じましたので、それで小顔に見えたようです。

これは、いけそうなマッサージです。
期待が高まりますねえ。

どんなマッサージかというと、皮膚に働きかけるのではなく、筋肉に対しての凝りを取って、リフトアップさせるものです。
指の先を使うのではなく、指の先から第二関節ぐらいまで、指全体を使って、筋肉に圧力をかける、そんな手技なのです。
母指球(親指側のふっくらしたところ)を使って、ググーッと筋肉を持ち上げるというのもあります。
一つの動作は、だいたい3回行い、それぞれ11ステップありますが、数分で終了します。

ボディの筋肉をストレッチするだけでなく、顔の筋肉もほぐしてあげなければ、ね。

2007年01月23日

セリブラルセラピー(インディアン・ヘッドマッサージ)

興味のあるもの、何でも試していると思われそう。
自分自身が、おっこれはイケル、と感じるものを探しているんですよね。

だから、人が何といおうと、自分にとってバッチリなら、それも習っちゃおうという気になります。
1回だけ受けて、クライアントを満足させるのは本当にむずかしいことだと思いますが、何か他とは違うと感じるものがなければ、リピーターになったりはしないと思いませんか。

セリブラルとは脳を指すらしく、オイルを使うけれど、タッチそのものはかなりソフト。
深呼吸に合わせて、紫色や藍色を想像する(脳にとって良い色だそうです)ところは、脳を癒すということに主眼をおいているようです。
オイル少量といっても、施術が終わるとポマードを塗った頭のようになります。

インドでは、習慣的に朝、オイルマッサージを頭にするそうですが、その後はシャワーを浴びてるんでしょうか。
あの、ヘアースタイルなら、そのまま状態かな。

人によって感受性が異なるので、受けたい刺激の量は違いますが、私はどちらかといえば「痛気持ち良い」くらいのものが好きなので、ソフトなのはちともの足りません。
もちろん、柔らかい刺激は皮膚に対して、さらに強い刺激は筋肉に対して、もっと強くなれば骨に対して与えることになるので、どこに効かせるのかによって手法が変わるのは当然ですが。

頭は、結構、皮膚がつっぱっていたり、筋肉が凝っていたりする部分。
推拿では、頭に「こん法」をするとき、手背ではなく、四肢関節こん法を使います。(先日の授業まで忘れてましたが。)
肉の柔らかい所ではなく、関節のゴツゴツした部分を使うということは、より強い刺激が頭には必要ということです。

ですから、セリブラルセラピーは頭そのもののマッサージというより、疲れた脳のためのヒーリングマッサージですね。

私が受けたのは、日本セリブラルセラピー協会 認定のセラピストのところで、クオーレという所です。
ご自宅でやっているサロンで、随所にこだわりのインテリアが感じられるところでした。

終わった後、1時間ぐらいの間に2度もトイレに行きたくなったのは、初めての経験でした。
アロマオイルマッサージだからでしょうか。
排泄を促す効果が高いのかしら。

2007年01月21日

どんな水が良い水なの?

ご存じ、骨粗鬆症とはカルシウム分が不足して、骨がスカスカ状態になる病気です。
特に、更年期を過ぎると女性ホルモンが不足してきて、さらにその危険性が増してきます。
そこで、カルシウムを積極的に摂取したくなるところですが、カルシウムは有機的に結合した状態、つまり有機ミネラルの状態の方が無機の状態より人体に吸収しやすいといわれています。

有機ミネラルっていったい何だ、
ということになるのですが、

植物や動物に含まれているカルシウムが有機的に結合されたものです。
無機と有機ってのは、昔、化学の授業で習ったでしょ?
そうです。
有機とはC(炭素)と結合しているもので、一番簡単なものはベンゼン(C6H6)。
いわゆる亀の甲と呼ばれているものです。
有機化合物については、Wikipidiaを参考にしてね。

サプリメントの中には無機だと吸収しにくいので、有機ミネラルの状態のカルシウムだというキャッチフレーズのものもあります。
それは、イースト菌などと結合させているというのですが、そういうものが出てくること自体、健康食品メーカーが無機だと人体に吸収されにくいことを知っているからという逆説的読み方ができます。

ミネラルウォーターの硬度は、カルシウムイオンやマグネシウムイオンの量に応じて決められます。
ですから、これは無機ミネラルを含んだ水ということになります。

バリバリの硬水について、疑問を呈したページがありますのでそちらもごらんください。

そして、私の別サイト(ペットのページ、最近は更新ご無沙汰)に、以前、水について調べたページもありますので、興味のある方はそちらもどうぞ。


2007年01月17日

台湾式足裏反射・烏来

烏来<br />
銀座の烏来(ウーライ)という台湾式の足裏反射に行ったときのこと。

ある程度の強い揉み方で痛〜いと思うくらいのをやってもらいたくて、偵察がてら行ってみました。
晴海通りに面しているビルにあるだけのことはある、エレベーターを降りると、わりとゴージャスな作りでした。
でも、待合ロビーで喫煙できるようになっており、私が入ったときも喫煙男性が、私が終わって支払いをすませるときも喫煙男性がいて、煙い思いをしました。


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2006年12月20日

足裏マッサージって結構効くかも

先日、父と母に足裏マッサージをしてさしあげました。
高齢になると、加齢とともにあちこち体の不具合が出てきます。
そして、当然のごとく痛い場所が多くて、両者とも「痛い〜」。
声を発しなくても、足がどんどん逃げていく。
フフ、人が痛がってるのって、結構快感、です。

もみ返しや、鍼返しがなく副作用がないと言われている足裏反射、痛くとも後は足が軽くなるし、暖かくなります。
私が現在勉強しているのは、ドイツ式メインですが、親指が90度に屈曲するので爪が当たってチクチクすることがあります。
でも、馴れて来ると、これが結構気持ちよかったりして。

外反母趾の母は甲状腺の具合がよろしくありません。
案の定、甲状腺ゾーンでは、足をひっこめて「痛いー、もうやめてよー」。
「まあまあ、後が軽くなるし、最初は痛くても2度3度同じところをマッサージすると、痛くなくなるよ〜。」

不思議ですねえ、本当に2回目からは最初ほどは痛くなくなるんです。
先生曰く、「生徒さんがお母さんに膀胱ゾーンを毎日刺激してあげていたら、膀胱炎が治ったと聞いてます。」
毎日のように足裏マッサージをしていると、足裏がふかふか柔らかくなって冷え性も改善していく気がしますね(私のことです)。

昔、台湾で初めて足裏マッサージをしてもらったときに感じたことですが、病気の診断の補助に使えます。
痛いところ、すべて体の具合が悪いところとはいえないとしても、何らかの体の不具合が足に現れていることは確かです。

ですから、父にしてあげるときには、最初から痛いと言いそうなところがわかっていました。
けれど、私も忘れていたのですが、左側の小指をマッサージしていたとき、それまでは声に出してまで痛いといわなかった父が、「痛いよ!」と語気荒く言ったのです。
「あれ、パパの悪い方の耳は、左の耳だっけ?」
「そうよ」と、母。

おもしろいですねえ。
以前は、人の足を触る職業なんて、何となく下賤な者のやること的な見方もしていましたが、これは整体より楽しいかもしれません。

2006年12月18日

膝痛になったとき

女性は、男性より膝関節の稼働域が広いので、男性より膝関節炎になりやすいといわれています。

先日、母と話をしていて、母の姉が膝痛でマッサージに通っているという話を聞きました。
何年か前に私も膝痛になったことがあります。

駅の階段は、上がるときより降りるときのほうが、膝に付加がかかるので、とっても痛い。
だけれど、上りのエスカレーターがあっても下りのエスカレーターのない駅が多いこと。
何のためのエスカレーターなんだか、恨めしく思ったものです。

整形外科に行っても、手術するほどではないし、まだそんな年寄りではない、などと物騒なことしかいわないし、仕方がないのでグルコサミンなど痛みを緩和してくれそうなサプリメントに走りました。

さて、現在はどうなのか。
階段を降りるときに、ときどき膝に違和感を感じることはありますが、ただ一つのことを除いては他に何もしていません。
それは、歩き方を変えたことです。

母にその話をすると、母はすぐにあの例のウォーキング方法だと察しがついたようです。
そう、デューク更家さんのモデル歩きです。
一直線に、膝をまっすぐにして歩く、あの歩き方。
でも、この歩き方、習得するのが大変なんですよね。
いまだに、完璧とはいいがたい、なぜって自己流でやってるせいもあるかも。

彼のビデオを買って、くいいるように見たのですが、肝心の基本のウォーキングの方法は、ほんのちょっぴりの時間しかさいていませんでした。
後は、その応用だけ。
ですから、試行錯誤でまっすぐ歩くためには腰を回転させなければならないのかとか、ひねる必要があるのかとか悩みました。

そこに、谷川真理さんの記事を発見しました。
階段を上るときは、骨盤で上るようにするとよい、とありました。
骨盤だけが、階段を上っている様子を想像してみてください。
後は、足全体がそれについていけば良いのです。
平地をあるくときも、しかり。

モデルのようにスイスイかっこよく歩けないけれど、膝痛の恐怖からは逃れられた私。
後は、膝に付加がかからないように、あと数kg痩せれば完璧。

2006年11月24日

足裏反射もいろいろあります

足の反射療法のルーツは、インドや中国にあるとされています。
古くは、黄帝内経の足心篇に脚底按摩として記述されているそうですが、現代語訳版として出版されている黄帝内経の中には、足心篇なる篇はありません。
が、ネットで検索すると、100件ぐらいヒットしますので、中国にはあるのでしょうか。

あの有名な医者である華陀は、「華陀秘笈」の中で足心道について語っているそうですが、この書物が現存するものなのか、他の書物に引用されているものなのかはわかりません。
なぜなら、名医華陀は権力者の怒りをかってしまったために、処刑されてしまい、牢獄にいるときに著した書物を牢番にたくそうとしたけれど、巻き添えになるのを恐れた牢番が拒否したため、やむなく華陀の著作は煙になってしまったと中医学の歴史本には書いてあるからです。

足裏反射は、経絡とは別の中医学の理論なのです。
西洋医学の反射とも違います(例:膝蓋腱反射)。
体の一部分に、体全体が投影されているという理論に基づいているので、その投影する部分を刺激すると、内臓なり肩などの不快な症状がとれるということなのです。

この理論は、中医学の他の部分にも応用されています。
たとえば、
三部九候診は、手首の9箇所の脈を探ることによって五臓の調子がわかりますし、
舌は、五臓の状態を反映し、
耳は、胎児の形にあてはめられ、それぞれのツボを刺激することによって体の不調を改善することができます。

足や手もそれと同じ原理なのです。
足のある部分に傷があったりして刺激を加えられないようなときは、足と対応する手の部分に刺激を加えることによって代替的な治療を施すことができます。

中国が足裏反射の源流なのだとしたら、なぜ発達しなかったのか。
それは、纏足などが行われていた封建社会では、足に治療するという行為がすたれてしまったから。
だから、逆に、欧米の方がその反射理論を追求し、科学的に解明しようとしているようです。

その波及のおかげで、中国でも足底按摩が見直されているようですが、中国の足のゾーンはドイツ式(マルカート女史のもの)に比べると細かくないのだそうです。(私自身は見比べていませんが、先生がおっしゃるには)

ドイツ式は、腹腔神経叢(ちょうど湧泉穴のあたりなんですよね)を重要視しますが、中国式は腎臓、膀胱といった排泄部分を重要視するとか、ドイツ式は指の末節をカクカク前進させていくけれど、中国式は推拿の技法をいろいろ使うとか、違いはいろいろあります。
それに、英国式(こちらは、爪が立たないように指の末節に力を入れて押すようです)や、台湾式も加わって、足裏反射は花盛り状態ですね。

個人的には、台湾式の強い手技で、施術してもらっているときは痛いけれど、終わると足がと〜っても軽く感じるという方が好みですねえ。(理論は、ドイツ式がいいかな)

2006年10月29日

運動は最高の療法ですよね

先頃、健康保健組合から届いた冊子を読んでいて、厚生労働省が出した運動基準にようやく気づきました。
週に23エクササイズをというものですが、23エクササイズなんてかなり大変だということがわかり愕然としました(その冊子を見るかぎりでは)。
週末には、ごくごく最近は、テニス2時間とエアロビクス2時間をこなしていますが、毎日階段の昇り降りも加えないと、とてもその基準を達成できません。

夫は、駅までの道のり往復20分歩いているので、毎日1エクササイズは実行していますが、なんせ私は50ccバイクで駅まで行く身。
たまにしか乗らないとバイクのバッテリーが上がってしまうので、毎日少しずつでも乗って充電するためと言い訳しながら、もちろん楽してます。

おかげで、食べる量に比べると体に蓄積される量の方が多く、胴回りが肥満ぎみ。
これでは、メタボリックシンドロームを地で行っているようなもの。
楽していては、とても痩せられないと、奮起することにしました。

しかし、「健康づくりのための運動基準2006」によると、エアロビクス2時間では12、テニス2時間なら12なので、毎週きっちりこれらを行えば、24エクササイズではありませんか。
なあんだ、きっちりこれらをこなせば簡単にクリアーできる。

いやいや、体力維持のためにも、駅の階段の昇り降りは実行、実行。
さて、会社の階段はどうするか、10階までの昇り降りなんて非効率的だけど。

1エクササイズに相当する運動の例
活動内容 時間(分)
ボーリング、バレーボール、フリスビー、ウェイトトレーニング(軽・中強度) 20
速歩、体操(ラジオ体操)、ゴルフ(カートを使って)、卓球、バドミントン、アクアビクス、太極拳 15
軽いジョギング、ウェイトトレーニング(高強度)、ジャズダンス、エアロビクス、バスケットボール、水泳(ゆっくり)、サッカー、テニス、スキー、スケート 10
ランニング、水泳、柔道、空手 7〜8

1エクササイズに相当する生活活動の例

活動内容 時間(分)
普通歩行、床掃除、荷物の積み下ろし、子供の世話、洗車 20
速歩、自転車、介護、庭仕事、子供と遊ぶ(歩く、走る/中強度) 15
芝刈り(電動芝刈機を使って歩きながら)、家具の移動、階段の昇り降り、雪かき 10
重い荷物を運ぶ 7〜8

2006年10月05日

ビクラムヨガ(ホットヨガ)

現地インドの環境に近づけ、室温40度、湿度55%に設定したフロアで行うヨガに行ってまいりました。
今日はたまたま時間が空いていたのですが、普段はそのスタジオのスケジュールだと私が行けない時間帯ばかりだったので、最初から入会するつもりのない体験ヨガでした。

創始者ビクラム氏によると、この室温40度というのは人間が一番筋肉をストレッチしやすい温度なんだとか。
確かに、最初フロアに入ったときから汗がたらーっと出てきて、暑すぎるのではないかと感じたのですが、90分が終わって屍のポーズになるころには、空調の風が涼しく感じられるほどでしたので、暑すぎる設定とは思いませんでした。

私は、何もしないでじっとしていると、すぐ冷えてしまいますが、体を動かすとすぐ汗が出てくる体になっているので、汗が出ると体は冷えて、40度が暑すぎるとはいえなくなるのです。
サウナのほうがよっぽど暑い、まあサウナは90度以上ですから、当然といえば当然。
暑さに強い、もしくは運動慣れしている人にとっては、何の問題もない温度といえるでしょう。

90分のレッスン中厳選された26のポーズ(世界60か国で著作権を取っているそうです)を行うというので、かなり楽しみにしていたのですが(バリエーションが多いと思ったのです)、ハッと気づくとスタジオの後ろに貼ってある写真の25番目になっており、あら、後一つでおしまいだわ、となりました。

前半は立ちポーズ、後半は寝て行うものでしたが、何だか偏っていて、満遍なくいろいろな筋肉が伸ばされ普段使わない筋肉の可動性を増したいという目的にはそぐわないような気がしました。
ポーズの名前がわからないものもあるので、わかるものだけご紹介します。

英雄、鷲、ピラミッド、弓引き、三角、山、爪先立ち、ねじり、割り座、伸びた足、広げた足、コブラ、うさぎ、バッタ、背中を伸ばす、赤ちゃん、弓、膝と頭をつける、マハームドラ(口と肛門を締めて足を伸ばす)、などでした。

鋤、肩立ち、鰐、猫、ライオン、橋、手枕、鷺、魚、アーチ、鶴、V、蜘蛛、弓矢、太陽礼拝、鳩、合蹠、後ろ合掌、蛙、小人、猿、などはありませんでした。
ですから、この決められた26のポーズだけを毎回やり続けるのはあまり楽しくないなあと感じたのです。

そして、先生に相対して寝ながらのポーズをするのですが、それを終えるたびに反対側を向いて毎回シャバーサナ(屍のポーズ)を20〜30秒ぐらい行い、その後両手を上に伸ばして息を吸い、激しく息を2回口から吐いて起き上がらなければならず、そして180度また回転して先生に相対しなければなりません。

ゆっくりした動作が好みの私には、到底リラックスして楽しめるものではありませんでした。
冷房の入ったスタジオは嫌いなので、暑いのは全然かまわないのですが、気持ちよくリラックスできないのが残念でした。

セレブに愛されていて、生徒さんの中には、マドンナ、クインシー・ジョーンズ、ブルック・シールズ、キャンディス・バーゲン、シャーリー・マクレーン・ニクソン元大統領などがいるということでしたが。

2006年10月04日

ヨーガと操体法とパワーヨガ

タイトルの三つですが、つなげて1日で全部やってみました。

セミナーなどで、座る姿勢が多く、どうにも右側の肩甲骨の下の肩甲下筋と肩甲骨が癒着していて、肩甲骨に隙間がない状態がさらにひどくなってきたからです。
これがひどくなると、吐き気のような感覚まで起きてきて、これはまずい。

こういう筋肉の張った状態を薬膳で治すのは無理、しかし舒筋効果のある鍼やマッサージは自分でケアできない場所です。
こういうときは、一人でできるヨーガが最高。
それで、冷房病以来、裸足になると冷えるので、敬遠していたヨーガのクラスに行く気になったのでした。

プログラムを見ると、次の時間に操体法があり、さらにその次の時間にはパワーヨガまである日でした。
ヨーガでは呼吸法とリラックスを、操体法では気持の良いストレッチを、パワーヨガは....これってダイエット?

パワーヨガは立ちポーズが多く、動作が連続していて、、、、でも、この動作の連続は早過ぎるんじゃないの?

ポーズをキープする時間が少な過ぎるというのが、私の結論です。
私のパワーヨガに対して持っていたイメージは、ゆっくりした動作だけれどマニアックなアーサナが多い、というものでした。

見事に覆されたレッスンは、途中で放棄して出て行こうかと思ったくらいです。
中にはダースベーダーが2〜3人おり、吐くのに口から行うため、シューシューうるさくて自分の中に集中なんてとてもできません。
でも、レッスンしている人たちは多かった。
これは、新陳代謝を活発にするダイエット目的と見ましたね。

後で、ネットで調べてみると、鼻から吸って鼻から出す呼吸法で、ゆっくりした動作で、太陽礼拝のポーズなどは4.5秒ずつキープするという記載もありました。
ほら、やっぱり、もっとゆっくり行うのがヨーガじゃないの。

さらに調べていたら、ホットヨガの体験レッスンなんぞを見つけました。
サウナ状態でヨーガをするなんて、本来の瞑想にはほど遠いと思っていたのですが、興味を持ってしまいました。
ビクラムヨガ(ホットヨガ)のページでは、暑いインドの気候とはほど遠い寒い日本の気候の中でレッスンをしていると筋肉が硬くて思うように体が動かない、そこで室内を暖めてから行った結果、良い効果が得られたとのこと。
う〜ん、そういうふうに説明されると、何だか納得。
気温も40度だというし、ビバリーヒルズセレブに愛好者が多いというのも、体験してみる価値ありかも、と体験予約してしまいました。

2006年08月21日

炭健体(使い捨てカイロの代わりに)

足の裏を温められるというので、炭健体というグッズを仕入れました。
暑いはずの夏に、なんで冷房対策グッズをいろいろ買い込まなければならないのか、冷え冷えになっている我が体が恨めしい。

しかし、そうはいっても、巷で冷え性のための商品が夏に売られていること自体ニーズがあるということ、冷えで悩んでいる人は結構多いとお見受けしましたよ。

さて、この炭健体というグッズ、ソラマメのような形をしていて土踏まずのところに当てて靴下を履きます。
すると、カイロのように熱くはなりすぎず、人間の熱によって遠赤外線が発生するというしろものです。
小さいので、土踏まずに当てていてもあまりじゃまにならないし、ホニャホニャ温かくなって結構気持がいい。

低温やけどの心配はないけれど、カイロほどの熱は発生しないので、腓腹筋(ふくらはぎ)や大腿(もも)近辺の寒けには対応できません。
(風寒が、ジャンジャン上から降ってくる地下鉄では、ももが寒かった。)
圧倒的な熱エネルギーで他の部分もカバーするのか(この場合やけどしそう)、じわじわと温めてとりあえず軽減するのか、用途に応じて選ぶということでしょうか。

やさしく手洗いすると長持ちするそうです。
興味を持った方は、store-mix.com をごらんくださいませ。

2006年07月27日

脳の体内時計、内臓の体内時計

昨夜の「ためしてガッテン」は、読者からの投稿についてガッテンが再度検証した結果という内容でした。
その中で、えらく朝方になっている人の体内時計の話は、とてもおもしろいものでした。

その方は、夜7時には寝てしまい、朝は4時半頃に起きるというものでした。
普通に聞いていたら、朝にスライドしているだけなんだから、問題なさそう。
ところが、1日のうちに体温が上がるカーブが、その方は一般の人よりゆるやかで、外に出かけることはなく家の中でいつもすごしているといいます。
活動的になる昼間は、人間の体温は高いので、あまり体温が上昇しないことが外出したくないという結果につながっているようでした。

そこで、昼食後に30分の軽い昼寝をするということを2週間続けてみると、「自然と外に行きたくなった」と、スーパーに買い物にいく姿が映し出されました。
そして、以前は4時半にはお風呂に入って5時に夕食7時就寝の生活だったのが、奥様といっしょに7時半に夕食を食べられるようになったということでした。

朝方にスライドしていても、体温がきちんと上昇していれば問題はないそうですが、よくある夜型の場合に体内時計をリセットする方法も紹介されていました(前回放送したそうです)。

もし、夜の12時なんぞに夕食を食べると、胃にある体内時計が働きだし、他の内臓の体内時計たちを起こしてしまう。
脳は夜だから寝ましょうといっているのに、他の時計たちが働きだしてコントロールできない状態になるんですって。

そこで、体内時計をリセットする方法は、
朝、光を浴びると脳にある体内時計(これが他の内臓の体内時計をコントロールしている)が、朝だぞー、と他の体内時計に起きろーと指令を出します。
そこで、朝起きたら1時間以内に朝食を食べると、内臓の時計も働きだし、朝だー朝だーということになるらしい。
「脳の時計と内臓の時計を合わせる」、これが肝心です。

このリセット方法を試した方が紹介されていましたが、「何だか若返ったようだ」と言っていたのが印象的でした。
質の良い眠りを確保できるって大事ですねえ。
中医学的にいうと、夜は『腎』の時間、『気』を腎にしっかり蓄えるには、睡眠はとても重要なこと。
いろいろな中国人の先生方は、夜は12時前には寝ましょう、と、よくおっしゃいます。

2006年05月22日

気を巡らす

気が滞ったら、薬膳では、気を巡らす食べ物を取ります。
香りがあるもの(ハーブ類)や柑橘類、気を下に降ろす大根や蕪やニンジン、気を巡らせられるピーマンや苺など.....

手っとり早くハーブティーなんぞ、お好きな方にはリフレッシュされて、とっても良いと思います。

けどね、ここのところ感じるのは、
気滞なら、食べ物も良いけれど、直接気を動かした方が効きがいいのじゃないか、ってこと。

気功体操をしていると、自分自信の『気』を動かすのには、とても効果的な気がして。
両手に抱えたポールのような『気』を上げたり下げたり、自分の体の中に通したり。

気は運動エネルギーだから、留まっていると、いろいろ体のなかでは不都合なことが起きます。
イライラ、憂鬱が高じて『火』に変化したりもします。

『気』という目には見えないけれど、確実にそこにあるものを理解できると、また違った世界が開けるのでしょうね。

2006年05月15日

眠りの質が変わりました

土曜日は、久しぶりに薬膳の研究科がありました。
私がシルバメソッドのセミナーに行ったのを知っている友だちが、
「どうだったあ。」

「眠りの質が変わったわよ。
脳がグルグル活動状態が続くんじゃなくて、すぐ眠りにつけるようになった。
だから、睡眠時間が少なくても大丈夫。」

「疲れてるだけなんじゃないのー。」

ハハハ、そうともいえるかもしれない。
ウィークデイがハードだから、疲れてることは疲れてる。
この日も、本当は前回のセミナーが、先生の都合で繰り上げになり、午前中に開催されていたのでした。
私は、のこのこ午後のみ参加。

精神と肉体のバランスがとれないと、体を動かしたくなるじゃありませんか。
午前中のセミナーに出るより、自分の体のバランスをとるのに忙しかったということです。
中医学はバランスを一番重要視しますからね。

なかなか寝つかれないなんてときには、すでに布団に入っているわけで、そんなときに薬膳なんて言ってられません。
夜遅く、ご飯食べるなんてもってのほかだし、第一食後なら、さらに食べることなんてできません。
真珠入りスープぐらいは、入るのでは?

ノンノン、脳をリラックスするシルバメソッドの一テクを使えば、あっと言う間に眠りの世界へ。
どんなテクかって?
カウントダウンしていく方法とだけいっておきましょう。
これは、出し惜しみしているのではありませんよ。

情報を口外してはいけないのかなと思える書類にサインしたからです。
興味を持った方がいらしたら、シルバメソッド八王子のページをごらんくださいませ。

2006年05月08日

シルバメソッド

リラックスした集中を生み出すトレーニング法として知られているシルバメソッド。
そのキャッチコピーに、「冷え性克服」。
ん、そんな馬鹿な。
脳がリラックスするだけで、冷え性が治るのか、はなはだ疑問。

というわけで、記憶力も良くしたいけれど、「冷え性」に釣られて、受講してまいりました。
ゴールデンウィーク中、3日間も1日中セミナー室にいるのみ。
外は、からりと晴れて気持よい天気でしたね。

確かに、脳波がアルファ波の状態になると手がジンジン、ポカポカしてきて、この温かさを下に降ろせれば下半身の冷えも取れそうな気がしてきました。
しかし、極度の下半身冷えの私は、気が途中で詰まっているらしく、おまけに覚醒していないときは半分眠っている状態。

まあ、アルファ波状態になったかどうか、本人しかわからないといわれればそれまでですが、半分眠っているということは、逆にアルファ波状態になっていると確信したのです。
この辺は、本人の思い込みが大切です。
リラックスすれば、血流もよくなって温かくなる、緊張していると血管も収縮して冷えるという論理です。

よく「やる気が出ない」とか、本人が「その気になっていない」とかいうじゃありませんか。
自分自身に、思い込みというか、暗示というか、プラスの思考を授けることが、何かをなすときには重要でしょ。

そうそう、行ったって出るわけでもないのに、神経的に毎朝駅のトイレに立ち寄ってから出勤していた私。
今朝は、家のトイレを出るときに、なんとなく、
『今日は駅のトイレに寄らなくても精神的に大丈夫っ』
ていう思いが心の中に浮かびました。
トイレの前にやってきても(階段を降りると目の前がトイレのため)、入らずにはおれない誘惑も起きず、無事通り過ぎることができましたよ。

2006年04月26日

不眠に効くサルワーンガアーサナ(肩立ちのポーズ)

床についても、脳がお休み状態にならずに、なかなか寝つかれない。
そんなときは、ヨーガの肩立ちのポーズです。

B.K.S.アイアンガー著の「ハタヨガの真髄」によると、
古代の人が残してくれた最高の贈り物のアーサナが、この肩立ちのポーズだそうです。

立つことによって下垂してきた内臓を、無理なく引上げ、甲状腺や副甲状腺を刺激し、顎をひくことにより脳への血流をコントロールするので頭痛もなおり、泌尿器の疾患にも効果があるとか。
このポーズを経絡的に説明したいところですが、よくわかりません。
膀胱経は刺激されていると思うんですけど、そんなもんじゃなく、全身に効いているような気もするし。

非常に多くの疾病に対して有効なこのアーサナですが、その中でも、私が注目しているのは「不眠」に対する効果です。

肉体と脳の活動のバランスがとれずに、なぜか寝つけないときには、最近はもっぱらこの肩立ちのポーズをとり、鋤のポーズ、そして割座をしてから、お休みなさい、です。
しかし、体重増加とともに、自らの体を持ち上げ、さらに腕で支えるという行為はきつく、いいとこ2〜3分でダウンです。

これが楽々できるようになったら、体の調子も整うんでしょうね。

どんなポーズかは、下記のサイトをご参考に。

ポーズ辞典

2006年03月16日

「有機ゲルマニウム+バラエキス」の入浴剤

くすみをふせぐバラエキス配合と書かれた有機ゲルマローズ入浴剤が、スーパーにありました。
バラの香りのする浴剤かと思い、配合をみてみると漢方薬なんぞも入っていて、ちょっと試してみたくなる内容でした。

お試しに一袋のみ購入し、湯船に投入してみると、ザザーッとお湯に吸い込まれていくときから、どピンクの粉末がこぼれ落ち、お湯はピンク、ピンクに染まったのでした。
アチャー、いかん、すっごい匂い。
もっと、ほのかに匂う程度ならいいのに、これでもかこれでもかという人口香料独特の匂いがたちこめ....

ハ〜、間違えた、買ってくるべきではなかった、一袋だけでよかった。

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2006年01月08日

よもぎ蒸し

1年ぐらい、スポーツクラブには会費を払うのみでほとんど通っていませんでした。
これでは、もったいないこと甚だしい。
今年からは、一念発起して心がけてスポーツをすることにしました。

しかし、毎週テニスだけは続けていたとはいえ、エアロビクスもヨーガもアクアエクササイズも全然やっていません。そこで、本日はピラティスとよもぎ蒸しをすることにしました(スポーツクラブの中にあるのです)。

かなり以前から韓国エステでよもぎ蒸しをやっているのは知っていましたが、経験したことはなく、経験者に聞くと「結構気持ち良いわよ」とのこと。
よもぎ蒸しをする気になったのは、中医学を勉強しているのだから、よもぎの効能は知っているし、実体験する価値があると思いたったからです。

「よもぎ蒸し」なることばも聞いたことのない方に簡単にご説明しますと、
丸く穴の開いた椅子に座って、下からよもぎや生薬の入った蒸気を当てるのですが、蒸気が逃げないように裸の体をすっぽり包むマントを被ります。

マントの中は素っ裸ですので、椅子に座ったとたんに
私「アッツーイんですけど」
お店の方「穴の後ろの方に座って、暑さを調節してください。足を椅子の上にかかえて座られても良いですよ。」

ほんと、へたに穴の真中に座ったりすると、火傷しそうなほど熱い。
しかし、お灸も熱の効果でもぐさの成分を皮膚に浸透させるもの、お灸とは違うとはいっても熱による浸透ということは同じはず。
堪えうる限りは近づいて、入ること40分。
私は人と比較すると、とんでもなくすぐ冷えてしまいトイレが非常に近い体質、膀胱は実際かなり冷えていて気化が弱い。
そのせいか、だらだらたくさんの汗が出るというほどではなく、その点ではちょっと物足りない気がしました。
室内の温度をもっと上げてくれてもいいくらいでした。

ところが、終わってシャワーを浴びようとするとき、 『何なのこれは!』

下半身の皮膚が粘膜に向かって吸い込まれているような感覚です。
それは、ちょっとした驚き!!

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